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2008 .11 .17

『コピー用紙の裏は使うな!』村井 哲之・著

メルマガ「コスト削減ニュース」発行者による著作。

本書自体は書き下ろしだと思うんだけど、前後いたるところで事例や解説が重複していて少し読みづらい。

たとえば98ページにさらりと出てきたPPS(電力販売の新規事業者)の説明が157ページでやっと解説されてるところとか。まあ、まず概略をさらっと流してから後段で詳細説明という流れ自体は好みだろうけど。

とはいえ、事例が豊富で具体的な対処法にまで解説が及んでいるので読みながらコストマネジメントへのイメージがどんどん膨らみます。

著者が述べてるように、コスト削減(コストカット)は後ろ向きな意味でのリストラではなく、企業戦略のひとつと位置づけられる「コストマネジメント」なんですよね。

コスト削減とは単なる「ケチケチ運動」ではなく(中略)「経営」と「現場」のすき間を継続して埋めていく作業
知ってたつもりだけど分かってなかった、「コストマネジメント」についての考え方が学べるのが本書の最大の旨味です。

収益の入り口となるマーケティングや営業はROI(費用対効果)がハッキリ分からないことが多いけれど、コスト削減による利益創出は100%の成果を出すことができる。

すばらしい。どんなに見かけの売り上げがあったところで企業活動すべての原資は利益なくして生み出せませんからね。

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2008 .11 .15

『できない人ほど、データに頼る』

最近はデータ分析なんての生業にしてるので思わずタイトルに釣られて買った本。

でも書名の『できない人ほど、データに頼る』は第1章の見出し語であって、原著名は『See,Feel,Think,Do』。直訳すると「見て、感じて、考えて、実行する」。このフレーズは本文中に頻発します。

データを妄信することの問題点を指摘する着眼点は間違ってないけど、原著がイギリスで出版されてることもあって海外の事例ベースなのでややイメージしづらいかな。日本人に馴染みのある事例が少ないので。
あと翻訳書にありがちな冗長な言い回しが多くて少しクドい。

本文を通して読むと分かるんだけど、『できない人ほど、データに頼る』は逆説的な比喩なので書名はちょっと煽り過ぎな気がする。

全体的な方向性がMBA(ビジネススクール)の定量的・計数化手法だけで事実を捉えようとする考え方に警鐘を鳴らしているので、いっそのことMBA的科学的評価方法の問題点と対比する構成のほうが分かりやすかったかも。

とはいえ、マーケットリサーチの限界点についての記述は、まさに自分がデータ分析だけで知りえないことをアンケートで補おうとしているところだったので陥りがちな盲点を指摘してくれていたのはありがたかったです。

顧客が何を知らないかを、企業の担当者本人が分かっていない
→顧客は何が嫌いかを伝えることはできます。しかし、どうすればよくなるかという改善点については滅多に口にしてくれないものなのです。
この本に顧客ニーズのすべてやその解決方法が書かれているわけではないし、必ずしも(少し古い事例も掲載されているなど)記述が適切でないと思える箇所もあるけど、「本当にこれでいいのか?」と考えるきっかけにはなります。案外と答えは自分の中にあるものだったりするので。まずは「考えて」みないとね。

以下、個人的に思うところがあってマーキングした箇所です。

できない人ほど、データに頼る
アンディ・ミリガン ショーン・スミス
ダイヤモンド社
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2008 .11 .14

Prost Vol.8

今回の入院中にお見舞いでいただいたムック。「お米のチカラ」という特集がステキでした。土鍋で炊くゴハン、おいしそう…。思わず土鍋が欲しくなりましたな。

和洋中織り交ぜて食材やレシピ、調理器具までフォローしてる記事はなかなか楽しめます。いろいろ作ってみたくなりますね。

てかこの「Prost(プロースト:乾杯)」ってムックはいただくまで知りませんでした。こういうムックってなかなかアマゾンとかのネット書店では見つけられないんですよね。
まだまだ町の本屋さんで思わぬ出会いをすることは多いです。

てか発行元は昭文社なのか。昭文社っていえば地図屋さんなんだけど。
最近は手広くやってるんですね。

Prost 8 (昭文社ムック)
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昭文社
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2008 .05 .11

『SQLハンドブック 第2版』宮坂 雅輝・著

仕事柄「あれ、どうするんだっけな~?」ってときに袖机から引っ張り出して調べるのに重宝してる1冊。

データベースマーケティングなんて仕事がメインなんだけどデータマートなんて構築されてない会社なので(だから必死こいて作ってるけど)基本は生SQLの手作業。しかもOracle、MySQL、SQLServerと様々なデータベースを相手にしてるものなので本書のような網羅的なリファレンスはとてもありがたい。

SQLハンドブック 第2版 (Technical Handbook Series)
宮坂 雅輝
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2007 .01 .08

