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2008 .03 .07

新風舎の事業は文芸社へ

新風舎:業界最大手の「文芸社」に事業譲渡 破産手続き(毎日jp)
経営破綻(はたん)した自費出版大手「新風舎」(東京都港区)の事業が、業界最大手の「文芸社」(瓜谷綱延社長、東京都新宿区)に譲渡されることが決まった。
複数の出版社に事業引継ぎを打診したものの文芸社以外は断ったそう。

今回の件で自費出版自体のイメージが悪くなってるので同業の文芸社くらいしか引き受けようがなかったんだろうな。

でもこれで新風舎と契約してた著者さんたちが救われるかというと、本が完成していなかった場合は「利益を見込まない最低の経費」だけどさらに追加でおカネを払うか、著作を返されるか二択を迫られるそう。新風舎に払った前払い金は返ってこない。
なんだそりゃって感じ。

まあね。夢を売るのはそうカンタンではないですよ。前も書いたけど商業流通に乗せて売るのが目的なのか、自分の記録として製本したいのかがよく分からない。

前者であれば、(おそらくは)新風舎が提示する見積もりよりもはるかにおカネがかかるもの。
後者であれば、たとえば久恒啓一さんがやっておられる「日記の製本」がとてもすばらしいことだと思う。

「今日も生涯の一日なり」(2007年版)の冊子が完成(久恒啓一の「今日も生涯の一日なり」 )
自費出版?  ブログ日記「今日も生涯の一日なり」のアナログ(久恒啓一の「今日も生涯の一日なり」 )

記録としてパッケージにしたい、知人に配りたい、と手段と目的が明確。
商業出版としての著作も多数あるひとだから特別ってことはないと思う。

新風舎に騙された、って怒ってたり悲しんでるひとも多いと思うけど「何がしたかったのか」を考えてみてもらいたいな。そしたらウマイ話しに乗せられることもそうはないんじゃないかな。おカネのことは大変ですけどね。。。

しかし1月の報道以来、新風舎のHPが見た目としてなんら変わってないのはどうかと思うぞ。右カラムのサイドバーにお知らせがあるだけ。なんだかなあ。。。

▼関連記事
新風舎、文芸社へ事業を譲渡、未完成本1000人分(nikkei BPnet)
自費出版・新風舎の窮状(Sponichi Annex)

▼参考リンク
事業譲渡のお知らせ(新風舎)

▼関連エントリー
自費出版か商業出版かよ~く考えよう
新風舎が事実上、倒産

[追記]
↓このエントリーをアップしたらこんなアドセンスが…

イタイなぁ。。。

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