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2013 .07 .21

「石巻 まちの本棚」、7月27日(土)オープン

石巻 まちの本棚オープニングをお知らせするリーフレットとポスターが完成しました!(石巻 まちの本棚 | Facebook)
石巻中心商店街アイトピア通り。かつて新刊書店「たん書房」のあった場所は、この7月、本のあるコミュニティスペース「石巻 まちの本棚」へと生まれ変わりました。
トークイベントや読書会、座談会、展示をしたり、商店街へでかけて一箱市を開いたり。
本を通じてさまざまな可能性が広がっていく、小さいけれども大きな夢につながる基地、それが「石巻 まちの本棚」です。
「わたし、本のことそんなに知らないし……」、そんな方も遠慮はいりません。
本に興味のある方、本の世界をもっと知りたい方、本棚自作の参考にしたい方、などなど、いつでもお気軽にお立ち寄りください。
石巻 まちの本棚Facebookページに「石巻 まちの本棚」オープニング企画のリーフレットが掲載されていたのでご案内します。

個人的にも昨年から調整してきた企画がこうして形になったこと、すてきなロゴやイベントの実現までこぎつけて下さった関係者の皆さまに感謝を申し上げます。

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2012 .12 .25

トーハン、ブックファーストが資本・業務提携

ブックファースト買収 トーハン、阪急電鉄から(MSN産経ニュース)
出版取り次ぎ大手のトーハンは21日、阪急電鉄の子会社で首都圏と関西に出店する書籍チェーン「ブックファースト」(大阪市)を買収すると発表した。阪急電鉄が持つ全株式を取得する。買収金額は明らかにしていない。
今年も残すところあと僅かというタイミングでなかなかインパクトのある話題。
トーハンが本格的な書店チェーンを傘下に収めるのは初めて。顧客が求める商品や売り場の課題をきめ細かく把握し、取引先店舗の品ぞろえや店づくりに生かす。
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2012 .09 .28

「空想製本屋」──本の仕立直しをお願いできる製本屋さん

“空想製本屋”に依頼する「本の仕立て直し」(Excite Bit コネタ)
ところで皆さん、「製本」ってご存知ですかね? 辞書には、こう書いてある。
「印刷物・原稿などを綴じ合わせて、1冊の書物にまとめること」。
じゃあ、「空想製本屋」では何をしてくれるのか? 同店ホームページには、こう書いてある。
「大事な一冊をお預かりし、一度ばらして糸で綴じ直し、新しい姿に仕立てます」
いいなあ。大量生産・大量消費のご時世において、こんなお仕事があるんですね。

» 空想製本屋
空想製本屋は、本と人とのあいだを繋ぐ製本屋です。
読むことの手触りを忘れないために、一人一人、一冊一冊に向き合って
手作業で本を仕立てます。
ひとりといっさつを繋ぎ、本と人のあいだに立つ、そんな、本の世界の裏方でありたいと思います。
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2012 .07 .18

楽天がKoboを携え目指す先

攻防:"ヒロシ・ミキタニ" が語る。 楽天"Kobo"は、いったい誰と戦うのか?(WIRED.jp)
【雑誌『WIRED』VOL. 4より〜Kobo日本発売に合わせて、本誌に掲載された三木谷浩史へのインタヴュー記事を全文公開!】 2012年、日本の「電子書籍」がついに動くという。Amazon Kindleがローンチするほか、出版業界の動きも慌ただしい。加えてKoboだ。楽天が電撃的に買収を果たし、「Rakuten」の名を世界中に知らしめたカナダ発のeBookプラットフォーム。電子書籍をめぐるグローバルな攻防戦に名乗りを上げた日本企業のCEOに、その戦略、勝算、そして理念を訊いた。
何かまた五・七・五が浮かんだのでタイトルにしちゃいました。

さて、Koboのサービスローンチ(ハードウェアのアクティベーションとコンテンツ販売の開始)がいよいよ明日に迫りました。サービス開始に合わせてTVCMも打つそうで、楽天は(というか三木谷さんが)並々ならぬ意気込みです。

個人的には、あまりに盛り上げ過ぎちゃって、買えないとかアクティベートできないとかトラブル起きて期待が失望に変わらないよう、それだけを切望しています。

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2012 .07 .06

電書端末「kobo Touch」、代官山蔦屋や丸善、ジュンク堂に展示

楽天が丸善やTSUTAYAと連携、書店店頭に電子書籍端末「kobo Touch」展示(INTERNET Watch)
楽天株式会社は5日、大手書店と連携し、電子書籍端末「kobo Touch」を書店店頭で展示すると発表した。kobo Touchは7月19日に7980円で発売、対応する電子書籍サービスも同日より提供されるが、これに先立ちkobo Touchを体験できるようにする。
今や丸善・ジュンク堂・文教堂は紙と電子書籍を扱うオンライン書店「honto」を擁するDNPのグループ会社。そしてTSUTAYAも実店舗とネット通販サイトの「TSUTAYA オンラインショッピング」、電子書籍販売サイトの「TSUTAYA.com eBOOKs」を展開しており、楽天ブックスを擁する楽天とは競合するわけですが、まさかこれらが手を組むことになろうとは。

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2012 .07 .02

楽天の電子書籍端末「kobo」、国内発売は7月19日

楽天、185gの電子書籍端末「kobo」を7980円で7月19日発売(INTERNET Watch)
楽天は7月2日、電子書籍事業に関する記者発表会を開催。昨年11月に236億円で買収を発表したカナダの電子書籍事業者Koboのサービスを日本国内でも展開すると発表した。電子ブックリーダー「Kobo Touch」は日本語対応し、7980円で7月19日に発売。7月2日17時よりKoboの特設サイトで「Kobo Touch」の予約受付を開始する。
いよいよ来ました。7,980円とはかなり意欲的な値付けですねぇ。

電子ブック楽天<kobo>

» 電子ブック楽天<kobo>

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2012 .06 .26

アマゾン「Kindle」、間もなく日本で発売開始?

アマゾン、国内でKindleをまもなく発売(CNET Japan)
Amazon.co.jpは6月26日、電子書籍リーダー端末「Kindle」の近日発売を告知した。あわせて、販売開始を知らせる電子メールアドレスの登録を開始した。現時点で価格やスペック等のアナウンスはされていない。アマゾン ジャパンでは、「近いうちに詳細を明らかにする」とし、これ以上のコメントは得られなかった。
今日の昼間、アマゾンTOPページに出ていたバナーを発見して会社のみんなでザワザワしてました。さっそくCNETが取り上げましたね。さて発売日はいつでしょうか。

Amazon Kindle

» Amazon.co.jp

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2012 .06 .19

ダイソー、スマートフォン向け電子書籍に参入

ダイソーが電子書籍進出 1冊85円からの「DAISOブックス」(eBook USER)
100円ショップ「ザ・ダイソー」を展開する大創産業と子会社の大創出版は6月19日、iOS向け低価格電子書籍アプリのシリーズ「DAISOブックス」を発表した。第1弾として6月18日から「平清盛」「源頼朝」「高島易断総本部歴書館編纂運勢暦」の3アプリをApp Storeで配信している。Android版も販売しており、それぞれ価格は99円となっている。
ダイソーが電子書籍に参入とのこと。思わぬ伏兵がやって来たという感じです。

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2012 .06 .16

「TOEICテスト新公式問題集 Vol.5」

「TOEICテスト新公式問題集 Vol.5」発行。発売記念プレゼントを5名様に(マイナビニュース)
日本でTOEICプログラムを実施・運営する、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会は「TOEICテスト新公式問題集 Vol. 5」を6月20日に発行する。
お、Vol.5が出るんですね。Vol.4の発行が2009年だから3年ぶりの新板だ。
「TOEICテスト新公式問題集 Vol.5」は、オーディオCDが2枚付いた公式問題集。サンプル問題28問に加え、TOEICテストを制作しているEducational Testing Service(ETS)が、実際のTOEICテストを制作するのと同じプロセスで書き下ろした練習テストが2回分入っている。音声を担当するナレーターは、実際のTOEICテストと同様のため、テスト本番でも落ち着いて取り組むことができるという(今後のテストでは変更になる場合もあり)。
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2012 .05 .21

パートワークを電子書籍で─「デアゴスティーニ書店」オープン

デアゴスティーニが電子書店を開始、価格設定は紙面購入者用含め2種類(インターネットコム)
デアゴスティーニ・ジャパンは2012年5月16日、パソコン向け電子書籍ストア「デアゴスティーニ書店」をオープンした。同社の紙版出版物のデジタル版を販売する。対応 OS は Windows と Mac OS X。今後、iOS 版を6月、Android OS 版を2012年中に提供開始する予定。
前号そろえると100冊超えのラインナップも珍しくないデアゴスティーニのパートワーク。場所を取らない電子書籍はアリですね。

デジタル版サービス「デアゴスティーニ書店」電子書籍

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2012 .04 .14

「家庭用放射線測定器 エアカウンターS」

「一家に一台ガイガーカウンター?」竹書房が放射線測定器付き書籍を発売(日刊サイゾー)
竹書房が、家庭で放射線量を計測できるガイガーカウンター「エアカウンターS」を付録にした書籍『家庭用放射線測定器 エアカウンターS』を4月23日に発売する。
ガイガーカウンターが本の付録になる時代。まあアリかも。
「エアカウンターS」は、タカラトミーアーツが企画・開発し、今年2月よりエステーが発売しているスティック型の計測器で、これまで20万個を販売しているヒット商品。今回、竹書房で本とパッケージ化し、6, 980円で販売されるという。
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2012 .01 .04

松原治、死去

訃報:松原治さん94歳=紀伊国屋書店名誉会長(毎日jp)
松原治さん94歳(まつばら・おさむ=紀伊国屋書店名誉会長)3日、心不全のため死去。葬儀の日取りは未定。喪主は長男真樹(まさき)さん。
世間一般に知られている方ではないと思うけど、本屋に生まれて育ち、これまでの人生の多くを本屋として過ごしてきたぼくとしては書き留めておきたい話題です。

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2011 .10 .30

愛読者カードの取り次ぎサービス「i読」

これで自炊は不要? 愛読者カード返送者にのみ電子書籍を配信する「i読」(INTERNET Watch)
デジタルコンテンツのDRM(著作権管理)サービスを手がけるアイドック株式会社は21日、書籍に付属する愛読者カード(アンケートハガキ)の集計・管理代行サービス「i読(あいどく)」を発表した。
着眼点としてはうまいと思うけど、なんか残念な気がするサービスだなぁ。
出版社などは、同サービスを利用することで、カード返送者に対し、メール経由でデジタルコンテンツを配布することが可能。「紙版書籍の購入者にのみ、電子書籍を無料/有料で提供する」といった用途に応用できるという。サービスの利用手数料は、戻りハガキ1枚につき100円。電子コンテンツの有料販売時などには別途費用が発生する。
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2011 .06 .16

近刊書籍が検索できる「近刊情報サーチ」

これから発売される書籍情報の検索が可能に - 「近刊情報サーチ」(マイコミジャーナル)
フライングラインはこれから発売される書籍の情報を検索できるウェブサービス「本が好き! らぼ 近刊情報サーチ」を公開した。「一般社団法人日本出版インフラセンター (JPO)」が提供するデータを使用している。
近刊情報をどの程度カバーしていけるのか、期待してみたいサービスです。

» 「本が好き!らぼ」近刊情報サーチ

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2011 .04 .23

「ぴあ」首都圏版、休刊

情報誌「ぴあ」39年の歴史に幕 首都圏版、7月で休刊(asahi.com)
ぴあ株式会社(東京)は21日、エンターテインメント情報誌「ぴあ」の首都圏版(隔週刊)を7月21日発売号で休刊することを決めた。映画やコンサートなどの興行スケジュール情報は、これまで通りインターネットで提供する。
創刊は1972年。そんな前からあったんですね。あの圧倒的な情報量は貴重でした。

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2010 .12 .15

稀代の出版社「国書刊行会」の内情

珍書・奇書を出し続ける出版社(デイリーポータルZ)
--- 国書刊行会という名前はどこから?

竹中 「明治のころに同じ名前の版元があって、それも江戸期の有名な本を復刻して出すことをやっていた。それをいただいた。

やってることも名前も同じ。なおかつ、明治の頃に国書刊行会が出した本を復刻して出しているという入れ子構造になってる。会社名も復刻した、みたいなものですかね(笑)
国書刊行会といえば記事にあるとおり、これ売れるのか? って本を平気で出してくる稀代の名(迷?)出版社。でも気になるというか、そそられるタイトルが多いんだよねぇ。

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2010 .11 .28

岸田一郎氏のKI&Companyが特別清算

「LEON」元編集長・岸田氏設立のKI&Companyが特別清算(MSN産経ニュース)
東京商工リサーチによると、男性誌「LEON」の創刊編集長を務めた岸田一郎氏が設立した出版社、KI&Company(東京都渋谷区)が26日までに東京地裁から特別清算開始決定を受けた。雑誌の販売環境が厳しさを増すなか、2007年3月に男性向けライフイフスタイル誌「zino」を創刊したが、販売部数、広告収入とも伸び悩み、08年4月をもって休刊、同年6月30日の株主総会決議により解散していた。
2年以上前に解散していた会社が今になって清算なのかと不思議な感じもしますが、まあやんごとない事情があったのかも知れません。

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2010 .10 .17

「もしドラ」がNHKでアニメ化

NHK総合5年ぶり「もしドラ」アニメ化 - 芸能ニュース(nikkansports.com)
NHKが累計発行部数130万部超と大ヒット中のビジネス小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著、ダイヤモンド社)をアニメ化し、11年3月中旬から総合で放送することが16日、分かった。30~40代の男女を対象に、放送開始を午後10時55分と遅い時間に設定して全10話放送する。
「NHK」で「アニメ」。妙に妥当な気はする…。


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2010 .05 .11

書店組合がiPad向けに雑誌を販売

電子雑誌:iPad向けに販売 6月から東京の書店組合(毎日jp)
約600の書店が加盟する東京都書店商業組合(理事長、大橋信夫・東京堂書店社長)は11日、米アップル社の新型携帯端末「iPad(アイパッド)」向けに6月から、電子雑誌を販売することを発表した。現在運営している携帯電話向け電子書籍販売サイト「ブッカーズ」を通じて、10タイトルで始めるという。
書店サイドで雑誌コンテンツを電子媒体に加工するってのはアリなのか。理事長は東京堂書店、丸善が特任理事だし、版元も多数集まったそうなので実現するんだろうけど、違和感がある話題ではある。

