ゴマブックス、民事再生を申請
ゴマブックスが民事再生を申請(ITmedia News)もう業界事情にも疎くなったのでニュースとして知ってしまうのだけど。
中堅出版社・ゴマブックスは9月7日、民事再生法の適用を東京地裁に申し立て、同日、保全命令を受けた。帝国データバンクによると、負債総額は約38億2000万円。
ゴマブックスも立ち行かなくなりましたか…。最後にお邪魔したのは4年くらい前かなぁ。ずいぶんポジティブな打ち合わせで気を良くしてきたもんだけど。
まあ倒産ではなく(草思社なんかと同じ)民事再生なのでスポンサーが付けば再建もありえるわけですけどね。いいタマもそれなりに持ってるし。
とはいえ新刊を発行して取次ぎに入れてしまえば売上数字が立ってしまう構造の中、内実は自転車操業に陥ってたんでしょうね。
業界紙の新文化によると、負債額は近年で最大級とのこと。
▼参考リンク
・ゴマブックス
・大型倒産速報(帝国データバンク)
▼関連エントリー
・九天社、破産とのこと
・アスコム、やっぱり倒産…
・草思社も民事再生法の適用を申請
・新風舎が事実上、倒産
2009年1月期には、近年のピークとなる売上高約32億3200万円を計上していた。一方で景気低迷や返本率の上昇など、業界環境が悪化。新刊の出版点数を増やしたが販売が激減するなどし、同期の経常損益は約5億2700万円の赤字に、在庫評価損の計上で最終損益は約10億3500万円の赤字に陥っており、債務超過に転落。25億円を超える借入金も重荷になっていた。今年のはじめにピーク売上高を計上しておきながら、さらに親会社を吸収合併までしてもなお、1年も経たずに債務超過に陥る。今の出版社が内包している歪みを物語ってますね…。
業界紙の新文化によると、負債額は近年で最大級とのこと。
ゴマブックス、民事再生法を申請(新文化)ニュースにはなっていないみたいだけど、知り合いの出版社もいつの間にか倒産してたし。資金繰りのために新刊を出す悪循環を断ち切らない限り、まだまだ続くでしょうね…。
9月7日午前11時すぎ、東京地裁に手続き開始を申し立てた。新刊の大量生産で売上高の減少を補填してきたが、返品増加に伴い資金繰りが悪化した模様。負債額は現在約40億円とみられている。草思社、新風舎の負債額は約20億円で、出版社の倒産規模としては近年では最大級。
▼参考リンク
・ゴマブックス
・大型倒産速報(帝国データバンク)
▼関連エントリー
・九天社、破産とのこと
・アスコム、やっぱり倒産…
・草思社も民事再生法の適用を申請
・新風舎が事実上、倒産