『57歳のセカンド・ハローワーク』布施 克彦・著

いよいよ今年は2007年。新聞や雑誌の特集でも取り上げられることが多くなった「2007年問題」。1947年~49年生まれの「団塊世代」が60歳の定年を迎え始める年です。

戦後最大のボリュームゾーン「団塊世代」は700万人程度にのぼるそうです。
これからは多くのサラリーマンがおくってきた均一な人生のレールが、60歳を境にさまざまに分岐していく社会になります。まして平均寿命は80歳という長寿社会です。

本書はこの「団塊世代」を間近に控えた「57歳」世代に向けて、架空の“定年後の人生案内所”「セカンドハローワーク」での担当者とのやり取りを通して“これからの生き方”をアドバイスしています。


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2006 .10 .09

『職人学』小関 智弘・著

町工場の旋盤職人として50年以上のキャリアを積んできた著者が、「職人」とはいかなるものなのかを、自身の経験や周囲への取材を元にまとめたもの。

著者が述べている職人の技能、仕事に対する姿勢を引用してみます。

「工場の職人は限りなく無個性なものを作るために、そのものを作り出すプロセスで、限りなく個性を発揮する人たちだ」
「伝統的な技能にとどまっていないで、常に新しい、よりすぐれた技能を獲得して、伝えられた技能の限界をさらに拡げようと努力する技能者だけが、熟練工と呼べる。だから、熟練はいつも生きている」
素晴らしいです。振り返って自分の手には何があるだろう、とふと考えてしまいました。

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2006 .10 .01

『仕事はカネじゃない!』ケビン・フライバーグ・著

サウスウエスト航空の効率的な経営手法と驚異の成長劇を描いたベストセラー『破天荒!』の続編。

本書は、驚異的な成果を挙げる「破天荒企業」にはサウスウエスト航空に通ずるリーダーが存在しているとして、他の経営者・リーダーに取材し、共通する成功法則を導き出している1冊。

「長期的な成功を達成し目覚しい業績を記録している」「従業員を単なる人的資産としてではなく、一人の人格者として配慮している」「誰もがそこで働きたいと願う組織を運営している」といった、優れた企業に共通する経営ビジョンと実績を通して、気力、勇気、元気あふれる「ガッツのあるリーダー」が存在することを明らかにしています。

本書の底流にあるのは「仕事とやり甲斐」という考え方。これらのポイントを理解し実践することで優れたリーダーのエッセンスを学ぶ事が出来、また優れたリーダーが求める要素を理解することで優秀な企業が求める人物像を知る事ができます。

初版が1997年とのことだけど、本書で描かれる「優秀な人物」像は現代にあっても色あせないですね。

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2006 .09 .03

『日本の路地裏100』佐藤 秀明・監修・写真

路地裏はそこに住む人たちの生活が垣間見える場所です。よそ者はちょっと声を潜めて、「おじゃまさせていただきます」と言わずにはいられない。でも、土地の人には見慣れた当たり前の風景がなんとも新鮮に映るのも「よそ者」ならでは。

この本には、沖縄から北海道まで南から順に日本全国の路地裏の写真が収録されていますが、どれもその微妙な「よそ者感覚」が味わえて素敵です。いつもの通り道をちょっと変えてみると、普段目にした事のない風景が見られるかも知れません。

知ってるはずの街の知らない風景やどこかにつながる道。いつもよりちょっと早めに家を出て、小さな探検をしてみるといつもと違った一日が始まるかもしれませんね。

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2005 .12 .10

『ザ・エージェント』鬼塚 忠・著

「本」における職業としての「エージェント」。聞きなじみのない方も多いのではないでしょうか。

『海峡を渡るバイオリン』、『考具』、『ロベルト・バッジョ自伝』などなど。映画化され、テレビ化され、ベストセラーとなった書籍の数々。

「千本に三本」しかヒットがでないと言われる日本の出版業界にあって、設立わずか3年あまりで10万部を超えるベストセラーを生み出し、事業化した「エージェント」本人が著者となっているのが本書、『ザ・エージェント』です。

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2005 .11 .03

『和紙とケータイ』共同通信社編集委員室・編

今回は『和紙とケータイ』という本の読後感を。

みなさんは日本の伝統の技というとどんなものを思い浮かべるでしょうか。
先日取り上げてみた『職業外伝』でも、思いもよらない「職業」が数多く紹介されていて、率直に驚いたんですが、この『和紙とケータイ』で取り上げられている、伝統技術の幅広さ、そしてその技術がいかに現代においても有用で、その伝統技術なしには、現代の先端技術もありえない、という記述に驚かせられます。
でも、考えてみれば「伝統技術」も、その当時では「最新技術」だったんですよね。

いくつか事例をご紹介してみます。

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