2012 .01 .04

松原治、死去

訃報:松原治さん94歳=紀伊国屋書店名誉会長(毎日jp)
松原治さん94歳(まつばら・おさむ=紀伊国屋書店名誉会長)3日、心不全のため死去。葬儀の日取りは未定。喪主は長男真樹(まさき)さん。
世間一般に知られている方ではないと思うけど、本屋に生まれて育ち、これまでの人生の多くを本屋として過ごしてきたぼくとしては書き留めておきたい話題です。

直接お目にかかったことはないけれど、畏怖し、尊敬する対象として見ていたように思います。三省堂書店やbk1からしても遥かに大きい存在だったなあ。
千葉県出身。東大法卒。1950年、紀伊国屋書店入社。創業者・田辺茂一の右腕として同社の事業を拡大し、国内最大規模の書店に成長させた。80~02年まで同社社長、10年まで同社会長兼最高経営責任者(CEO)。09年まで紀伊国屋演劇賞の審査委員を務めた。
大型の多店舗展開、ターミナル駅を主軸とした出店、出版業、インターネット・チャネルの構築、外商、海外進出に紀伊国屋ホールなどなど。
大胆で緻密な戦略で紀伊国屋書店を国内最大の書店チェーンと成した偉大な業績。

思い返せば新宿本店の道並び(といっても御苑前だけど)でゲリラ的な本屋をやっていたのも、巨人たる紀伊国屋書店に一矢でも報いることで、それまでぼくを育ててくれた人たちに恩返ししたい気持ちが動機にあったように思います。

やっぱり本屋は面白いよなあ。

それはさておき、謹んでご冥福をお祈りいたします。



« 今年は「辰年」です。 | ホーム | 首都高、1兆円規模の抜本的な改修へ »


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメント (2)

かたな:

中学生のころに紀伊国屋本店にて、
講談社の「トヨタのすべて」と「ポルシェのすべて」
と言う本を購入して、
本読まない(本を見るだった)私を、
”本を読んで楽しい”と思わせるきっかけになったのを
今でも鮮明に思い出せます。

新宿に出向く際には、必ず紀伊国屋に寄って
本を購入して帰ります。

松原治さんの事は全然しりませんでした。
ご冥福を申し上げます。

本を読む楽しさをお客さんに届けるにしても、まず商売として成り立たなくてはならないのです。
本屋さんはボランティアや公共図書館ではないので。

読書好きは多くあれど、商売に立脚した本好きはあまり思い浮かびません。

そういった意味で松原さんは、本屋を経営した(功罪あれど)稀有な経営者だったと思います。

コメントを投稿

(コメントは承認後に公開されます。しばしお待ちください。)

この他のエントリー

アーカイブ