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2008 .05 .25

セブン-イレブンオリジナル書籍シリーズ「ペーパーバックスK」

宮部みゆきと"ハガレン"がコラボ? セブン-イレブンがオリジナル書籍発売(マイコミジャーナル)
セブン-イレブン・ジャパンは19日、オリジナル書籍「ペーパーバックスK」シリーズを東京/千葉/神奈川/埼玉の約4,000店舗にて販売を開始した。
オリジナル書籍とはいっても既刊の表紙を人気漫画家のイラストに替えたものだそうだけど。
今回発売されたのは、宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』、京極夏彦『薔薇十字探偵 I 』、大沢在昌『女王陛下のアルバイト探偵』の3作品。それぞれ『鋼の錬金術師』を連載中の荒川弘、『DEATH NOTE』や『ヒカルの碁』で人気を博する小畑健、『シティーハンター』などで馴染みの深い北条司が表紙を手がけている。
既刊の表紙を替えてあたった手法は太宰 治の「人間失格」が記憶に新しい。

人間失格 (集英社文庫)
太宰 治
集英社
売り上げランキング: 5413

ちなにみなじみのある新潮文庫版はこれ↓。

人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
太宰 治
新潮社
売り上げランキング: 2873

表紙イラストを「DEATH NOTE」や「ヒカルの碁」で知られる漫画家、小畑健のイラストを表紙に使って発売したらバカ売れしたというアレ。「人間失格」が実績になったのか小畑健は「ペーパーバックスK」シリーズでも1冊イラストを描いてますね。まあ売れるかもしれないけど。。。

既刊を売り伸ばすことは新刊のそれに比べコストが少なくて済むのでやらなくちゃいけないことなんだけど、いささか安易過ぎる気がしなくもないなぁ。でもコンビニがやることであって出版社じゃないからアリっていえばアリか。ゼロから書籍出版に参入、なんていったらとてもじゃないけど元が取れないだろうし。

漫画家さんの絵は(良くも悪くも)キャラ立ちし過ぎてるので小説の漫画化だとキャラクターのイメージが固まりすぎちゃう感じがするけど、小説の挿絵くらいなんかだとよりイメージが湧いていいかも知れませんな。

こういう取り組みを機に活字と漫画のコラボレーションが進むといいなと思ったりしました。

▼参考リンク
オリジナル書籍(セブン-イレブン・ジャパン)

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