「イミダス」「知恵蔵」休刊
「イミダス」「知恵蔵」休刊へ ウェブ版として存続(Sankei WEB)ネットによる手軽な情報検索に取って代わられたことが原因とのこと。時代の趨勢でしょうかね。
最新の用語や時代を読み解くキーワードを解説した年刊の用語事典「imidas(イミダス)」(集英社)と「知恵蔵」(朝日新聞社)が、現在発売中の2007年版をもって休刊することが決まった。
正確性はともかくもWikipedia(ウィキペディア)は面白いし、速報性もあるし、はてなやYahoo!知恵袋みたいな「自分が知らなくても誰かが知ってる」的なQ&Aサービスもけっこう広まってきてる。
とはいえ本代という「お金」を取ることで内容の正確さを担保する紙媒体も捨てがたい。でも場所を取るんだよね。1冊がブ厚いから。。。
出版が継続される『現代用語の基礎知識』(自由国民社)は昭和23年(1948年)創刊で来年は創刊60周年の最古参。一番古いんだけどはてなダイアリーキーワードを掲載したりと斬新な試みをしている。
『イミダス』も『知恵蔵』もWeb版は継続するそうだけど出版社としての収入はどうするんだろ。広告なのかな。
▼参考リンク
・イミダス2007Webサイト(集英社)
・知恵蔵サポート(asahi.com)
・知恵蔵2007 オンライン版データベース
「イミダス」はグラフや図解といったビジュアルをふんだんに使って若い世代を中心に人気を呼び、「知恵蔵」は、ニュースに強い新聞社の信頼性を売り物に、中高年読者の取り込みを図った。『イミダス』は昭和61年(1986年)、『知恵蔵』は平成元年(1989年)創刊と20年足らずだけど、ネットが急速に普及したこの10年に「とりあえずすぐ調べたい」ニーズは紙からネットへかなり移行したんじゃないかな。日々の速報はまだまだ新聞やテレビが圧倒的だけど。
『イミダス』も『知恵蔵』もWeb版は継続するそうだけど出版社としての収入はどうするんだろ。広告なのかな。
▼参考リンク
・イミダス2007Webサイト(集英社)
・知恵蔵サポート(asahi.com)
・知恵蔵2007 オンライン版データベース