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2008 .09 .06

宅配スーパーの可能性

食品スーパー、ネットの乱(日経ビジネス オンライン)
インターネットで生鮮食料品や総菜、日用品の注文を受け付け、その日に近隣のスーパーから宅配するネットスーパー。便利さにガソリン高が拍車をかけ、利用者が急増している。
「ネットスーパー」(この名称はイケてないと思う…)は個人的に気になる業態なんですよね。とはいえ「ネット」でなくてもいいと思ってます。なので「宅配スーパー」って書いたんですけど。要は「宅配=自宅配送」サービスですね。

スーパーの主要な商材は食材や日用品。暮らしに必須なモノを自宅配送してくれるサービスはお年寄りや大きな商圏のない地方に住んでるひとには歓迎されるサービスだと思うんですよ。

でも事業とするからには収益を上げなきゃいけないし、収益化を前提にすると人口の少ない地方とかでサービステストをするわけにもいかないので、大都市圏のそもそも人口が多い地域から展開するのはしょうがないでしょう。

今どきだとカタログからの注文もインターネットを使って、というのも妥当だろうし。ケータイ対応も求められるでしょうね。

でもインターネットやケータイを使うということで利用者側の属性(リテラシー)は絞られてしまう(ふだんスーパーで買い物してるひと > ネットを使えるひと)。そしたら従来の客層をさらに絞り込んでしまうことになるんじゃないかな。買い物する理由が「日用品の購入」から変わらないのであれば注文単価が上がるわけじゃないので必然的に収益規模は小さくなる、と。
今のところネットスーパーって業態は、「注文経路を増やす」「宅配手段を構築する」というとこを確立できれば上等じゃないかな。

コンビニがお年寄り向けに惣菜の宅配をはじめてるわけだから、品数で勝るスーパーにもできることがあるハズ。

自分で買い物に行けるひとなら、野菜とか生鮮食品を買う時に自分で選んでチェックして買いたいでしょう。少なくともぼくはそう。でも宅配スーパーはそれができないひとを支えてあげるサービスじゃないかなと思うんですよね。

自宅から動けない、スーパーはクルマじゃなきゃ行けない距離、とかそういう状況に置かれてるひと。

お年寄りをお客さんとしてイメージすると注文方法がネットってのもハードルが高い。
ポストにチラシが投函されてて、希望する商品にチェックをいれたらお店のスタッフがチラシを回収してくれる。そんな注文UIがいいと思う。ネットが使えるひとは使えばいいし。

過疎や高齢化が進むこの国で、生きてくのに不便を持ってるひとたちの一助になるようなサービス。「ネットスーパー」はそのための前身になればいいな。

元記事の内容からえらく脱線してしまった…。けど考えてることをまとめるいい機会になったな。こんど会社に上げてみよう。

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