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2010 .05 .03

TSUTAYA、中古本販売に参入

TSUTAYA、中古本に参入へ ネットオフと資本・業務提携(MSN産経ニュース)
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は27日、オンラインの中古書店を運営するネットオフ(愛知県大府市)と資本・業務提携したと発表した。ネットオフの発行済み株式の30%を取得した。CCCはネットオフと中古本を相互供給することで、古本事業に参入する。
新刊書店では暗黙のタブーとされてきた新刊・中古本の併売。ブックオフやTSUTAYAといった、旧来の書店ではない業態から広まりを見せています。
CCCは「TSUTAYA(ツタヤ)」内に中古本売り場「ECO BOOKS」(仮称)を設ける方針で、6月に都内の直営店でスタート。年度内にフランチャイズチェーンに広げて10店舗開設し、来年度以降は年間50店舗のペースで出店する。
新品も中古も両方一箇所で買えたほうが便利というユーザーニーズと、中古本は利幅が大きいという商売の旨みがあるので、みすみす機会損失を生む方がもったいないわけだけど。

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2010 .04 .13

国会図書館、あと7年で満杯に

国会図書館あと7年で満杯 出版点数増え納本続々(asahi.com)
国内の出版物をすべて集めて保存している国立国会図書館が、所蔵スペースの確保に苦心している。本の出版数は20年で倍増し、本の大型化も進んでいて、あと7年で満杯になりそうだ。電子データ化を進めつつも、「文化財」としての紙の状態での資料保存に力を入れるため、書棚の高さを数センチ単位で変え、利用頻度の少ない本は箱詰めすることを検討している。
それGoogle Book Searchで(ry

まあそれはそれとして、「文化財」の収集を主眼にするなら文庫や新書は電子データだけにするって判断もアリなんじゃないのかなぁ。
「一度は忘れられた出版物でも、100年後には時代を映し出す鏡になるかもしれない」。長期保存の意義をこう考える担当者は、スペースの有効活用に努める。
言い方は悪いけど、「かも知れない」でおカネ使ってるんだよね。「かも知れない」は「意義」と言えるんだろうか。。。

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2010 .03 .27

『TOKYO1週間』、『KANSAI1週間』が休刊

TOKYO1週間・KANSAI1週間が休刊へ 講談社(asahi.com)
講談社の隔週刊情報誌「TOKYO1週間」と「KANSAI1週間」が今年6月8日発売号で休刊することが23日、分かった。インターネットでの情報収集が一般的になり、部数が落ち込んでいた。
休刊の理由は「インターネットなどメディア環境の激変と、読者のライフスタイルの変化など」によるとのこと。まあそうだね。

インターネットで情報流通は変わったもの。紙の一覧網羅性が優れているとはいえ、紙のワンパッケージに多様な嗜好を納めるのはもうムリ。

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2010 .02 .03

丸善とTRC、共同持ち株会社「CHIグループ」を設立

「返品のない書店目指す」 丸善などのCHIグループが発足(MSN産経ニュース)
大日本印刷傘下の丸善と図書館流通センター(TRC)の両社は1日付で共同持ち株会社「CHI(シーエイチアイ)グループ」を設立した。同日、社長に就任した小城武彦丸善社長ら首脳が記者会見し、小城社長は「出版業界の活性化に貢献したい。両社の強みを生かし、返品のない書店作りを目指す」と抱負を述べた。
「CHI」てどんな意味あるんだろ。リリース見ても書いてないんだよなあ。
CHIグループは1日付で東証一部に上場。平成23年1月期連結業績は、売上高が1300億円、営業利益6億9000万円、最終利益は6億4000万円を見込む。
ともあれ上場おめでとうございます。石井さんは別に上場なんて興味なかったかも知れないけど。まあ、おめでたいかなと。それと、お元気そうで何よりです。。。

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2010 .01 .17

あの教科書が売れ行き好調

もう一度学びたい…大人向け歴史教科書の売れ行き好調(MSN産経ニュース)大人向けの歴史教科書の売れ行きが好調だ。老舗の山川出版社(東京都千代田区)が日本史と世界史の教科書を売り出したところ、書店で「歴史をもう一度、教養として学び直したい」とサラリーマンやOLが買い求めている。最近は歴女(レキジョ)と呼ばれる若い女性の歴史ファンが増えるなど歴史が脚光を浴びているが、2冊は歴史ブームの広がりにも一役買っているようだ。
山川の教科書。懐かしいなあ。
動機は人それぞれだけど、学びたくなった時に教科書があるのは幸せですな。

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2010 .01 .02

『ムー』創刊30年、長寿の秘訣は…

不思議に挑んで30年 雑誌「ムー」長寿の謎に迫る(asahi.com)
UFO、超能力、古代文明、都市伝説。今なら、2012年に人類が滅亡するというマヤ暦をめぐる予言か。そんな衰え知らずの「世界の謎と不思議」に挑戦してきたのが月刊誌「ムー」(学研パブリッシング)だ。2009年が創刊30周年。荒唐無稽(こうとうむけい)な見出しが並ぶ雑誌だが、科学への危機感や社会への不安ものぞく。その長寿の“謎”を調べてみた。
『ムー』って昔、時々読んでたなあ。1979年の創刊てそんな前からあったのか。

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2009 .12 .29

書店のポイントサービスは「本離れ」に歯止めをかけるか

書店ポイントサービス導入が「本離れ」の歯止めとなるか?――アイシェア調べ(japan.internet.com)
書籍離れが言われる昨今、これまではどこの書店で買っても同じ価格だっだが、大手書店で実質割引となるポイント制を導入する書店が登場した。そこでアイシェアは、同社のサービス会員に対し「書店ポイントサービスに関する意識調査」を実施、2009年12月25日、調査結果を発表した。
ネット書店では、もはやあって当然という感のある「ポイントサービス」。けれど専業書店では再販制とかオトナの事情があってなかなか実現していませんでした。
が、ここに来て三省堂書店や紀伊国屋書店が独自のポイントサービスを導入してきています。

そんな折なので興味深い調査です。

本離れの歯止め役?書店ポイントサービス開始 | リサーチのrTYPE[アイシェア]

» 本離れの歯止め役?書店ポイントサービス開始(アイシェア)

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2009 .12 .07

ルフィ、メンズノンノの表紙を飾る

『ワンピース』ルフィ、メンズノンノ表紙でモデルデビュー!(MovieWalker)
超人気マンガ「ワンピース」の主人公ルフィが、男性ファッション誌「メンズノンノ」の表紙を飾ることが明らかになった。本誌の表紙にマンガキャラクターが登場するのは、創刊から24年目にして初のこと。
さすが集英社。こんなのアリかって気もするけど。。。
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2009 .11 .15

クリス・アンダーソン『FREE』、発売前に全文を無料公開

NHK出版、"フリーミアム"をテーマにした書籍を発売前にWebで全編無料公開(マイコミジャーナル)
NHK出版は11月26日発売予定の新刊書籍『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』(クリス・アンダーソン 著)の全文を、13日から26日までの期間、1万人に限定してWebで無料公開することを発表した。すでに特設Webサイト上で公開が始まっている。
すばらしい。かつ冒険的な試み。読もうと思ったけど時すでに遅し。43時間半で1万人に達したとのことです。
完売御礼!『フリー』1万人限定の刊行前無料公開終了しました。
(Twitter / freemiumjp)
まあしょうがない。買って読もう。

つかさすがクリス・アンダーソンのネームバリューということでしょうか。出足早いですね。
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2009 .11 .14

図書館の利用が過去最高とのこと

図書館利用、過去最高 小学生は年間35.9冊(asahi.com)
登録している利用者は3403万人で、本を借りた人数は、のべ1億7135万人。貸し出された本の冊数も6億3187万冊と過去最多だった。貸出冊数は前回の04年度より5114万冊多くなっている。1人あたり年に18.6冊借りた計算だという。同省は「図書館の数が増えて利用しやすくなり、本を読む人は読んでいる」とみている。
調査ではどんな本を借りてるのかに触れていないので、「買わないで借りて済ませてるのか」の実態が分からない。単に利用が増えればいいってもんじゃないと思うので深彫りが足りないと思うけどな。

記事ネタは文部科学省の「社会教育調査-平成20年度(中間報告)」ですね。
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2009 .10 .26

大英博物館で「宗像教授原画展」開催へ

日本漫画、大英博物館に大抜擢 「宗像教授」展開催へ(asahi.com)
歴史と文化の殿堂、大英博物館が、古代史のナゾをテーマにした日本の漫画「宗像(むなかた)教授」シリーズの原画展を11月から開く。
大英博物館で日本マンガの原画展が開催される日が来るとは。しかも、その漫画家とは星野之宣さん!

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2009 .09 .07

ゴマブックス、民事再生を申請

ゴマブックスが民事再生を申請(ITmedia News)
中堅出版社・ゴマブックスは9月7日、民事再生法の適用を東京地裁に申し立て、同日、保全命令を受けた。帝国データバンクによると、負債総額は約38億2000万円。
もう業界事情にも疎くなったのでニュースとして知ってしまうのだけど。

ゴマブックスも立ち行かなくなりましたか…。最後にお邪魔したのは4年くらい前かなぁ。ずいぶんポジティブな打ち合わせで気を良くしてきたもんだけど。

まあ倒産ではなく(草思社なんかと同じ)民事再生なのでスポンサーが付けば再建もありえるわけですけどね。いいタマもそれなりに持ってるし。

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2009 .08 .25

国会図書館の「書籍ネット配信」構想

国会図書館、書籍をネット配信へ--利用料は1冊数百円程度に(CNET Japan)
Googleブック検索やAmazonのなか見!検索など、書籍の中身をインターネット上で検索できるサービスが始まっている。6月には著作権法が改正され、国立国会図書館が図書館内の資料をデジタル化できるようになった。今後はこのデジタル化した書籍をインターネットを通じて誰でも利用できるようにする考えだ。
ARGが開催した「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」というイベントで、国会図書館長の長尾さんが発表した「ディジタル時代の本・読者・図書館-我々の創造性を高めるために」という発表内容を軸にした記事だけど、かなり興味深い。

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2009 .08 .10

雑誌の「ネット配信推進」団体が設立

雑誌デジタル化の可能性探る、日本雑誌協会がコンソーシアム設立(INTERNET Watch)
日本雑誌協会は5日、「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム」の設立総会を開催した。雑誌コンテンツを配信するポータルサイトや著作権処理ルールなどを検討しながら、2011年度の事業化を目指す。雑誌の売り上げが伸び悩む中で、新たなビジネスモデルの可能性を探る狙いがある。
ステークホルダーたくさん。さてさてどうなりますことやら。

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2009 .07 .11

「希望小売価格」の新刊本

値段は本屋さんが決めて… 値引きOK本、異例の出版(asahi.com)
新刊にもかかわらず、書店が自由に価格を決められる本が出版される。中堅のポット出版(本社・東京都渋谷区)が13日に発行する「本の現場」(永江朗著)だ。出版社が小売価格を書店に守らせる再販売価格維持制度(再販制)が常識の出版界で、「非再販」本は極めて珍しく、制度に一石を投じる試みだ。
興味深い試み。だけどさして売れないだろうなぁ。

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2009 .06 .26

「責任販売制」の対象はどうして企画モノばかり?

出版業界の流通革命?返品改善へ「責任販売制」広がる(asahi.com)
小学館、講談社、筑摩書房など大手・中堅の出版社10社が、新たな販売方法「責任販売制」に乗り出した。定価に占める書店の取り分を現行の22~23%から35%に上げる代わりに、返品する際の負担を書店に求める制度だ。出版不況の中、長年の懸案だった4割に及ぶ返品率を改善する狙いがある。
『ハリー・ポッター』みたいに卸値を下げて書店のマージンを増やすかわりに返品できない「買い切り」はこれまでもあったけど、「責任販売」ってのは返品自体はできるんですね。委託販売のハードルをちょっと上げた感じかな。

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2009 .06 .25

東京マガジンバンク

雑誌の殿堂「東京マガジンバンク」が、都立多摩図書館に誕生(ダイヤモンド・オンライン)
図書館の大きな楽しみのひとつに、各種雑誌の閲覧があるが、約1万誌の雑誌を揃える「東京マガジンバンク」が、立川市にある東京都立多摩図書館内に誕生した。
がっつり時間を取って行ってみたいなぁ。

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2009 .06 .21

CGMがあればプロメディアは不要?

