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2012 .07 .06

電書端末「kobo Touch」、代官山蔦屋や丸善、ジュンク堂に展示

楽天が丸善やTSUTAYAと連携、書店店頭に電子書籍端末「kobo Touch」展示(INTERNET Watch)
楽天株式会社は5日、大手書店と連携し、電子書籍端末「kobo Touch」を書店店頭で展示すると発表した。kobo Touchは7月19日に7980円で発売、対応する電子書籍サービスも同日より提供されるが、これに先立ちkobo Touchを体験できるようにする。
今や丸善・ジュンク堂・文教堂は紙と電子書籍を扱うオンライン書店「honto」を擁するDNPのグループ会社。そしてTSUTAYAも実店舗とネット通販サイトの「TSUTAYA オンラインショッピング」、電子書籍販売サイトの「TSUTAYA.com eBOOKs」を展開しており、楽天ブックスを擁する楽天とは競合するわけですが、まさかこれらが手を組むことになろうとは。

koboのCEOが日経ビジネスのインタビューで現地の多様なチャネルで販売する戦略を取ると述べている通り、楽天ブックスや楽天24といった楽天直轄のチャネルだけでなく、楽天市場に出店しているソフマップやビックカメラ、上新電機でも取り扱いが始まっています。

ということは、競合する各社との「連携」はひとまず「kobo Touch」の店頭展示というものですが、将来的には丸善・ジュンク堂やTSUTAYAの店頭およびネットショップで「kobo Touch」を販売する可能性もあるかも知れませんね。

汎用機としてのiPodの牙城は大きいものの、直接「kobo Touch」が競合するのは、やはりアマゾンの「Kindle」。「kobo」はよく出来たコンセプトとデバイスなので期待するものがありますが楽天てどうなのよと思うところもありつつ、対アマゾンに向けて日本企業が手を組む様はかなり予想外でした。これはワクワクしますねぇ。

電子書籍の核となるコンテンツの品揃えがまだ見えない状況ではありますが、こうした合従連衡はすごく興味深い。黒船に立ち向かう日本企業連合の様相です。

独自規格の乱立で失敗してきた過去の失敗を踏まえ、今度こそブレークするかな?

▼参考リンク
楽天、大手書店と連携‐電子ブックリーダー「kobo Touch」の店頭展示スタート(楽天)
【丸善/ジュンク堂書店/文教堂書店】
・開始日:2012年7月5日(木)
・展示場所:丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、丸善&ジュンク 渋谷店、ジュンク堂書店池袋本店、丸善 津田沼店、ジュンク堂書店 ロフト名古屋店、MARUZEN&ジュンク梅田店、ジュンク堂書店 福岡店、文教堂書店 浜松町店  ※ジュンク堂書店 ロフト名古屋店、MARUZEN&ジュンク 梅田店、ジュンク堂書店 福岡店は7月9日以降展示開始

【代官山 蔦屋書店】
・開始日:2012年7月3日(火)
・展示場所:代官山 蔦屋書店2号館2階 (ラウンジAnjin)

【TSUTAYA 店舗】
・開始日:2012年7月10日(火)
・展示場所:TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、TSUTAYA 三軒茶屋店、TSUTAYA EBISUBASHI、TSUTAYA 関西空港店、TSUTAYA 福岡天神、TSUTAYA 成田空港第1ターミナル店
▼関連エントリー
楽天の電子書籍端末「kobo」、国内発売は7月19日

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