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2008 .01 .12

草思社にエール続々

「何とか再生を」名物出版社「草思社」にエール続々(ZAKZAK)
『清貧の思想』『声に出して読みたい日本語』など、斬新な視点で数々のベストセラーを仕掛けたが、長引く出版不況で売り上げが低迷していた。同社を通じベストセラー作家となった著者からは哀惜とともに、「何とか再生していい本を出し続けて」と再出発を願う声が寄せられた。
記事自体は草思社にゆかりある著者たちからのエールであって残念ながら支援を表明しているという複数の会社名は載ってなかった。

草思社は広告収入が得られる雑誌に手を出さず、日銭にはなる文庫や新書にも手を出さず、愚直に単行本だけで勝負してきた出版社。その姿勢がとても好き。

出版社の倒産も多く報じられる昨今、復活を望む声が上がるのは珍しい。それだけ知られていたし読者に評価されていたんだね。

失くしてから気がつく価値ってのもあるので普段からもっと買っとけよってのもあるけど。青山ブックセンターが営業を再開したときに多くのお客さんで賑わったように、草思社も支援を受けてまた本を出したときに多くのひとに手にとってもらえるといいですね。

いちおうぼくも草思社の本のレビューを書いてるんですよね(古くてすみません…)。

『和紙とケータイ』共同通信社編集委員室編
『経営者を格付けする』有森 隆著

レビューは書いてなかったけどうちの本棚にある草思社の本はどんなのだろと思ってみてみた(積読本の山は倒壊しそうなので触れない…)。

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関心にあまりまとまりがないのが分かってしまうけど…。でもまあなかなか面白い切り口のノンフィクションを作り出す出版社だというのは見えるのではないかと。

いつ発売された、ってことじゃなくて自分が興味を惹かれて手にした本はいつでもそのひとにとって新刊だと思います。

草思社はこの出会いを形作れる出版社のひとつだと思います。でなければカンパしたいなんて読者まで出ないでしょう。
草思社が民事再生法適用申請:[俺100]
カンパとか受け付けてるなら応募したいです。
できれば他の出版社が資本吸収するなんて形じゃなくて「草思社」の看板のまま復活して欲しい。

そう願ってます。

あ、でもこれだけ民事再生法の申請が公になってるんだからHPに掲載したほうがいいですね。

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