CGMがあればプロメディア不要? 本誌初代編集長が語る(INTERNET Watch)
オウケイウェイヴは17日、同社が運営するQ&Aサイト「OKWave」のユーザーを対象としたイベント「OKWaveファンミーティング09」を開催した。INTERNET Watch初代編集長で現在はインプレスR&D代表取締役社長を務める井芹昌信氏がゲストとして登場し、「メディアはどうなる?」というテーマをもとに、メディアの動向について語った。
CGMなるモノが増えれば増えるほど、プロメディア(この表現はちょっと違和感あるけど)は必要です。プロ「メディア」というよりかは、プロフェッショナルかな。
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2009 .06 .09

『1Q84』、発売から10日足らずで累計100万部突破

村上春樹新刊「1Q84」 相次ぐ完売、出版元も驚く(asahi.com)
5月29日に全国発売されたばかりの村上春樹さんの最新長編小説「1Q84」が、1巻の完売が相次ぐなど、異例の売れ行きを見せている。出版元の新潮社によると4日現在で発行部数は1巻51万、2巻45万。予約殺到による「発売前増刷」も異例だったが、発売から約1週間で100万部に迫る勢いに、同社も「例のない事態」と驚いている。
本はまだまだ売れる、と。

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2009 .06 .07

ブックオフ株取得、旗振り役は大日本印刷

出版業界再編、カギは大日本印刷 書店など次々傘下に(asahi.com)
長引く不況の中、出版業界が激しく動いている。今月中旬、講談社、集英社、小学館の大手3社と大日本印刷グループが発表したブックオフ株の取得は、長く両者が対立してきただけに、業界を驚かせた。筆頭株主となった大日本印刷は今回の提携を主導したほか、主婦の友社や大手書店の丸善、ジュンク堂などを次々に傘下に置いている。今後、新たな再編が生まれる可能性もある。
なかなかに衝撃的だった音羽、一ツ橋とDNPによる事実上のブックオフ取り込み。
この動きの旗振り役となったのはDNPだったとのこと。
今回、出版3社にブックオフ株取得を打診したのは大日本印刷グループだった。大日本印刷は凸版印刷に匹敵する業界最大手で、年間売り上げは約1兆5848億円。これに対し出版物の販売金額は業界全体でも約2兆円だ。
音羽、一ツ橋が直接行動に出るとなるとかなり波風が立っただろうからDNPが間に入るのは妥当だと思ってたけど、旗振り役だったとは。

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2009 .06 .05

凸版印刷と紀伊国屋書店が業務提携

凸版印刷と紀伊国屋が業務提携 大日本印刷連合に対抗軸(asahi.com)
印刷業界最大手の凸版印刷と書店最大手の紀伊国屋は1日、大学向けサービスの開発・提供で業務提携すると発表した。印刷・書店業界では大日本印刷が丸善、ジュンク堂、図書館流通センターを子会社化しているが、今回の最大手同士の提携は新たな対抗軸となりそうだ。
まあ業態だけで比較したら「すわ対抗か?」って思うわね。でも実は2年前から連携していたそうで。
両社は2年前から一部のサービスを実験的に提供してきた。「大学以外の分野でも新事業を展開できないか積極的に検討していく」として、さらに提携を強める構えだ。
出版部門や外商から見て紀伊国屋書店は大学マーケットに強い。凸版印刷、ニッチだけどいいところに目をつけたなぁ。

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2009 .05 .28

栗本薫さん、逝く

作家、栗本薫さんが死去(MSN産経ニュース)
ミステリーや時代小説などで知られた作家の栗本薫(くりもと・かおる、本名・今岡純代=いまおか・すみよ)さんが26日午後7時18分、膵臓がんのため東京都内の病院で死去した。56歳。通夜は29日午後6時、葬儀・告別式は30日午前11時、東京都目黒区下目黒3の19の1、五百羅漢寺の羅漢会館で近親者のみの密葬で行い、後日お別れの会を予定している。喪主は夫、今岡清(いまおか・きよし)氏。
あぁ・・・、「グイン・サーガ」は未完の大作になってしまったんですね。公式サイトも表示できなくなっていますね…。05-28 07:27現在表示されてます。アクセス過多だったのかな。

» 神楽坂倶楽部

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2009 .05 .13

音羽、一ツ橋、DNPがブックオフの筆頭株主に

ブックオフ株3割取得 出版不況背景に講談社、小学館、集英社など(MSN産経ニュース)
大日本印刷グループと、講談社、小学館、集英社の大手出版3社は13日、中古本販売のブックオフコーポレーションの株式計約31%(議決権ベース)を、筆頭株主の日本政策投資銀行系のファンドなどから取得すると発表した。出版不況の中、消費者の間で定着した中古本市場を取り込み、新刊本の販路活用や、店舗のノウハウ取得などを探るとみられる。
これは、、、びっくりしたなぁ。表現が適切じゃないんだけど、音羽・一ツ橋は目の敵にしてた毒をも飲むのかって印象。まあ経営としては正しい方向性だけどね。

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2009 .05 .09

主婦の友社、大日本印刷の子会社に

大日本印刷と主婦の友社、業務・資本提携に合意(asahi.com)
印刷大手の大日本印刷(本社・東京)と中堅出版社の主婦の友社(同)が8日、業務・資本提携に合意したと発表した。大日本印刷が主婦の友社の株式の39%を保有し、取締役と監査役各1人を派遣する。大日本印刷は図書館流通センターや書店の丸善、ジュンク堂をすでに子会社化しており、今回の提携で印刷から出版、流通までの体制が整う。
いや、DNPは以前から教育出版や早稲田経営出版を傘下に収めてるし、丸善も出版社なんだけど。

» DNP 大日本印刷 主要関係会社

とはいえ、DNPはこのご時勢に攻めの姿勢を強めてますな。丸善やジュンク堂といった傘下の書店を消費者ニーズの吸い上げチャネルにして主婦の友社の出版物に活かすのが狙いだそうだけど、売れる雑誌(や書籍)を作れば本業にも寄与するって、そんな単純なことなのかな。

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2009 .04 .17

たまぼん=魂を揺さぶられた本

著名人の愛読書をデータベース化した「たまぼん」(INTERNET Watch)
Webシステム開発などを手がけるオレンジ有限会社は、著名人の愛読書を検索できるサイト「たまぼん」を8日に開設した。利用は無料。現在、6503冊を登録している。
たまぼん - 著名人おすすめ本サーチ「たまぼん=魂を揺さぶられた本」ってネーミング、記憶に定着するにはちと厳しい感じがするけどアイデアとしては面白いな。

サイトに登録されているオススメ本6,503冊の入力は地道な手作業だった様子。
システム屋さんといえど手作業なんですね。お疲れさまです。。。
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2009 .03 .26

ジュンク堂、有利子負債は113億円

大日本印刷、ジュンク堂を連結子会社に 書店部門を強化(NIKKEI NET)
店舗の大型化などで設備投資が膨らんだことや出版不況の影響もあり、有利子負債は113億円とこの2年間で4割強増え財務体質の改善が課題になっていた。
先日のエントリーで引用した記事にはなかった数字が出てますね。
08年1月期の売上高は前年度比8%増の405億円、経常利益は同36%減の4億500万円だった。
ジュンク堂の2008年1月業績は、経常利益が前年比マイナス36%だったとのこと。前後が分からないので何ともですけど、利益が下降傾向で続いてるようなら有利子負債113億円というのは重いですね…。

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2009 .03 .20

ジュンク堂書店が大日本印刷の子会社に

大日本印刷、ジュンク堂書店を子会社に(NIKKEI NET)
大日本印刷は18日、書籍販売大手ジュンク堂書店(神戸市)の発行済み株式の51%を同日取得し、子会社にしたと発表した。取得額は公表していない。
丸善&TRC(+ビーケーワン)に加えジュンク堂も傘下に収めましたか。大日本印刷はその昔、「専門書の杜」というオンライン書店を自前で運営してたくらいなので書籍小売りにはよほどこだわりがあるんでしょうね。

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2009 .03 .18

角川書店グループが中経出版を子会社化

角川、中経出版を子会社化(MarkeZine)
角川グループホールディングスは、中経出版の全株式を取得し子会社化することで合意したと発表した。
うお。全然知らなかった。
中経出版は角川グループがカバーしていない、ビジネス・実用・語学などの分野に定評があり、子会社の新人物往来社は雑誌「歴史読本」や歴史関連書籍、歴史小説など、団塊の世代向けコンテンツを多数有している。また、財務体質にも優れ、連結売上高 約40億円、税引前利益約4億円と高い収益力を維持している。
新人物往来社が中経出版の子会社だってのも知らなかった…。

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2009 .01 .28

早くもオバマ大統領就任演説 DVDとCDが発売

すでに予約殺到!! オバマ大統領就任演説CD&DVDが緊急発売 - ゴマブックス(マイコミジャーナル)
書籍出版のゴマブックスはこのほど、バラク・オバマ第44代アメリカ大統領の就任演説を完全収録・対訳したCDブック「オバマ大統領就任演説CD BOOK」を1月28日に、DVDブック「オバマ大統領就任演説DVD BOOK」を2月1日より全国書店にて緊急発売することを発表した。CDブックは952円(税別)で、DVDブックは1,980円(税別)。
早いっすねー。しかも安い。

オバマ大統領就任演説 CD Book オバマ大統領就任演説 DVD Book

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2009 .01 .15

am/pmが1冊80円でコミックレンタルに参入

“コンビニ業界初”のコミックレンタル、ampmで試験導入(オリコン)
コンビニエンスストアのエーエム・ピーエム・ジャパンは10日(土)より、ampm市川南八幡4丁目店(千葉県市川市)にて、コミックレンタルの試験導入を始めた。
コミックの話題作・人気作3,000冊を用意してスタートとのこと。貸出料金は、当日返却が1冊80円、1泊2日が90円、3泊4日が100円。1回の貸し出しで10冊まで利用できるそうです。

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2008 .12 .19

丸善と図書館流通センターが経営統合

丸善と図書館流通センター、経営統合を発表(NIKKEI NET)
大日本印刷は16日、連結子会社で書店大手の丸善と、図書館向け書籍販売の図書館流通センター(TRC、東京・文京)を来夏をメドに経営統合すると発表した。
いや、もう何ていうか…スゲー。間接的に、だけどTRC(+ビーケーワン)が上場会社になるのか…。

経営統合の目的はあくまでも「大学や公共図書館向けの販路拡大」だけど、ビーケーワンにも資金を回して欲しいな。もちろん昔みたいにジャブジャブ使っちゃいけないけど。
統合会社の売上高を単純に足すと1300億円を超え、約1200億円の紀伊国屋書店を上回り国内最大の書籍販売会社となる。
日教販との合併は業界から反対されて実現しなかったけど、書籍販売だけの業態なら文句も言えないだろうな。むしろトーハンなんかはウェルカムかも知れない。
しかも丸善って出版部門があるものね。統合後も出版を続けるのなら取次ぎはウェルカムだろうな。

TRC+丸善なので小売りだけの業態じゃないから紀伊国屋書店と真っ向からガチンコってわけじゃないけど、心中穏やかじゃないだろうなぁ。

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2008 .12 .08

吉祥寺ロンロンにブックファースト吉祥寺店オープン

吉祥寺ロンロンに「ブックファースト」-弘栄堂書店を引き継ぎ出店(吉祥寺経済新聞)
阪急リテールズ(大阪市北区)は12月6日、ブックファースト吉祥寺店(武蔵野市吉祥寺南町1、TEL 0422-23-7671)を「吉祥寺ロンロン」2階にオープンする。
11月30日に閉店した弘栄堂書店跡にブックファースト吉祥寺店がオープンとのこと。

什器のレイアウトそのままの居抜き出店とはいえ、先月新宿に東京地区の基幹店となる新宿店がオープンしたばかり。いまのブックファーストは勢いがありますねぇ。
同店は、11月30日に閉店した弘栄堂書店の跡地に、店内配置や書籍などをそのままを引き継ぐかたちで開店する。取り扱う書籍のジャンルは、弘栄堂吉祥寺店で人気だった児童書や時代物なども継続する。
新宿、吉祥寺ともに個人的には行きやすい場所なのでちょこちょこ見に行けそうです。

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2008 .11 .27

『ルイ・ヴィトン シティ・ガイド東京 2009』

不況下の「安近短志向」で売れまくる “黒船”旅行ガイドブック(ダイヤモンド・オンライン)
11月1日、フランスの高級ブランド「ルイ・ヴィトン」が旅行ガイドブック「ルイ・ヴィトン・シティ・ガイド・トウキョウ2009」を発売した。これまで英語版とフランス語版だけだったが、今回初めて東京編を日本語で出版したのだ。定価は4200円と高価だが、フタを開けてみれば予想以上に「売れ行きは好調」(同社のPR担当者)だという。
ヴィトンの旅行ガイド。これは知らなかった。本屋だと紀伊國屋書店でしか扱ってないそうです。てか紀伊國屋書店はニュースリリースも出してたんですね。

紀伊國屋書店、『ルイ・ヴィトン シティ・ガイド 東京(日本語版)』の国内販売権を取得(PDF)
株式会社紀伊國屋書店は、『ルイ・ヴィトン シティ・ガイド 東京(日本語版)』(11 月 1 日発売予定)刊行にあたり、国内全 63 店舗の店頭、ネット書店「紀伊國屋書店 BookWeb」での販売をいたします。
ISBNは9784877383473(4877383476)とあるので一応書籍として流通できるみたい。けど直取引っぽいですね。

ルイ・ヴィトン・シティ・ガイド・トウキョウ2009LOUIS VUITTON CITY GUIDE 2009 -TOKYO- ―
ルイ・ヴィトン シティ・ガイド東京2009 (日本語版)

LOUIS VUITTON (2008/11 出版)
ISBN: 9784877383473
価格: ¥4,200 (税込)

紀伊國屋書店BookWeb


詳細
この度ルイ・ヴィトンからシティ・ガイド 東京(日本語版)が発売されました。シティ・ガイドは、ヨーロッパ、ニューヨークなどの英語版・仏語版が発売されて来ましたが、今年で10周年を迎えることから、新たに東京編、そして日本語版が発売されました。

ルイ・ヴィトン シティ・ガイド 2009 コレクションは、2008年11月1日から全国のルイ・ヴィトン ストアとlouisvuitton.comにて発売されますが、日本では、シティ・ガイド 東京(日本語版)のみ紀伊國屋書店の店頭に並びます。
いい価格の割りに売れてるそうです。競争力のあるブランドは強いですねぇ。

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2008 .11 .24

「ミシュランガイド東京2009」発表

ミシュランガイド東京、今年も登場 ☆付き173店に(asahi.com)
仏タイヤメーカー大手のミシュランは18日、レストランの格付けを星の数で示す「ミシュランガイド東京 2009」の掲載店を発表した。東京版の出版は2年目で、星付きレストランは08年版より23店増えて173店。引き続き「世界で最も星付きレストランの多い都市」という。
日本では2年目となるミシュランガイド。今年は覆面調査員が6人中5人まで日本人だったとのこと。それもあってかガイドブックはかなりローカライズされてるようです。
日本酒の品ぞろえが豊富な店には「興味深い日本酒」マーク、座敷のある店には「靴を脱ぐ」マークが登場した。
掲載されてるのがなかなか手が出ないお店ばかりなのでせいぜいガイドを眺めることぐらいしかできないですけど、こういった掲載地に合わせた対応はいいですね。

世のなかは不況感漂いまくりですけど、ミシュランガイドの集客効果はいかがなものなんでしょうね。ま、もともと人気があるお店が選ばれてることも多いのであんまり関係ないかも知れませんが。

