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2007 .09 .03

広がる本屋のポイント制

広がる本屋のポイント制 期待と不安が交錯(asahi.com)
買い物のポイントを金券や景品類に交換できるサービスが、再販制度によって値引きが不可能な本屋さんで、じわじわと広がっている。
amazon、ビーケーワン、楽天ブックスなどなど。ネット書店はすでにポイント制はあって当たりまえの状況。

「値引きにつながる」とかしゃにむに再販制を守る建て前よりも、記事にあるように会員登録をしてもらって購買履歴やお客さんのデモグラフィックくらい集めてもいいんじゃないかな。ポイント分は販促費とかマーケティング費みたいに捉えることもできると思う。

フェイストゥフェイスの「馴染みさん接客」も嫌いじゃないけど、本屋さんは「誰が来訪していて、何に興味を持っていて、何を購入したか、なぜ購入しなかったか」にだいぶ無頓着だったと思うよ。

もちろん本屋の利益率はホント最低レベルなのは知ってる。
昨年の書店の平均純利益率は、日販調べで0.4%(昨年)、同じく大手のトーハン調べで0.19%(昨年度)にすぎず、「お楽しみ程度」でも経営に影響が大きいからだ。
1%のポイント還元なんてしたら丸々赤字だよね。だから本より利幅が取れるレンタルCDやDVD、文房具なんかも扱うわけだし。取次ぎからの送りつけ(送品)と返品、請求がぐるぐる続く中でいったい損益分岐点はどこなんだ、って毎日を送ってるのも知ってる。

ポイント制だけを賛成とか反対とか言うつもりはないけど、いま来てくれてるお客さんを知り、これからどんなお客さんに来てもらうのか。品揃えは? 立地は? お店の作りは適切か? そんなことを考えるにもお客さんの情報は必要。そうした情報を得るひとつの手段としてポイント制と会員登録は有効な手段のひとつだと思うよ。

利幅が薄い、キツイ肉体労働、競合店が現れた、商圏が縮小していってる。そうした状況はとても分かる。でも今からでもできることを少しでもはじめていかなきゃ、本当に本屋さんがなくなってしまう。

大型店は便利だよ。でもあまり面白くない。顔が見える、個性が見えるお店だから足を運びたくなるんだよね。

がんばれ! 街の本屋さん。

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