「希望小売価格」の新刊本
値段は本屋さんが決めて… 値引きOK本、異例の出版(asahi.com)興味深い試み。だけどさして売れないだろうなぁ。
新刊にもかかわらず、書店が自由に価格を決められる本が出版される。中堅のポット出版(本社・東京都渋谷区)が13日に発行する「本の現場」(永江朗著)だ。出版社が小売価格を書店に守らせる再販売価格維持制度(再販制)が常識の出版界で、「非再販」本は極めて珍しく、制度に一石を投じる試みだ。
こういう「関係者」しか読まないような題材だと、業界的な試みで終わってしまいそう。前から問題提起本を出してるポット出版さんだからできたことだろうけど。「売れる実績」がないと仕組みとして続いていかないからね。
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▼参考リンク
・ポット出版
・NPO図書館の学校
「本の現場」は、現在の出版事情を取材した書籍だ。その裏表紙には「非再販」「希望小売価格・1800円+税」とあり、書店は1800円以下でも売ることができる。書店の粗利は22~23%とされることから、損が出ない範囲で値引きの可能性がある。理論的には、購入する読者が書店と値引きの交渉もできるという。音羽・一ツ橋クラスが挑戦すれば影響あるけど、やらないだろうなぁ。
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本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか
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永江 朗
スタジオポット
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内容説明(ビーケーワン)
「本の現場」でいまなにが起こっているのか。自費出版、ケータイ小説、フリーライター、ベストセラー…。30数年で新刊が約4倍に増えた、この「新刊洪水」のからくりを探る。『図書館の学校』連載を単行本化。