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2008 .11 .05

手塚プロ、手塚治虫の漫画・アニメ全作を無料公開

手塚作品をネットで無料配信 手塚プロ、3年以内に全編公開 (NIKKEI NET)
手塚プロダクション(東京・新宿)は3日から「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」など故・手塚治虫氏の漫画・アニメ作品をインターネット上で無料配信する。漫画約700タイトルとアニメ約100タイトルについて、まず各作品の一部を配信。3年以内に全作品の全編をネットで無料視聴できるようにする。
公式サイト、今日になってやっと見れた。ずっと503エラーだったもんな。てかファビコンがアトムだ。かわいいなぁ。

tezukaosamu.net

tezukaosamu.net

巨匠・手塚治虫の全作品を無料で公開とは、大胆で画期的なことかも。
「リボンの騎士」や「ブラック・ジャック」「火の鳥」など2000年以前に制作されたすべての漫画、アニメ作品が対象。
現在は漫画もアニメも冒頭部分しか閲覧できないけど将来的には全巻全話を公開していくとのこと。

「ASTROBOY」がハリウッドのCG映画として製作されているように、手塚作品はすでに海外でも充分な認知と評価を受けていると思われるんですが、それでもなお広く公開していくというのは磐石を築くためなんでしょうか。それとも危機感の現れなんでしょうか。

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2008 .10 .28

手塚治虫の単行本デビュー作『新宝島』、オリジナル版で復刊

手塚治虫の「新宝島」オリジナル版、62年ぶり復刻へ(asahi.com)
手塚治虫の単行本デビュー作「新宝島」のオリジナル版が来春、小学館クリエイティブから復刻されることになった。1947年に刊行され、40万部のベストセラーになった作品。
初版刊行は1947年。実に62年前の作品が当時のオリジナル版として復刊されるとのこと。ただし、現在でも入手できる手塚治虫漫画全集『新宝島』は後年、手塚治虫本人が手を入れ、「完成」された版なのに対し、今回復刊されるオリジナル版は手塚治虫本人からすれば不本意な版であったとのこと。
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2008 .09 .29

『小学館101新書』創刊

新書激戦 小学館参入が選別の火ダネに(FujiSankei Business i)
「バカの壁」「女性の品格」などメガヒットが続出した新書市場に10月、大手では最後となる小学館が参入する。
今月創刊した「マガジンハウス文庫」は形態が文庫版なだけで傾向は他社のそれとまったく異なるのでおいとくにしても、小学館文庫は1997年創刊とかなり後発だった。そして今さら感タップリでこんどは新書に進出。
10月1日創刊の「小学館101(イチマルイチ)新書」。レーベル名は「100の上を目指す」という意味を込め、創刊ラインアップに経済評論家の勝間和代さん、ビートたけしさんら人気著者を並べた。マーケティング局の原本茂さんは「一刻も早くヒットを飛ばし、認知度を高めたい」と意気込む。
「小学○年生」といった学年誌からはじまった小学館はやはり雑誌屋。今もって書籍は得手としていないという印象が強い。そして動きが遅い。まあ大手なんてのはどこもそうだろうけど。
原本さんは「カジュアルな商品も増え、手軽に読みやすくなった。書店に専門コーナーがあるため単行本より目につきやすく、売り上げにつながると判断した」と話す。
ズレてるなぁ。むしろ抑揚のないパッケージで陳列されるから1点1点は死蔵しやすいのに。

単行本の方が単価が高い分、相対的に販促費もかけられるしパッケージが大きい分、平積みしたときの視認・認知性が圧倒的に高いですよ。

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2008 .09 .15

売れないから休刊、じゃなくてモデルを変えてけばいい

月刊誌 冬の時代 相次ぐ休刊、雑誌の今後は(asahi.com)
雑誌、特に月刊誌の休刊が相次いでいる。総合誌、ファッション誌、専門誌とジャンルを問わず、出版社の規模も大手から中堅までいろいろだ。雑誌の世界に何が起きているのか。1日に休刊を発表した講談社「月刊現代」の高橋明男編集長、集英社「ロードショー」の藤井真也編集長にいきさつを尋ね、雑誌の世界に通じるライター永江朗さんの分析を聞いた。
それぞれの編集長が言ってること、まあ現場で実務をやってきたひとのことなのでさておき、永江さんが言ってることはちょっとおかしい。
米国では書籍と雑誌をつくる出版社は別々。販売ルートも、書籍は書店が売り、雑誌は定期購読化が進んで読者の手元に直接届くスタイルが主流です。
国土が広くて人口が分散してるアメリカならではの読者直送モデルをそのままアメリカは正しい的に比較するのはズレてる。アメリカの定期直送モデルはひとつのあり方であって正解ってわけじゃないし。

あと、例えばドイツは出版社のコングロマリットが進んでるよね。なので「書籍と雑誌をつくる出版社は別々」論はアメリカの事例であって、唯一の正解ってわけじゃない。それぞれが得意な分野を持ち寄って出版共同体を作ったっていいわけだし。
従来の読者層ではなく、若い世代向けに新ジャンルを開拓する。販売チャンネルを定期購読に絞る。無料誌やウェブマガジンに転進する。今後の出版業は、従来のビジネスモデルを捨てる勇気が必要かもしれません。
「若い世代」を開拓したところで可処分所得が少ないから直接収益はあまり見込めないでしょう。単純なデモグラだけで見ちゃいけないけど、それでも可処分所得と人口動態分布から見ればシニア層をターゲットにしたほうがよくない?

それと雑誌の販売チャンネルを定期購読に絞るのも上記から、それが唯一のやり方ってわけじゃない。
フリーペーパーやウェブマガジンは基本的に広告収入モデルなので媒体力となり得る部数(やUU、PV、滞在時間)が必要。それをゼロから立ち上げるのは既存の販売(露出)ルートが整備されてる店頭売りの雑誌より、難しい。

なので、別に「従来のビジネスモデル」を「捨てる」必要はなくて、状況に応じて使い分けられればいいと思う。

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2008 .09 .02

老舗雑誌が相次ぎ休刊

ネット・携帯におされる雑誌 総合・映画誌…相次ぐ休刊(asahi.com)
講談社は1日、総合誌「月刊現代」と他の2誌の休刊を発表した。集英社も映画誌「ロードショー」の休刊を発表。マガジンハウスの若い女性向けの雑誌「BOAO(ボアオ)」、世界文化社の40代女性向けファッション誌「GRACE」の休刊も明らかになった。
単純にネットやケータイに読者を取られたから雑誌が低迷してるんだろうか。雑誌の収入源が実売以上に広告収入の比率が高いのでマス広告の低迷とは関係性があると思うけど。出稿する側はマス広告よりもターゲティングされた媒体におカネを回すようになってきてるからね。属性や嗜好に紐づいた広告はネットのほうが確かに有利。

こういう話しの持ってきかたをしちゃうとコンテンツが蚊帳の外になっちゃうんだけど。

ネットは大きな写真でじっくり見られるカタログ誌にまだまだ敵わないと思うし、長文の活字をケータイやPCのディスプレイで追うのはツライので雑誌のコンテンツから読者が離れていってるとは思えないんだよね。個人的には。

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2008 .08 .30

本のデジタル化、人力に勝る手段はない?

正解率99% ネット認証技術、書籍のデジタル化に威力(asahi.com)
古い書籍などをデジタル化しようとすると、文字のにじみや色あせで機械がうまく読み取れないことがある。でも、無数のネット利用者の力を借りると、99%の正確さを達成できた。しかも、使ったのは一見無関係な迷惑メール・迷惑ブログの対策技術――。
「無数のネット利用者の力」と聞くと「Amazon Mechanical Turk」を思い出しますね。
Amazon Mechanical Turk の用語解説(ZDNet Japan)
Amazon Mechanical Turkとは、今まではソフトウェアに実行させていた処理の中でも、人間の方が得意であると思われる作業を、開発者がウェブ上に掲示することによって行ってもらうという市場形式のことである。
本のデジタルアーカイブ化は未来に実現することを期待してることのひとつなんですが、これが難しいんですよね。

本の内容をデジタルデータ化するにはOCR(光学式文字読み取り装置)でスキャンするのが一般的と言われてます。高校とかで先生がフィルムに描かれたレジュメをスクリーンに投影してたアレね。でもOCRの識字率は20%程度なんだそうです。まあ色んな言語があるしね。
でOCR以外の手段となると人力で手入力。これはやってられないですよねぇ。

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2008 .07 .31

洋販が自己破産を申請、負債額は65億円

青山ブックセンター破綻…再建支援にブックオフ浮上(ZAKZAK)
書店チェーンの青山ブックセンター(ABC)や流水書房を運営する洋販ブックサービス(本社・東京)が31日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約54億円。
ブックオフが支援てのはすごく刺激的な見出し。しかしABCの受難は続くなぁ。
洋販のWebページ、今は403エラーになってますね。

出版業界紙の新文化によるとブックオフが支援するのは確報のよう。
支援企業として名乗りを上げた理由について、「青山ブックセンター(ABC)のマーチャンダイジングを学び、ブックオフに活用したいというのが本音。 ABCで中古品を扱うこともない。書店の運営はお任せする。もちろん、希望する社員やパート・アルバイトなどは全員継続して雇用していきたい」(広報担当者)
個性的な品揃えが仇となって一度は経営破綻したABCに何を学ぼうというのかとも思うけど。。。

MDを学びたいというのがどこまで真意かは分からないものの、「洋販ブックサービスの優先株20%(6万4766株)を(ブックオフが)取得していた関係で、支援要請を受けた」ということで、すでにある程度の関係があったことも要因だったようです。

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2008 .07 .18

東京ウォーカー、雑誌に先行してネットで新着記事を掲載

「東京ウォーカー」、紙より先にネットに情報掲載(ITmedia News)
地域情報サイト「ウォーカープラス」がリニューアル。雑誌「東京ウォーカー」の発行を待たずに、Webに記事を掲載していく。
手法としては今さら感があるけどこれは真っ当なリニューアル。雑誌よりもネットのほうが速報性には向いてるからね。
今後は雑誌の発行を待たずに随時掲載。Webに掲載した記事の反応を見て、雑誌に掲載する記事はより読者ニーズの高い掘り下げた内容にするとしている。
東京ウォーカー :東京の街ニュース&エンタメ情報ネット媒体は速報性と共に、PVや滞在時間、ブクマなどで人気を集めてる記事を計測することができるので雑誌記事の編集にすごく役立つと思う。

雑誌の売れ行きを計測することはできるけど、掲載記事の一つひとつの人気を測るのは難しいからね。

ネットで速報ベースで注目された記事に情報を肉付けして雑誌に落とし込むのはとてもいい。一覧網羅と保存性は雑誌のほうが向いてることも多いし、本屋さんとかコンビニでパラ見しただけじゃ見落としてしまう記事も事前にネットで押さえておければ忘れずにすむ(ことが多くなる)よね。

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2008 .07 .17

「ハリー・ポッターと死の秘宝」は7月23日午前5時に発売解禁

ハリポタ最終巻、23日午前5時に日本語訳の発売解禁(asahi.com)
世界的なベストセラーシリーズの最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」(静山社)が23日、発売される。
「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)発売前とはいえ、もう充分に売れただろうと思うんだけどまだこうして記事になる。ほんとお祭りですな。

10日前のエントリーを書いたとき、アマゾンの予約カウンターは7万7千だったけど今見たら8万7千になってる。
このカウンターは実数じゃないっていうけどやっぱり10日でさらに1万冊売れたのかって見てしまうよね。

そのアマゾンには初回入荷分として『ハリー・ポッターと死の秘宝』10万冊が搬入されたそう。
発売まで1週間をきった17日、千葉県市川市にあるネット書店大手のアマゾンジャパンの物流センターに、最終巻10万部が次々と搬入され、倉庫に山積みされた。このうち予約注文分だけで8万7千部。予約の数はシリーズ最多の5巻に迫っているという。
10万部って数もすごいけど予約数からすればもの凄いタイトな仕入れだね。まあ買い切り(出版社に返品できない)ってこともあるからだろうけど。

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2008 .07 .12

自分の居場所から近くの書店在庫を検索できる「hon.jp」

hon.jp、書店の在庫情報検索サービス開始(asahi.com)
この本を書店に行って今、購入したい。しかし、店に行っても在庫があるかどうか心配だ――。こんな時、携帯を使って瞬時に取り扱い書店を探し出してくれる書籍検索サービスの提供が10日から始まった。
紀伊国屋書店みたいに店頭在庫をネットから調べられる本屋さんなら念のためお店に電話して在庫があれば取り置いてもらって買いに行く──。それで充分なんだけど、このhon.jpはケータイのGPS機能を使って「自分がいまいる場所の近くで在庫がある本屋さんを検索する」ことができるというもの。

在庫があるお店を確認してから出向くのではなくて、自分がいる場所を軸にして在庫があるお店を検索するという、これまでとまったく逆の概念。

そこまで出先で思い立って買いたいというニーズがあるかどうかは微妙な気もするけど、アイデアとしてはおもしろいですね。

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2008 .07 .09

伊坂幸太郎さんが「直木賞」受賞選考を辞退

静かになりたい…伊坂幸太郎氏が「直木賞」選考辞退(ZAKZAK)
人気作家の伊坂幸太郎さん(37、写真)が、自作の「ゴールデンスランバー」(新潮社)について、15日に選考会が行われる直木賞(日本文学振興会主催)の選考対象となることを辞退していたことが8日までに分かった。
伊坂幸太郎さんが自著『ゴールデンスランバー』が直木賞の選考対象になることを辞退していたとのこと。もう5回も候補に選ばれながらもいまだ受賞していないからもういいや、ってわけではないと思うけど、「今は精神的にまいってしまってもいる」という発言がやや気になります。

個人的には芥川・直木賞の内容にはあんまり興味がなくて(そもそも小説読まないし)、まあ話題になって売れることは売れるのでお祭りみたいなもんだと思ってる。しかも、ものすごく一過的なお祭り(3ヶ月も売れ続けない…)なので慌てて仕入れるようなこともしたことないです。元本屋さんとしては。

なので、
「(受賞で)本を手に取る人たちにはあまり関心がなく、ぼくの本を本当に喜ぶ人には逆に届かなくなるような気がする」
という気持ちはとても真っ当ですね。

選考辞退は大きな判断だと思いますが、仙台でじっくりと執筆に取り組んでいただければと思います。受賞の話題やプロモーションも不要なわけじゃないけど、大事なのは著者の満足と著作の質、そして読み継いでくれる読者だと思いますよ。

