伊坂幸太郎さんが「直木賞」受賞選考を辞退
静かになりたい…伊坂幸太郎氏が「直木賞」選考辞退(ZAKZAK)伊坂幸太郎さんが自著『ゴールデンスランバー』が直木賞の選考対象になることを辞退していたとのこと。もう5回も候補に選ばれながらもいまだ受賞していないからもういいや、ってわけではないと思うけど、「今は精神的にまいってしまってもいる」という発言がやや気になります。
人気作家の伊坂幸太郎さん(37、写真)が、自作の「ゴールデンスランバー」(新潮社)について、15日に選考会が行われる直木賞(日本文学振興会主催)の選考対象となることを辞退していたことが8日までに分かった。
個人的には芥川・直木賞の内容にはあんまり興味がなくて(そもそも小説読まないし)、まあ話題になって売れることは売れるのでお祭りみたいなもんだと思ってる。しかも、ものすごく一過的なお祭り(3ヶ月も売れ続けない…)なので慌てて仕入れるようなこともしたことないです。元本屋さんとしては。
なので、
「(受賞で)本を手に取る人たちにはあまり関心がなく、ぼくの本を本当に喜ぶ人には逆に届かなくなるような気がする」という気持ちはとても真っ当ですね。
選考辞退は大きな判断だと思いますが、仙台でじっくりと執筆に取り組んでいただければと思います。受賞の話題やプロモーションも不要なわけじゃないけど、大事なのは著者の満足と著作の質、そして読み継いでくれる読者だと思いますよ。
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ということで『ゴールデンスランバー』抜きとなった芥川・直木賞の候補作が決まったそうです。
ということで以下が直木賞候補作となっています。
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芥川・直木賞候補作決まる(MSN産経ニュース)芥川賞はいつものとおり、まだ書籍として出版されていない作品が対象。直木賞は「半期に一度のベストセラー賞」。
第139回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が決まり、3日付で発表された。
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