『小学館101新書』創刊
新書激戦 小学館参入が選別の火ダネに(FujiSankei Business i)今月創刊した「マガジンハウス文庫」は形態が文庫版なだけで傾向は他社のそれとまったく異なるのでおいとくにしても、小学館文庫は1997年創刊とかなり後発だった。そして今さら感タップリでこんどは新書に進出。
「バカの壁」「女性の品格」などメガヒットが続出した新書市場に10月、大手では最後となる小学館が参入する。
10月1日創刊の「小学館101(イチマルイチ)新書」。レーベル名は「100の上を目指す」という意味を込め、創刊ラインアップに経済評論家の勝間和代さん、ビートたけしさんら人気著者を並べた。マーケティング局の原本茂さんは「一刻も早くヒットを飛ばし、認知度を高めたい」と意気込む。「小学○年生」といった学年誌からはじまった小学館はやはり雑誌屋。今もって書籍は得手としていないという印象が強い。そして動きが遅い。まあ大手なんてのはどこもそうだろうけど。
原本さんは「カジュアルな商品も増え、手軽に読みやすくなった。書店に専門コーナーがあるため単行本より目につきやすく、売り上げにつながると判断した」と話す。ズレてるなぁ。むしろ抑揚のないパッケージで陳列されるから1点1点は死蔵しやすいのに。
単行本の方が単価が高い分、相対的に販促費もかけられるしパッケージが大きい分、平積みしたときの視認・認知性が圧倒的に高いですよ。