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2008 .07 .08

「ナツイチフェア」リプレイスカバー版、出揃う

ジョジョ風『伊豆の踊子』!? -人気マンガ家が表紙を手掛けた名作が人気(マイコミジャーナル)
集英社は6月下旬より、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦氏が表紙を描く川端康成の名作『伊豆の踊子』など、人気マンガ家が表紙を手掛けた文庫本を発売し、人気を集めている。
少し前に取り上げた話題なんだけど今年の3作が出揃ったようなのでメモ的に。

▼関連エントリー
伊豆の踊子 by 荒木飛呂彦
昨年、太宰治の『人間失格』の表紙を小畑健さんが描いたところ、例年の10倍以上である約21万部を発行したとのこと。
「発行部数」ベースなので実売ではないけどね。『人間失格』が今年のナツイチにもラインナップされてたら・・・たぶん売れ残りじゃないかなぁ。

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2008 .06 .28

伊豆の踊子 by 荒木飛呂彦

「伊豆の踊子」表紙が“ジョジョ風”に!? 荒木飛呂彦さんが描く
「ジョジョの奇妙な冒険」で人気の荒木飛呂彦さんが表紙を描いた「伊豆の踊子」(川端康成)の文庫本を、集英社が6月末ごろ発売する。
伊豆の踊いくらなんでも安易過ぎる気がするけど・・・。

去年、小畑健が描いた「人間失格」がたいそう見たいだけど一発ネタにしておいたほうがいいと思う。

漫画家のカバーって売れるかもしれないけど、ほとんどはその漫画家が好きなひとが買うだけじゃないかな。なので読者層がそれほど広がるとは思えないな。

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2008 .06 .24

雑誌20誌が閲覧できる「X BRAND」

「DIME」「BRUTUS」など20誌の記事をネットで ヤフー「X BRAND」(ITmedia News)
ヤフーはこのほど、「DIME」「BRUTUS」「sweet」など雑誌20誌の記事の一部を閲覧できる「X BRAND presented by Yahoo!JAPAN」を開設した。
閲覧できるのはあくまでも一部。雑誌のラインナップは魅力的なんだけどね。
「DIME」(小学館)、「BRUTUS」(マガジンハウス)、「sweet」(宝島社)、「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)、「東京カレンダー」(アクセス・パブリッシング)、「BRIO」(光文社)など14社20誌から記事提供を受け、専属の編集部が再編集して掲載する。
ホントに1ページにも満たないごくごく一部なのでこれが雑誌を購入する動機になるかっていうと微妙だと思うな。

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2008 .06 .17

九天社、破産とのこと

株式会社 九天社(http://www.9-ten.co.jp/)
弊社は平成20年6月10日、破産により営業を停止いたしました。
やはり倒産していたとのこと。草思社のような民事再生法の適用(経営再建)ではなく破産の発表ということは再建の見込みが立たない状態だったということか…。

業界紙や倒産情報でも今のところ九天社の情報は出てこなかったので負債額とかは分からないのだけど。再建の目もなく一気に破産というのは厳しい。

出版社の倒産はまだまだ続くのだろうか…。

▼関連エントリー
九天社が倒産した模様

2008 .06 .16

英Times、200年間の過去記事データベースを公開

英Times、200年に渡る記事を完全デジタルデータベース化(INTERNET Watch)
英Timesはこのほど、1785年から1985年までに200年間に渡る記事を検索可能な形でデジタルアーカイブ化し、データベースを公開した。
Times Archiveすごい。確かに検索条件のプルダウンが1785年から始まってる…。

さすがに古い紙をスキャンしてるので質感が粗いけど、でもちゃんと読める。全ページ表示もできるしAjaxを全面的に使っていて、マウスでつかんでグリグリ動かしていけるから大きい新聞紙面もすんなり見通せます。

英語が弱いのでWikipediaの解説を引用しちゃうけど世界最古の日刊新聞ですって。
タイムズ - Wikipedia

タイムズ(The Times)は、イギリスの著名な英語の保守系高級紙。1785年創刊で、世界最古の日刊新聞であり、発行部数は68.8万部(2005年1月現在)を数える。 

ニューヨーク・タイムズなどの新聞社との区別のためにロンドン・タイムズ、タイムズ・オブ・ロンドンと呼ばれることもある。
新聞には論説が付きものなのでそのまま教科書的に使うことはできないけど、事実を報ずる新聞媒体の性格からして200年に渡る記事というのはすごい価値ですよ。
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2008 .06 .11

九天社が倒産した模様

九天社が営業を停止(パテログ)
そして事務所に戻って普通に仕事をしていると,tumblrやtwitter経由で九天社倒産の情報が入ってきました。ほんとか?
まだ正式な発表や報道はないみたいだけど九天社が倒産したらしいとのこと。

公式HPの 9-ten.co.jp は「メンテナンス中です。いましばらくお待ちください。」とだけの記載になってる。どうやら 06/10/2008 19:05:49 の更新だったみたい。
今となってはどういう位置づけのHPなのか分からないんだけど、 9-ten.com には「九天社は2008年06月10日に営業を停止しました。」との記述が掲載されている。

http://www.9-ten.co.jp/
http://www.9-ten.com/

九天社キャプチャ

もしも、これが事実でないとしたら、ニュースや倒産情報で報じられていないのに口コミ的に「倒産」なんて話題が一人歩きするのはネットの怖いところだと思う。

ただし公式HPの記述がこんな風になっては信憑性は増してしまうね。。。

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2008 .06 .01

「Hanako」が無料で閲覧できる「MSNマガジンサーチ」

MSNで雑誌のバックナンバーの無料閲覧開始(日経パソコン)
マイクロソフトは2008年5月29日、マガジンハウスの雑誌を閲覧できる「MSN マガジンサーチ」を開始した。
2007年10月以降に発売された「Tarzan」と「Hanako」のバックナンバーが無料で閲覧できるそうです。

MSNマガジンサーチ

MSNマガジンサーチ

全編にFLASH盛りだくさんなのでうちの環境で見てみると少しもっさりしてしまうけど、ページをめくるようなアクションやズームもできるのでなかなか便利。
Flashを利用し、ページをめくるように見られたり、拡大/縮小が可能。雑誌の本文やタイトル、キャプションなどで好みの雑誌を検索することもできる。付せんを付けておくこともでき、「マイ付せん」として付せんを付けたページを管理できる。コンテンツはデジタル著作権管理機能(DRM)を付与した形で提供。
文字や画像はコピーやプリントアウト不可とのこと。う~ん、印刷くらいはしたいなぁ。

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2008 .05 .30

「ヤンサン」休刊

ヤングサンデー休刊 「クロサギ」、「Dr.コトー診療所」は…(MSN産経ニュース)
小学館(東京)は30日、漫画誌「週刊ヤングサンデー」を7月31日発売号、女性漫画誌「Judy」を8月23日発売の10月号をもって休刊すると発表した。
小学館コミック 週刊ヤングサンデー先週、ヤングサンデー:小学館「休刊を検討」って記事が出ていたけど予想以上に早く、正式に休刊が発表されました。

「ヤンサン」と言えば大手だし、ほぼ欠かさず「鉄腕バーディー」は見てたんだけどなぁ。まあ「ヤンサン」本誌は休刊するものの連載は他誌への移行を検討中とのことですが。

しかし漫画そのものの人気がなくなっての休刊というわけではなく、あくまでも雑誌の発行部数(≒実売)の落ち込みが休刊に至った原因とのこと。
「読者は自分の好きな作品だけを単行本で読む傾向が強く、それが雑誌の部数の低迷につながった」
てことは単行本は売れてなくはないわけですよね。自分が好きな漫画は買うわけだ。てことは漫画そのものがなくなったら読者は困るわけで。

そう考えると漫画雑誌の意味、価値って何なんでしょうね。

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2008 .05 .25

セブン-イレブンオリジナル書籍シリーズ「ペーパーバックスK」

宮部みゆきと"ハガレン"がコラボ? セブン-イレブンがオリジナル書籍発売(マイコミジャーナル)
セブン-イレブン・ジャパンは19日、オリジナル書籍「ペーパーバックスK」シリーズを東京/千葉/神奈川/埼玉の約4,000店舗にて販売を開始した。
オリジナル書籍とはいっても既刊の表紙を人気漫画家のイラストに替えたものだそうだけど。
今回発売されたのは、宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』、京極夏彦『薔薇十字探偵 I 』、大沢在昌『女王陛下のアルバイト探偵』の3作品。それぞれ『鋼の錬金術師』を連載中の荒川弘、『DEATH NOTE』や『ヒカルの碁』で人気を博する小畑健、『シティーハンター』などで馴染みの深い北条司が表紙を手がけている。
既刊の表紙を替えてあたった手法は太宰 治の「人間失格」が記憶に新しい。

人間失格 (集英社文庫)
太宰 治
集英社
売り上げランキング: 5413

ちなにみなじみのある新潮文庫版はこれ↓。

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
太宰 治
新潮社
売り上げランキング: 2873

表紙イラストを「DEATH NOTE」や「ヒカルの碁」で知られる漫画家、小畑健のイラストを表紙に使って発売したらバカ売れしたというアレ。「人間失格」が実績になったのか小畑健は「ペーパーバックスK」シリーズでも1冊イラストを描いてますね。まあ売れるかもしれないけど。。。

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2008 .05 .24

マイクロソフトの「Live Search Books」が終了

MS、書籍検索サービス「Live Search Books」を終了へ(ITmedia News)
米Microsoftは5月23日、書籍検索サービス「Live Search Books」と学術論文検索サービス「Live Search Academic」を終了することを明らかにした。両サイトは来週中に閉鎖される予定。
Google Book Searchに負けじと取り組まれてきたMSの書籍検索が終了とのこと。コストが見合わなかったのかなぁ。

2年と少しの間、デジタル化された書籍データは75万冊、検索にインデックスされた学術論文は実に8,000万件にも及んだそうです。これらのデータは今後、Live Searchに格納され検索結果に活用されるとのこと。

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2008 .04 .23

手軽に本が作れる「スタイルログ」

本のようにめくれるデジタルブックを簡単作成できる「stylelog」(CNET Japan)
NTTPCコミュニケーションズやインデックスなど11社の共同出資によって設立されたリガーズは4月22日、Flashを活用して本のようなインターフェースを持つデジタルブックが手軽に作れるサービス「stylelog」を公開した。
まだ詳しく見てないけどよさげなサービスな予感。パソコン(とAdobe Flash Player)とインターネットがないと見られないので本当に「手軽」じゃないけど。でも自費出版なんかに比べればコスト的には手軽になるでしょうね。
テンプレートを活用しながら画像やテキスト、動画を好きな位置に配置することで、写真集のようなデジタルブックを簡単に作れる。書籍のようにページをめくれたり、しおりを挟んだりできる。5月上旬には、作成したデジタルブックを実際に製本できるサービスも有料で提供する。
料金の発表が待たれるところです。

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2008 .04 .19

草思社、文芸社の子会社として再建へ

文芸社が草思社を支援へ…新風舎の業務譲渡に続き(ZAKZAK)
民事再生法による再生手続き中の草思社(木谷東男社長)は17日、自費出版大手の文芸社(瓜谷綱延社長)が会社再生を支援することで、両社が合意したと発表した。草思社は文芸社の100%子会社となるが、社名は変わらず、出版の独自性は保証されるという。
新風舎、草思社と立て続けに事業を引き受けることになった文芸社。どこにそんなおカネがあるんだろう。

個人的には、文芸社社長の「草思社の出版ノウハウと当社の出版経営ノウハウを融合させたい」というコメントはちょっと引っ掛かるものがあるんですが。

ともかく、草思社の再建にあたっては複数の出版社から支援の申し出があったそうなので、その中から選んだのなら草思社にも考えがあったということなんでしょうね。

草思社はなくなってほしくはない出版社なのでともかく事業を継続することに重きをおいてがんばって欲しいと思います。

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2008 .04 .08

「zino」休刊、Webサイト「@zino」も休止

オールアバウト、男性向けライフスタイル雑誌「zino」の事業撤退(INTERNET Watch)
オールアバウトは4日、連結子会社であるKI&Company(KI社)の事業撤退を発表した。また、KI社も同社発行の男性向けライフスタイル誌「zino(ジーノ)」およびWebサイト「@zino」の事業終了を発表している。
オールアバウト、ケイアイ・アンド・カンパニーの子会社化完了というエントリーを書いたのが2007年8月。

名物編集者、岸田一郎氏が鳴り物入りで創刊した富裕層向け雑誌「ジーノ」とwebサイト「@ジーノ」をコンテンツの核として、巨大な媒体であるオールアバウトとの相乗効果を目指した買収でしたが、オールアバウトはわずか半年ほどで「zino」に見切りをつけることになりました。

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2008 .04 .06

オリコン、実売ベースの書籍売り上げランキング開始

書籍でも「オリコンランキング」 実売データを集計(ITmedia News)
オリコンは4月3日、書籍の実売部数に基づく販売ランキング「オリコンブックランキング」の公表を始めた。全国の書店・1554店(書籍マーケットシェア約30%)から販売データの提供を受けて売り上げ部数を推計し、ランキング化して週1回発表する。実売データを元にした全国規模の書籍販売ランキングは国内初としている。
本の売れ行きランキングは新聞や雑誌でよく見かけるけど、あれって出荷数ベースなんですよね。まあ個別の本屋が売り上げランキングを発表してても(総体的には合致していくけど)エリアや顧客層でバラつきがでてくるし、何より母数が小さすぎて統計的にはあまり価値がなくなってしまう。
なのでトーハンや日販とか流通の元締め(取次ぎ)が取りまとめて集計したほうが有意な数字にはなります。出版社と本屋は数千社あるけどその間に位置する取り次ぎはほぼ2大寡占なので。

