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2009 .08 .10

雑誌の「ネット配信推進」団体が設立

雑誌デジタル化の可能性探る、日本雑誌協会がコンソーシアム設立(INTERNET Watch)
日本雑誌協会は5日、「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム」の設立総会を開催した。雑誌コンテンツを配信するポータルサイトや著作権処理ルールなどを検討しながら、2011年度の事業化を目指す。雑誌の売り上げが伸び悩む中で、新たなビジネスモデルの可能性を探る狙いがある。
ステークホルダーたくさん。さてさてどうなりますことやら。

まあ「日本雑誌協会」なる業界団体が幹事になるのはしょうがないんだろうけど、それ以外のメンツがすごい。
日本雑誌協会の所属企業以外では、ヤフーやニフティ、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、インテル、富士通、日立製作所、デジタル・アドバタイズ・コンソーシアム、富士山マガジンサービス、ビデオリサーチ、凸版印刷、トーハン、日本出版販売、電通、博報堂などが参加を表明した。
よくもこれだけのメンツが集まったものですね。利害調整が大変そう。

この団体でやろうとしてるこど、万が一にも、現状の雑誌をそのままPCやケータイで表示できるようにしていこうなんて考えてないかちょっと不安。
まずは2年間の実証実験で、ポータルサイトや少額決済課金システム、コンテンツフォーマットなどを検討するとともに、専用デバイスの研究も行う。コンソーシアム委員長を務める集英社の大久保徹也氏によれば、PCや携帯電話などに雑誌を記事単位で販売する仕組みを構築する考え。「10円単位で販売して“マイフェイバリットマガジン”が作れる方向性にしたい」。
ネットの特性は「双方向」だし、PCとケータイは表現力に違いがあるってあたりをちゃんと考慮してサービス設計しないと。

ただ単に「どう売るか」ってことに主眼を置くとコケるかと…。「面白い」「欠かせない」「役に立つ」って軸をぜひ考慮していただきたいです。

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