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2008 .06 .24

雑誌20誌が閲覧できる「X BRAND」

「DIME」「BRUTUS」など20誌の記事をネットで ヤフー「X BRAND」(ITmedia News)
ヤフーはこのほど、「DIME」「BRUTUS」「sweet」など雑誌20誌の記事の一部を閲覧できる「X BRAND presented by Yahoo!JAPAN」を開設した。
閲覧できるのはあくまでも一部。雑誌のラインナップは魅力的なんだけどね。
「DIME」(小学館)、「BRUTUS」(マガジンハウス)、「sweet」(宝島社)、「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)、「東京カレンダー」(アクセス・パブリッシング)、「BRIO」(光文社)など14社20誌から記事提供を受け、専属の編集部が再編集して掲載する。
ホントに1ページにも満たないごくごく一部なのでこれが雑誌を購入する動機になるかっていうと微妙だと思うな。

せめて「GQ JAPAN」と「BRIO」と「DIME」から時計とかアクセサリーとか共通項を組み合わせてユーザー好みの特集ページを作ることができて、そのページをYahoo!JAPANアカウントでログインしたマイページにクリップしておける、とかってサービスじゃないと魅力的とは思えないなぁ。雑誌同士の権利があるから難しいんだろうけど。

じゃあ雑誌の直接購買に結びつかなさそうならどんな付加価値があるかっていうところでの「オフィシャルパートナー」システムだろうし、主たる収益はこのオフィシャルパートナーから得られる広告費ってことなんでしょうね。
1業種につき1社の「オフィシャルパートナー」を設定し、専用のページに関連情報を掲載する。現在、トヨタ自動車など3社がオフィシャルパートナーページを設置している。
業種ごとにパートナー企業(広告クライアント)を募って、掲載企業のサービスに即した雑誌コンテンツをサービスイメージや事例として活用していこうとしてるのかな。

広告クライアントである掲載企業はそれでいいかも知れないけど、閲覧しているユーザーにはあまりベネフィットがないような気がする。いかにも広告代理店が考えたコンセプトって感じだけど。
電通からスピンアウトした広告代理店・TUGBOATと提携して運営。「お客様に高品質かつ利便性の高い情報を発信し、パートナー企業のブランド価値を高めていくサイト」としている。
この企画はブランド価値を高めることになるんだろうか。結局「X BRAND」は企業広告ページってことだし、企業ブランドはイメージだけで成り立つモノじゃあないよね(イメージも大事な要素ではあるけど)。

「オフィシャルパートナー」に名を連ねている資生堂やトヨタにしてみれば自社製品を使ってみてもらってなんぼの企業ブランドだし、サービスを商品にしているANAもそれは同じでしょう。「オフィシャルパートナー」にマッチする雑誌記事なんていったら記事広告も掲載されてきかねやしない。そしたら雑誌に記事広告を出稿してると変わらないよなぁ。

「X BRAND」のあり方には疑問符が付くけど、ともあれ「Hanako」が無料で閲覧できる「MSNマガジンサーチ」もそうだけど雑誌のコンテンツはまだまだ出版業界の外では人気だということですね。

雑誌も実売の減少傾向が続き、広告収入も縮小しつつある中、記事をコンテンツという商品として活用する方法をいろいろ模索してみるタイミングなのかも知れません。

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