けど本屋って返品ができる世界だから(集計母数が担保できれば)「実売数」に基づいたランキングは価値があると思う。

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2008 .03 .20

アーサー・C・クラーク死去

SF作家のアーサー・C・クラーク氏が死去(asahi.com)
映画化された小説「2001年宇宙の旅」などで知られる英国人のSF作家アーサー・C・クラークさんが19日、移住先のスリランカで死去した。90歳だった。
ロバート・A・ハインライン、アイザック・アシモフと並びSF作家のビッグスリーと称されるクラークが亡くなったそうです。90歳。日本的に言えば大往生でしょうか。SF(サイエンス・フィクション)作家のみならずノン・フィクションとしての偉大な科学者でもありました。
SF作家としてだけではなく静止衛星の発案者としても知られ、アポロ13号の司令船Odysseyや火星探査機2001 Mars Odysseyなどの名前も氏にちなんで付けられているなど、宇宙開発関係者へ与えた影響も大きな人物だった。

SF作家Arthur C. Clarke死去(スラッシュドット・ジャパン)
もうね、SF大好きだから神様みたいなひとですよ。個人的には『幼年期の終り』ですね。やっぱ。

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2008 .03 .12

アスコム、やっぱり倒産…

出版社「アスコム」倒産、利益率低迷…NHK番組本も(ZAKZAK)
NHKの人気番組「ためしてガッテン」などの定期刊行物や田原総一朗氏、松山千春ら有名人の関連書籍を発行する中堅出版社「アスコム」(東京都千代田区、日暮哲也社長)が10日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。負債総額は約15億6000万円。
ちょっと前にマイミクさんの日記で「事業停止したらしい」というのを知ったんだけどやっぱり倒産だったみたい。
新風舎の件はともかく、草思社エクスメディアなど、このところずいぶん出版社の倒産や統廃合の話題が多いです。

アスコムも若干「出し過ぎじゃね?」なところもあったけどそれなりに売れるシリーズもあったし社名の認知度以上に売れてる出版社という印象があったんだけど。「返本率が40%程度で推移」って異常ですよね…。

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2008 .03 .07

新風舎の事業は文芸社へ

新風舎:業界最大手の「文芸社」に事業譲渡 破産手続き(毎日jp)
経営破綻(はたん)した自費出版大手「新風舎」(東京都港区)の事業が、業界最大手の「文芸社」(瓜谷綱延社長、東京都新宿区)に譲渡されることが決まった。
複数の出版社に事業引継ぎを打診したものの文芸社以外は断ったそう。

今回の件で自費出版自体のイメージが悪くなってるので同業の文芸社くらいしか引き受けようがなかったんだろうな。

でもこれで新風舎と契約してた著者さんたちが救われるかというと、本が完成していなかった場合は「利益を見込まない最低の経費」だけどさらに追加でおカネを払うか、著作を返されるか二択を迫られるそう。新風舎に払った前払い金は返ってこない。
なんだそりゃって感じ。

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2008 .02 .29

アスキーとメディアワークスが4月に合併へ

アスキーとメディアワークスが4月合併、アスキーを消滅会社とする吸収合併(INTERNET Watch)
角川グループホールディングスは28日、子会社のメディアワークスとアスキーを4月1日に合併すると発表した。メディアワークスを存続会社、アスキーを消滅会社とする吸収合併方式で、合併後の商号は「株式会社アスキー・メディアワークス」となる予定。
コンピュータ書で名が通ったブランドなもんだからうかつに消せない。なもんで「株式会社アスキー・メディアワークス」なのかな。

…違和感あるなぁ。。。

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2008 .02 .14

故石ノ森章太郎さん「最多出版」でギネス認定

故石ノ森章太郎さん「最多出版」でギネス(nikkansports.com)
日本発の漫画やアニメが続々と世界進出を果たす中、そのルーツともいえる漫画家、故石ノ森章太郎さんの全集が「1人の著者によって描かれた最も多いコミック(漫画)の出版記録」として、ギネスブックに登録されたことが23日、分かった。全集は500冊、770作品という膨大な量で、3年がかりで今なお刊行中。
石ノ森萬画館今日は地元ネタ続き。石ノ森章太郎さんは正確には同じ地元じゃないんだけどまあいいや。

ギネスに認定されたのは「石ノ森章太郎萬画大全集」。2006年2月から3カ月に約40冊ずつ刊行されている壮大な全集。

あの手塚治虫全集ですら全400巻・476作品

講談社 手塚治虫漫画全集(Amazon.co.jp)
講談社 手塚治虫漫画全集(ビーケーワン)

もちろんそれぞれ全集に含まれない未収録作品があったり、そもそも数が多けりゃいいのかってことではないんだけど、後世に多くの影響を与えたこれだけの数の良質な作品を生み出す個人の努力と才能もすばらしいし、根気強く刊行し続ける出版社にも頭が下がります。

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2008 .01 .12

草思社にエール続々

「何とか再生を」名物出版社「草思社」にエール続々(ZAKZAK)
『清貧の思想』『声に出して読みたい日本語』など、斬新な視点で数々のベストセラーを仕掛けたが、長引く出版不況で売り上げが低迷していた。同社を通じベストセラー作家となった著者からは哀惜とともに、「何とか再生していい本を出し続けて」と再出発を願う声が寄せられた。
記事自体は草思社にゆかりある著者たちからのエールであって残念ながら支援を表明しているという複数の会社名は載ってなかった。

草思社は広告収入が得られる雑誌に手を出さず、日銭にはなる文庫や新書にも手を出さず、愚直に単行本だけで勝負してきた出版社。その姿勢がとても好き。

出版社の倒産も多く報じられる昨今、復活を望む声が上がるのは珍しい。それだけ知られていたし読者に評価されていたんだね。

失くしてから気がつく価値ってのもあるので普段からもっと買っとけよってのもあるけど。青山ブックセンターが営業を再開したときに多くのお客さんで賑わったように、草思社も支援を受けてまた本を出したときに多くのひとに手にとってもらえるといいですね。

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2008 .01 .11

自費出版か商業出版かよ~く考えよう

出版点数日本一「新風舎」倒産 急増自費出版ブームに冷水(毎日jp)
自費出版大手の「新風舎」(東京都港区)が7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請して事実上倒産した。出版点数が日本一になるなど事業を拡大する一方で、自費出版契約を結んだ著者が損害賠償を求める訴訟を起こすなど、トラブルも表面化していた。
先日の新風舎が事実上、倒産というエントリーでは新風社の営業手法などの実態を確認できる立場でなかったのでスルーしてたけどさすがにこれは…
今後の対応について、松崎社長は、これまでに新風舎が出版した約1万4000点に関し在庫分の買い取りを著者に打診し、当座の資金を得たいと話す。
それは違うだろ!

「このまま経営が破綻すれば、いっそう著者の方々に迷惑がかかる。それを避けるための民事再生法の適用申請」とか言ってるけど、自分らが延命するための資金を著者に求めることは「いっそう著者の方々に迷惑」をかけてることじゃないの? 自分で尻拭いしなきゃダメだよ。

こんな考えが出てくること事態間違ってる。

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2008 .01 .09

草思社も民事再生法の適用を申請

草思社が民事再生法適用申請 負債総額22億5千万円(asahi.com)
日本語ブームを巻き起こした「声に出して読みたい日本語」などで知られる中堅出版社の草思社(東京都文京区、木谷東男社長)が9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は22億4789万円。複数の企業が支援を表明しており、事業は継続する方針。
草思社もか…。いや「もか」とか言って新風舎と一緒にしたらいけないけど。ショックだなぁ。。。

雑誌を持たずに(=広告収入を頼らずに)書籍一本でやってきて千駄ヶ谷に自社ビルを構えるまでになったのに。本社移転のお知らせを聞いてなんとなく予感はあったんだけどね。

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2008 .01 .08

新風舎が事実上、倒産

新風舎:民事再生法の適用申請へ…自費出版大手(毎日jp)
自費出版大手の出版社「新風舎」(松崎義行社長、東京都港区)が事実上倒産したことが分かった。7日午後、東京地裁に民事再生法の適用を申請する。負債額は約20億円で、関連会社の新風ホールディングスを含めると約25億円。
新風舎についてはいろいろな話しが出てるけど事実を確認できる立場にないのでそこはスルー。
でもまあ思うのは「自費出版=(ISBN付けた)商業出版」じゃないよね? ってところ。

記念とか自己顕示欲とか一発ヒットを当てたいとか本を出版する理由はひとそれぞれ、たくさんあると思うんだけど商業出版にしなきゃいけない理由って何だったのかな。

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2008 .01 .02

マンガ1億冊からICタグでの書籍管理導入へ

講談社など出版や書店、ICタグで書籍管理・09年度から(NIKKEI NET)
講談社、小学館などの出版各社と書店各社は国内で発行する書籍にICタグ(荷札)を埋め込み、万引き防止などに活用する。第1弾として2009年度に漫画本約1億冊に導入、その後、一般書籍などにも順次導入する。
いよいよですかねぇ。本の装丁やオブジェクトとしての質感が好きな人なのでほんとはバーコードが印字されてるのもヤなんだけど。

ICタグ導入にあたっては出版約470社、取次約30社、書店6,300店で構成される「日本出版インフラセンター」と経済産業省が共同で研究してきた結果、実用化のメドが立ったということです。

作り手から売り手まで参画していることなので大きく前進するかもですね。

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2007 .12 .10

九州大学デジタルアーカイブ「日本のマナーと習慣」

日本のマナーと習慣(九州大学デジタルアーカイブ)
ここには、1867年にイギリスにおいて出版された、J.M.シルバー『日本のマナーと習慣のスケッチ』(原題“SKETCHES OF JAPANESE MANNERS AND CUSTOMS”)に収録されている挿絵(27点)のうち、イギリスのセインズベリー日本藝術研究所に所蔵されている15点を、所蔵者の許可を得て掲載しています。『日本のマナーと習慣のスケッチ』の巻頭に掲載されているシルバーの手紙によれば、この挿絵は、シルバーが軍務で日本に滞在していた1864-5年(元治1-慶応1)に、日本のマナーと習慣を紹介するために収集したものです。
日本のマナーと習慣(九州大学デジタルアーカイブ)元ネタはGIGAZINEの江戸時代の日本の礼儀と習慣をスケッチした貴重書が全ページ無料公開中

個人的には公開枚数は同志社のより少ないけど九州大学デジタルアーカイブの『日本のマナーと習慣』のほうがよいな。タイトルが日本語になっていて分かりやすいです。

それにしても「祇園祭り」や「大名行列」といったハレの行事から「刑場に連行される罪人」、「不義密通の科でさらし者にされる男女」「遺骨拾い」とケなものまで克明に、鮮やかに描写していてすばらしい。

元治~慶応という江戸時代最末期にあっても生と死は隣り合わせだった、そんな空気を感じます。

こうした史料が距離や時間にとらわれずに一般に公開されていることがネットのすばらしさのひとつだと思います。しかも無料。

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2007 .11 .27

ミシュラン狂騒曲

ミシュラン狂騒曲、都内で売り切れ店続出(nikkansports.com)
日本国内の料理店を初めて調査対象にした「ミシュランガイド東京 2008」が22日、全国書店で販売され、夕方までに入荷した1000部が売り切れとなる店も出た。最高3つ星にランクされたレストランでは「予約が3倍増えた」「今年の席がすべて埋まった」などのうれしい悲鳴も聞かれた。インターネットオークションでも、定価2310円を上回る3000円以上で買い手がつくなどミシュラン旋風が吹き荒れた。
いささか旧聞の記事になるけど。

『ミシュランガイド東京』は日本語版、英語版合わせて初版15万部だそうですね。それが完売店続出ですか。アマゾンでも在庫がなくなってもいまだに1位ですからね。レビューもすごいことになってる。日本人はホントにランキングが好きだなぁ。あとテレビの影響もすごくあるんだろうね。

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2007 .11 .21

『ミシュランガイド東京 2008』発売

「ミシュランガイド東京 2008」、アマゾンの予約ランキング1位に(MarkeZine)
グルメガイドとして世界的に名高い「ミシュランガイド」の東京版が、ついに今週木曜に発売される。テレビや雑誌でもすでに話題となっているなか、11月19日にその概要が発表され、日本に三ツ星店が誕生したことなどが明らかになった。
ガイドブック | 日本ミシュランタイヤフランス、パリ、ニューヨーク版と並んで刊行されることになった『ミシュランガイド東京』。ニュースやワイドショーでもだいぶ話題になってるようですね。

個人的にミシュランガイドを見てお店に行く機会はないだろうなと思ってるんですが、先日会社の飲み会で「クリスマスに役員のマダムとサシのディナー権」なんてのが当たってしまったので後学のためにお店を後でチェックしようかなと思ったり思わなかったり。

ミシュランといえばタイヤメーカーなわけなんですが何で「レストランガイド?」とず~っと気になってはいたものの調べるまではしてませんでした。でもやっとミシュランガイドの歴史を見て何となく納得。おいしいレストランにクルマで行く機会が増えればタイヤが減ってタイヤの需要が増えるよねって、それ遠くない?

ずいぶんと壮大なマーケティングだなぁ。

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2007 .11 .06

エクスメディア倒産

IT書籍のエクスメディア倒産――負債は11億(RBB TODAY)
31日、エクスメディアは東京地方裁判所に自己破産申請を行った。負債は11億円としている。今後の処理については専任の弁護士があたっているが、管財人はまだ決定していない。
エクスメディアと言えばパソコン初心者向けに4色カラーと図解でアプリやOSの使い方を分かりやすく解説した『超図解シリーズ』が知られてますね。

もともとソフトバンク出版事業部(その後ソフトバンクパブリッシングを経て現在のソフトバンククリエイティブへ改組)で「超図解」コンセプトの原型になった図解解説書シリーズを作っていた工藤さんが、もっと自分でやりたいことを実現するために出版社を立ち上げたのがエクスメディアだったと記憶してます。

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2007 .10 .25

「広辞苑」10年ぶり全面改訂

「広辞苑」10年ぶり全面改訂・「いけ面」「うざい」など新登場(日経ネット)
岩波書店は23日、「広辞苑」の第六版を来年1月11日に発売すると発表した。全面改訂は10年ぶり。「いけ面」「メタボリック症候群」「うざい」「ラブラブ」など約1万語を新たに収録。他の言葉との関連などを閲覧しやすい紙の辞書の特徴をアピールし、インターネットの無料辞書や電子辞書に対抗するという
「広辞苑」の改訂も10年ぶりになるんですね。うちにあるのは『第3版』。いいかげん買いなおさなきゃ。。。
新版は3074ページ、普通版は定価8400円(消費税込み)で、半年間は525円価格を抑えた特別価格とする。
特別価格って分けわかんないからやめて欲しいんだけどな。

普段は外回りの営業なんてしない岩波も「広辞苑」改訂の時だけは本屋に営業しに来るよね。買い切りは変わらないけど。

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2007 .10 .14

『「売れ残った本」半額に』しても売れると思わない

「売れ残った本」半額に 出版社17社、ネットで本格販売(asahi.com)
再販契約で定価販売を義務づける出版業界で、「売れ残った本」をインターネット上で値引き販売しようという試みが、12日から本格的に始まる。
やっと書く気になった話題。はてブで盛り上がってますね。

これ、記事タイトルにあるように「売れ残り対策」が主眼になってしまってる。
小学館や集英社、講談社、文芸春秋などの大手出版社が、絶版の一歩手前の「在庫僅少(きんしょう)本」を提供し、半額で通年販売する。出版不況で書籍の4割が読者の手に届かず返品されるなか、価格を拘束しない「第2の市場」を創設して本の復活をはかるのが狙いだ。
呼びかけは昭和図書。小学館や集英社、祥伝社などいわゆる一ツ橋グループ(小学館から派生した出版社。基本的にイニシャルが「S」。)の在庫倉庫・物流を担う会社。

売れない商品を保有してても在庫(=資産)なので税金かかるし維持コストもかかる。倉庫が悲鳴を上げてるからどうにかしようって背景が見て取れる。でもそれって読者には関係ないよね。

根本的に出版社、取次ぎと書店の構造的な問題があると思う。
・事前リサーチで需要を読んだ上で出版される書籍などまずない
・大型店への配本偏重で全国に新刊が流通することはない
・「パターン配本」による不適切な販売チャネルへの商品供給
・取次ぎからの請求を相殺しようとする「金融返品」による返品数増加
・「返品できる」という甘えに根ざした本屋の目利きのない仕入れ
・書店の大型出店のによる商品供給のための市中滞留在庫
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2007 .09 .29

サイバーエージェント、出版とドロップシッピング事業から撤退

書籍「実録鬼嫁日記」出版のアメーバブックス、会社清算へ(INTERNET Watch)
サイバーエージェントは27日、100%子会社のアメーバブックスを解散および清算することを取締役会で決議したと発表した。同社グループの事業再編と経営の効率化を図るためだとしている。
アメーバブックスの2006年9月時点の業績は売上高3億400万円で純損失が6,000万円だったとのこと。1年前の数字なのでいまはもうちょっと変わってるでしょうね。清算するということは業績はさらに悪化していたんでしょうか。

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2007 .09 .28

アスキーとメディアワークスが合併

角川GHD、子会社のアスキーとメディアワークスを合併(RBB TODAY)
27日、角川グループホールディングス(角川GHD)は、連結子会社であるアスキーとメディアワークスを合併する協議を開始すると発表した。
アスキーはどんどん流されていくなぁ。メディアワークスと合併するなら同じ角川グループでかつてアスキー配下だったエンターブレインなら同じゲーム・エンタメ系でいいだろうに。

と思ったら記者さんが同じことを質問したみたい。
エンターテインメント分野なら、もともとアスキーから分離し、同じ角川GHD傘下のエンターブレインがあるが、なぜ、エンターブレインとの合併にしなかったのかについては、角川GHDの総合的な判断によるものだとした。
電撃を擁するメディアワークスとファミ通を擁するエンターブレインはともにゲーム・エンタメ系では一大ブランドになっているので合併したら食い合っちゃうんでしょうね。

今回の合併話しはアスキーの処遇が目的っぽいですね。

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2007 .09 .03

広がる本屋のポイント制

広がる本屋のポイント制 期待と不安が交錯(asahi.com)
買い物のポイントを金券や景品類に交換できるサービスが、再販制度によって値引きが不可能な本屋さんで、じわじわと広がっている。
amazon、ビーケーワン、楽天ブックスなどなど。ネット書店はすでにポイント制はあって当たりまえの状況。

「値引きにつながる」とかしゃにむに再販制を守る建て前よりも、記事にあるように会員登録をしてもらって購買履歴やお客さんのデモグラフィックくらい集めてもいいんじゃないかな。ポイント分は販促費とかマーケティング費みたいに捉えることもできると思う。

フェイストゥフェイスの「馴染みさん接客」も嫌いじゃないけど、本屋さんは「誰が来訪していて、何に興味を持っていて、何を購入したか、なぜ購入しなかったか」にだいぶ無頓着だったと思うよ。

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2007 .09 .01

「イミダス」「知恵蔵」休刊

「イミダス」「知恵蔵」休刊へ ウェブ版として存続(Sankei WEB)
最新の用語や時代を読み解くキーワードを解説した年刊の用語事典「imidas(イミダス)」(集英社)と「知恵蔵」(朝日新聞社)が、現在発売中の2007年版をもって休刊することが決まった。
ネットによる手軽な情報検索に取って代わられたことが原因とのこと。時代の趨勢でしょうかね。

正確性はともかくもWikipedia(ウィキペディア)は面白いし、速報性もあるし、はてなYahoo!知恵袋みたいな「自分が知らなくても誰かが知ってる」的なQ&Aサービスもけっこう広まってきてる。

とはいえ本代という「お金」を取ることで内容の正確さを担保する紙媒体も捨てがたい。でも場所を取るんだよね。1冊がブ厚いから。。。

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2007 .08 .06

教科書流通のムダ指摘 公取委が調査報告書

教科書流通のムダ指摘 公取委が調査報告書(asahi.com)
公正取引委員会は3日、教科書流通の実態を調べた報告書を発表した。業者間の競争が行われていないため、流通の仕組みや手数料が硬直的になり、生徒らへのサービスも不十分になっていると指摘。学校が教科書の納入元を自由に選べる仕組みなどを提言した。
提言の要点は「教科書の無償供給制度が始まった1963年から変わっていない流通の硬直性」だそうです。

おいらの実家でじいさんが町の小さな本屋を営んでいたころ、教科書を扱っていたんだそうです。記事でいうところの「取次供給所」だったんですね。

当時は町の中心部では唯一の本屋だったので市指定の教科書取扱店だったということらしいです。でも配達するガソリン代にもならない儲けだったのでほかの本屋さんに「取次供給所」の権利を譲った、と聞きました。

なのでおいらがものごころついたころには教科書は売ってなかったです。

もちろん義務教育に付帯することなので「儲ける」ってよりかは、生徒が教科書を入手する便利を図る、ある種ボランティアみたいな感じだったそうです。

仮に商売とすると買い切り(あまっても返品できない)だし、高正味(仕入れ値が9割何分)でとても利益が出る商品じゃないそうですよ。

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2007 .07 .26

オールアバウト、“ちょいワル”子会社化を発表

オールアバウト、“ちょいワル”子会社化で富裕層モテ強化(ITmedia News)
オールアバウトは、“ちょいワル”で有名なLEONの前編集長・岸田一郎氏が運営するベンチャー企業を子会社化し、富裕層向けビジネスを強化する。
「ちょいワルおやじの「zino」、オールアバウトが買収?」というエントリーを書いたのが7月24日のこと。その時点ではあくまでも「噂」という表現にとどまっていたオールアバウトとKI&Companyの買収話が早くも正式に発表されました。

LEON、NIKITAなどヒット雑誌を飛ばしてきた岸田さんも、こと事業経営となると勝手が違ったようで「ウェブでの広告収入が思うように得られないなど経営的には大変だった」と吐露しています。

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2007 .07 .24

ちょいワルおやじの「zino」、オールアバウトが買収?

オールアバウト、ちょいワルメディア「zino」買収の噂が広がる(CNET Japan)
オールアバウトが、雑誌とウェブマガジンのクロスメディア「zino」を展開するKI&Companyを買収するという噂が台頭してきている。生活情報の総合サイトとして各分野の専門家を集めたいオールアバウトが、ラグジュアリー分野でヒットを飛ばした岸田一郎氏の持つ人脈やコンテンツを囲い込みたいためと見られる。
このブログでもやたらと「岸田一郎 新会社」とか「ケイアイアンドカンパニー」といった検索ワードで来訪されるひとが多いんですが、元祖・ちょいワルおやじ、前「LEON」編集長として有名な岸田さんはそれだけ注目されている人物ということなんでしょうね。

まあ確かに雑誌を商業主義と割り切って広告取ってナンボ、特定ユーザーに訴求してナンボ、という姿勢を貫いたやり方は斬新でありました。

いつまで続くのかなぁと思ってウォッチしてますけど、特定層にアプローチできるエッジの立ったコンテンツを誇る「zino」、雑誌とWebコンテンツをミックスした手法そのものは目新しくはないけど世間的にはおカネを出してでも欲しい、ってことなんですかね。

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2007 .07 .19

本の物々交換サービス、Bibuly(ビブリー)がベータ版開始

いらない本の物々交換サイト「Bibuly」がβ版に、登録ユーザー募集開始(INTERNET Watch)
アンノウンは18日、本の物々交換サイト「Bibuly」のβ版を提供開始した。読み終わって不要になった本を登録しておくことで、他のユーザーのいらなくなった本と交換できるマッチング機能を提供する
なんとなくステキなサービス。

Bibuly(ビブリー)-古本・中古本・中古書籍の物々交換サービス

ブックオフに持っていっても値がつかず、マケプレだとアマゾンに持ってかれる手数料を考えるとやっぱり値がつけられず、なんて本を捨てずにすんで、かつ欲しいひとにもらってもらえるなんて。発送費はユーザー負担だそうですけどね。そりゃそうか。
Bibulyを利用するには、ユーザー登録の後、自分の「持っている本」を登録する。「持っている本」に登録できる冊数に制限はなく、著者やジャンルによるタグ付け、感想なども入力可能だ。その際に本のコンディションを入力する必要があるが、Amazon.co.jpのWebサービスを活用しているため、ユーザーが本の画像を用意する必要はない。
Bibuly上の商品データはアマゾンWebサービスから取得してるとのこと。アマゾンWebサービスの規約をろくに読んでなくて書くんだけど、コレはアリなんですかね。アマゾンには何のメリットもないような…

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2007 .07 .18

丸善と大日本印刷が資本・業務提携、DNPが丸善の筆頭株主に

DNPと丸善が資本・業務提携 大学のIC化で協業(ITmedia News)
大日本印刷(DNP)と丸善は7月12日、業務・資本提携することで基本合意したと発表した。DNPは丸善の筆頭株主になり、丸善が強みを持つ大学や教育機関へのICタグ導入や理工系出版物のデジタル化などで協業していく。
アマゾンとの業務提携を発表した丸善が今度は大日本印刷と提携とのこと。提携の内容自体は
大日本印刷が丸善の筆頭株主になり、丸善が強みを持つ大学や教育機関へのICタグ導入や、理工系出版物のデジタル化などで協業していく。
とのことで納得がいく内容と言えるんでしょうけど、現在の丸善の大株主が「大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツ」ってのは知らなかったですよ。大丈夫なのか丸善。

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2007 .02 .28

気になる新刊情報お知らせサービス「Book.GBAN.jp」

BookGBANとは?
作者名やシリーズ名を登録し、適合する新刊情報をメールでお知らせするツールです。
 ●年に1冊出るかでないかというシリーズ物の情報を手に入れたい。
 ●頻繁に続刊の出る作品の最新情報を把握しておきたい。
 ●特定の作者の作品の情報を手に入れたい。
そんなニーズにお応えします。
なお、本サイトはベータ版となります。あくまでも個人的なご利用をお願いいたします。
おもしろいなぁ。AmazonWEBサービスを利用してるんですって。ビーケーワンのリマインダサービスと同じようなものだけどBook.GBAN.jpは自分でキーワードを自由に設定できるのがいいね。

bk1リマインダはコミックス、文庫、ボーイズラブというちょっとアレゲなジャンルしかないので…。

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2006 .12 .22

リア・ディゾン写真集「ハロリア!Hello! Leah」

『リア・ディゾン写真集「ハロリア!Hello! Leah」』
<リア・ディゾンからあなたに、愛をこめて!>
雑誌、音楽、TV、インターネットetc…。各メディアで話題騒然の、No.1グラビアヒロイン初の撮り下ろし写真集が完成!!ハワイでの密着グラビア撮影をはじめ、故郷ラスベガスへの帰省を追っかけ、そして2007年バレンタインデーにこの写真集と同時発売されるデビューシングルがでるまでの日々を完全取材。リア・ディゾンの魅力のすべてに迫る究極の写真集をお届けします!!特大ピンナップ付!!
リア・ディゾン、人気ですなぁ。本人も公式ブログをローマ字交じりで綴るほどの親日派なんですね。

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2006 .12 .13

ISBN13桁化、2007年1月からの影響は?

ISBN(国際標準図書番号)規格改定に伴うアソシエイト・リンクの対応についてのご案内(Amazon アソシエイト・プログラム ブログ)
書籍商品のほとんどに付与されているISBN(国際標準図書番号)の国際的な規格変更に伴い、現行の10桁のISBN(以下、旧ISBN)が2007年以降、全て13桁のISBN(以下、新ISBN)に移行することとなりました。これにより、新ISBNは流通コードの国際標準であるEANコード(わが国ではJANコード)と一致することとなり、2007年以降、旧ISBNは無効となります。
ISBNの桁数変更、去年の5月には業界的にアナウンスされてたので今年、2006年は移行期間だったんですが一般ユーザーはほとんど知る由がなかったのではないかと思います。

もちろん一般ユーザーに与える影響はほとんどない、と言っていいんですが一部に大きな影響があります。

Amazon アソシエイト・プログラム ブログがエントリーにするまでしたのはAmazonの書籍ページにリンクしているひとは注意しなければならないからです。それは2007年1月1日以降、現行のISBNコードを用いた書籍ページへのリンク書式が使えなくなるということです。

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2006 .12 .04

『ガチャピン・ムックのゆっくりゆったり東京散歩』

月曜日からくたくた。目の前の仕事に追われて何のために働いてるか見失いそうになる毎日。いかんいかん。…ちょっとホッとしたいですな。

ガチャピン・ムックのゆっくりゆったり東京散歩
ワニブックス (2006年12月)
本体価格 1,000円 (税込 1,050 円) 送料込
心がちょっと疲れたとき、元気をもらいたいときに。

「大切な何かはふた駅先かもしれないけど、すぐ隣にあるのかもしれない」


子どもから大人まで大人気のガチャピン&ムック。
ふたりの初のフォトメッセージブックが待望の発売決定です!!
東京タワー、雷門、銭湯、学校、遊園地…
下町を中心とした東京の癒しスポットを巡ります。

☆お参りをしたり
☆カフェでお茶をしたり
☆銭湯でおふろに入ったり
☆もんじゃ焼きを食べたり
☆遊園地で遊んだり

ゆっくりゆったり、一緒にお散歩している気分になれるはず。
子どもから大人まで癒されたいすべての人に贈る、心がほっとする1冊。

2006 .11 .27

雑誌まるごと2割引でダウンロード販売

雑誌まるごと2割引でダウンロード販売 大手自動車誌(asahi.com)
自動車専門誌大手のネコ・パブリッシング(東京)は27日から、同社が発行する雑誌の全ページをインターネットから有料でダウンロードできるサービスを始める。従来の紙の雑誌も販売を続けるが、価格はネット販売の方を2割安くする。マスメディアが紙媒体からネットに移りつつある中で象徴的な動きといえそうだ。
ネコ・パブリッシンは出版社としては古参の部類なんだけど、ランボルギーニとかランチアといったスーパーカーがホントに買えるスーパーカーブログなんてブログを立ち上げたり(Faviconがビーケーワンに似てる…)と意欲的な活動をしている。趣味がバイクとクルマとあって好きな出版社のひとつです。

それでネコさん、ターゲティングが「趣味人」なので顧客層としてはガッチリつかんでるんだけど、いかんせん数が少ない。経営的にはなかなか楽ではない聞いてます。

そんな中、雑誌を丸ごとダウンロード販売するアプローチはなかなか挑戦的で、かつ有効なんではないかと思います。
ネット販売を始めるのは「カー・マガジン」「ティーポ」など主力10誌。発売日はネットと紙で同日とする。購入前に一部ページの「立ち読み」もできる。代金はクレジットカード払い。パソコンにダウンロードすれば、ネットにつながなくても何度も読める。ただし印刷や他のパソコンへのコピーはできない。
デジマグ
デジマグは雑誌のデータを丸ごとダウンロードできる「デジタルマガジン総合サイト」。閲覧無料のフリーペーパーと、パソコンにダウンロードできる有料デジタルマガジンをご用意しております。
ブラウズしながら雑誌が読める「立ち読み」とローカルにダウンロードする「ダウンロード販売」と組み合わせてるのがいいですね。

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2006 .10 .29

『Web 2.0 ツールのつかいかた』橋本 大也,梅田 望夫,小飼 弾ほか著

ネットの情報収集の基本は"Google"ですが、いまやGoogleだけでは辿りつけない情報が増えています。本ムックでご紹介するのはそんな、ネット上のホットな情報に素早くアプローチするためのツールと、その活用ノウハウです。さらに「梅田望夫vs.小飼弾 往復書簡」、「世界一よくわかるWeb2.0入門」など、多彩な切り口でWeb 2.0の世界を紹介します。
著者陣もスゴイ面々。これは買う。

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2006 .10 .28

『しょこたん☆ぶろぐ 2』中川翔子インタビュー

楽天ブックス著者インタビュー 中川翔子さん (10/26)
ブログ界の常識を覆し続けるしょこたんこと中川翔子さんが、1年間のブログを1冊にまとめた『しょこたん☆ぶろぐ』の第2弾が発売に。ブログの魅力と多彩な趣味についてたっぷり語ってくれました。
ということで自分のなかで最近ようやく顔と名前が一致してきたしょこたんのインタビューが掲載されていました。


ブログの更新が1日平均15回、最高は70回、という驚異の更新頻度を誇るしょこたん☆ぶろぐが前作から1年を経ての書籍化。しょこたんの人となりに触れるのはほぼ初めてなので興味深く拝見しました。

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2006 .10 .25

『ガチャピン日記』予約開始

エントリーをUPするたびにスゴイ数のコメントが付くガチャピン日記。もはやアルファブロガーですね。そんなガチャピン日記が早くも本になるみたいです。

『ガチャピン日記』
06年7月26日に始まるやいなや、またたく間に話題となった超人気ブログ「ガチャピン日記」を中心に、意外と知られていないプロフィールやこれまで輝かしい成功を収めてきたチャレンジシリーズをプレイバックしたガチャピン初の著書。ブラウン管からは窺い知れない素顔をとらえたグラビアは必見です!
しかも著者がガチャピン。本人ですよ。本人。

「ブラウン管からは窺い知れない素顔」ってどんなんだ!? てかムックはどうした。



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2006 .10 .17

ガンダムファンにはマスト バイ? 『復刻版 ガンダムマガジンコンプリートBOX』

『ガンダムマガジン』。あったなぁ。そんな雑誌。「機動戦士ガンダムF91」公開に合わせて刊行されたんですね。「F91」はそんなにスキじゃないファースト世代なんですけど、特別付録が「コミックボンボン」で連載されてた「エースパイロット列伝」ってのがマニアック。

何気に「コミックボンボン」ってガンダムに関しては濃い~内容だったんですよね。とても「コロコロコミック」の競合とは思えなかった。近藤和久のコミックは好きだったなぁ。


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2006 .10 .16

岸朝子さんの新刊『東京 五つ星の甘味処』

『続 東京五つ星の手みやげ』を読んでかなり気になる存在になった岸朝子さんの新刊が出るようです。また和洋織り交ぜて薀蓄も豊富な内容になるのかな?

東京にある,ちょっと一服でき,もちろん,おみやげもある甘味処の老舗・名店とその代表的スイーツを岸朝子が厳選して紹介。
こういう本は眺めてるだけでも楽しいですからね。

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2006 .10 .14

キミがスキならメガネをかけよう『メガネマガジン』

「メガネを愛する乙女のための最強マガジンついに誕生!」とのこと。



はぁ。まぁおいらも一応メガネ男子ですが。。。



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2006 .10 .02

岸田LEON元編集長、年収5000万ターゲットのウェブマガジン創刊

岸田LEON元編集長、年収5000万ターゲットのウェブマガジン創刊(NIKKEI NET IT-PLUS)
「ちょいワルオヤジ」などの流行語を生み出したファッション誌「LEON」元編集長の岸田一朗氏が新会社「KI&Company」を立ち上げた。21日に東京・港のコンラッド東京で発表会を行った。新会社は11月にウェブマガジン「@ZINO(アットジーノ)」、来年3月に男性向け月刊誌「ZINO(ジーノ)」を創刊する。「紙媒体とウェブサイトを融合した複合型ライフスタイルメディアの構築」を目指すとしている。
このブログでも何度か触れている岸田氏の動向。NIKKEI NETの特集記事だけに記者会見の模様を写真入りで取り上げています。

会見の模様はWBSでも注目の人って感じでニュースになってましたね。

この記事では注目のビジネスモデルがけっこう詳しく書いてあるのがよかったですね。それによると、
ウェブマガジン「@ZINO」は無料会員制で「ショッピングアシスタンス」と名付けた店舗・商品紹介サービスを導入する予定。当初は「自らe―コマースを手がけるわけではなく、読者の購入したい意思を販売店に伝える」(岸田氏)という。「ZINO」と「@ZINO」は年収5000万円程度とLEONよりも高い所得層を想定ターゲットとしている。
とのこと。う~ん、カタログ販売モデルのようなのでやり方としては目新しくはないので、やはり誌面の質感や編集能力が期待されるところでしょうか。どんな媒体が出てくるか、お手並み拝見といったところですね。

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2006 .09 .30

「「超」整理手帳」と「英語手帳」

ブラブラと楽天を眺めてたら来年のカレンダーやら手帳やらを予約してました。もうそんな季節ですか。

意外(?)とアナログでシステム手帳を長年使ってるんですが、中のリフィルは能率協会のを愛用してます。なんとなく、で使い始めてレイアウトに慣れてしまったからでしょうね。

今年は定番の「「超」整理手帳」や「能率手帳」と共に神田 昌典さんが『英語手帳』なるものをプロデュースしてるのでちょっと気をひかれています。

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2006 .09 .29

『第62代横綱 大乃国の全国スイーツ巡業』芝田山 康著

情報収集で購読しているメルマガ「ビジネス新刊書籍ニュース」で紹介されていた1冊。

マロンペーストががつんと旨いモンブラン、板橋で大行列の栗饅、名古屋の味噌ロールケーキも泣けてくる――。元横綱・大乃国は大の甘党。全国各地で探しあてた親方イチ押しのお菓子を完全紹介!
元横綱、大乃国の芝田山親方が甘党なのは知ってたんですが、まさか「全国スイーツ巡業」なる本まで出すとは。美食家だったり料理が上手なお相撲さんはけっこういらっしゃるようですけど、ケーキ作りが趣味というお相撲さんはやはりめずらしいのでは。

「男が甘党で何が悪い!」って帯がいいですね。



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2006 .09 .23

チョイ悪編集長の次の仕事は…

チョイ悪編集長の次の仕事は…(nikkansports.com)
中高年男性向け雑誌「LEON」の元編集長で、今年8月に主婦と生活社を退社した岸田一郎氏(55)が21日、都内で、新事業「KI PROJECT(キー・プロジェクト)」を発表した。
つい先日、「ちょいワル編集長、新会社設立でもちょいワル?」なんてエントリーをポストしたんですが、その翌日に新事業が発表されたんですね。

記事によるとその事業内容とは、「今年11月にインターネットのウェブマガジン「@ZiNO(アットジーノ)」を立ち上げ、来年3月に新雑誌「ZiNO」を創刊するもの。」だそうです。う~ん、基本的に想像通り。

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2006 .09 .21

ちょっと気になるSEM・SEO本

翔泳社から検索エンジン対策3部作として、『ヤフー!・グーグルSEO対策テクニック』『ホームページの成約率倍増!売上・利益アップテクニックク』『コストゼロで集客!究極のSEM対策テクニック』を刊行していずれもベストセラーになった鈴木 将司さんがダイヤモンド社から新著を出されるようです。

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2006 .09 .20

『エビちゃんカレンダー 2007年』発売開始

蛯原友里さんの2007年版カレンダーが楽天ブックスで予約開始していました。昨年、売れに売れましたね。amazonでは2006年版に6,000円以上の値段が付いてますよ。。。

今年もすぐに売り切れてプレミアが付くような状態になってしまうんでしょうか。

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ちょいワル編集長、新会社設立でもちょいワル?

このブログには「ちょいワル」「岸田一郎」というキーワードで検索エンジン経由で訪れる方が結構いらっしゃいます。たいした情報がなくてすみません(汗

『LEON』元編集長の岸田一郎さんが主婦と生活社を退社したあたりの時期にエントリーしたことがあるんですが、それほど注目されている人物、ということなんでしょうね。
8月14日に前職を辞められて9月には新会社設立、とのことでしたがリクナビNEXTに求人情報が掲載されていました。

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2006 .09 .06

『叶美香写真集 Sweet Goddes 2』

叶恭子が撮り下ろした男性に捧げるゴージャスでハードな写真集第2弾「Sweet Goddes 2」限定40,000部。今回撮影の着用済み衣装の切れ端を『叶美香セレブのお守り』として写真集に袋とじで付きます。
叶美香(妹)さんの写真集、早くも第2弾の登場ですか。続いたってことは前作は結構売れたのかな。姉ちゃんよりは売れると思うけど。。。

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2006 .08 .29

リタ・ゴーン氏が語る家族の絆、『ゴーン家の家訓』

リタ・ゴーン氏が語る家族の絆、『ゴーン家の家訓』(日経ビジネス オンライン)
日産自動車社長カルロス・ゴーン氏の妻リタ・ゴーン氏が4人の子育てが一段落したことを受け、このほど初の著書「ゴーン家の家訓」を発表した。 6年間近く日本に滞在して様々な経験ができたことの感謝の印でもあるという。本を通じて日本の読者に何を伝えたいと考えたのか語ってもらった。
いささか旧聞になりますが、日産のV字回復を成し遂げたカルロス・ゴーン社長のプライベートな面がどんなものか興味があったのでこの記事を見てみました。

結論的には、この妻あってのあの亭主、あるいはその逆もしかりだな、ということ。家庭論を主軸にしながらも、とても骨太なメッセージが込められてるな、という印象を持ちました。

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2006 .08 .18

“ちょいワルオヤジ”岸田氏退社していた

“ちょいワルオヤジ”岸田氏退社していた(nikkansports.com)
「ちょいワルオヤジ」などの流行語を生んだ雑誌LEONの岸田一郎元編集長(55)が、14日付で主婦と生活社を退社していたことが分かった。15日に都内で映画「マイアミ・バイス」の試写会に参加し「円満退社しました」と明らかにした。
あれ、もう辞めてたんですね。当初は9月に退社予定と報じられていたので少し早まった感じですか。推測でしかないですけど、円満退社、かなぁ。。。

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2006 .07 .25

ちょいワル編集長モテモテで!?退社

ちょいワル編集長モテモテで!?退社(nikkansports.com)
流行語「ちょいモテオヤジ」の生みの親で月刊誌「LEON」編集長の岸田一郎氏(55)が、9月10日付で主婦と生活社を退社することが24日、分かった。
岸田編集長辞めちゃったんですね。テレビにもよく登場してた名物編集長でした。

「ちょいモテ」とか好みじゃないので「LEON」は眺めたことしかないですが、絶賛不景気の折りに創刊して、ここ2年くらいの景気回復を受けて急速にメジャーになってきたな、って印象ですね。

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2006 .07 .04

新潮文庫の100冊 2006

今年もそろそろ文庫各社の夏企画が出てくる季節です。

『夏企画』の老舗であり、ブランディングで成功した新潮社も『新潮文庫の100冊』Webサイトが2006年版になってコンテンツが充実してきています。

しかし 100satsu.com って。ドメインまで別にしてる凝りよう。もう10年位になりますかね。
(って書いてたら実はもう30年目だそうで。。。)

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