そのポイントでトクしてますか?
電子マネーともにポイント急速普及 一方でユーザーに疲労感や不信感も(MONEYzine)ポイント制度って、物販に限らずもはやあって当たり前のようにそこかしこで見かけますね。しかもネット・リアルを問わずに。
電子マネーとともに近年急速に普及しているのが企業通貨といわれる「ポイント」だ。家電量販店やネットストア、航空会社のマイル、そしてクレジットカードなど、ここ数年でポイントは消費者の生活に深く根ざしたものになっている。
そのサービスを使えば使うほど得をする顧客優待制度(Frequent Shoppers Program)として、顧客のリテンション(維持)・囲い込みを目的に導入が広がってきたのがポイント制度。
そんなこんなでこの記事を読んで反応した箇所を、長いけど引用。
丸々得する(もらえる)のは初期加入の特典ポイントくらいです。企業側からすれば特典ポイントは新規獲得コストなのでサービスではないわけです。
他方で、企業側からするとポイント制度の効果が弱まってきているのも確か。
企業は値引きのようなサービスだけでなく、自社のファンになってもらえるような本業に紐づいたサービス(顧客対応かも知れないし、納期を守る、品質が良いということかも知れない)を提供しなければお客さんに選んでもらえなくなるでしょうね。
お客さん側も、目先の安さ・おトク感だけに翻弄されず、製品や企業姿勢を知った上で信頼するに足る企業と付き合っていくことが必要だと思います。
その方が長い目で見ればおトクですよきっと。
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東京都江戸川区の主婦、嶋野沙耶さん(仮・33才)は、家電量販店のポイントカードだけで、ヤマダ電機、ビックカメラなど3枚、スーパーはイトーヨーカドーやダイエーなど4枚、ポイントのつくクレジットカードも複数枚保有している。これらのポイントカードは無料で登録でき、初回にまとまったポイントがもらえるケースもあるので利用していたが、気付くと20枚近くまで増えていた。この人、言葉は悪いけど見事に踊らされてますね。先に書いたように、企業がお客さんを自社に囲い込みたい目的があってポイントとかマイルを導入してるわけです。使えば使うほど得するとはいっても、そこは営利企業のすること。得した以上に対価を支払っているのが常。
「最初は使い分けていたけど、最近ではネットでモノを買う際に、どのカードを使えばたくさんポイントがついてお得なのか考えるのが面倒になってしまった」と話す。ポイントカードを発行する企業からは毎日のようにキャンペーン情報がメールで届くが、そういった情報収集にも疲れてしまった。
丸々得する(もらえる)のは初期加入の特典ポイントくらいです。企業側からすれば特典ポイントは新規獲得コストなのでサービスではないわけです。
ポイントには有効期限があるものが多く、カードを複数持つと、それぞれの状態を把握するのは大変だ。「いまやポイント鬱状態です」と嶋野さんはつぶやく。ホント言葉が悪いけど釣られたわけなので事業自得です。企業からすればおカネに等しい価値をタダでばらまいてるわけではないので、そこを理解した上で選択するなり利用しないと。決して騙してるわけじゃないですからね。
他方で、企業側からするとポイント制度の効果が弱まってきているのも確か。
一方で、カードを発行する企業もポイントによるリピーター確保が以前ほど見込めなくなっている。消費者は複数のポイントカードを持ち歩くようになっているので、顧客のロイヤリティーを高めて囲い込む戦略が行き詰っているのだ。FSPは収益を圧迫するので、そこかしこでFSPを採用すれば似たような料率に行き着くのは必然。差別化ができなくなってきてるんですね。これはネットでもリアルでも同様でしょう。
企業は値引きのようなサービスだけでなく、自社のファンになってもらえるような本業に紐づいたサービス(顧客対応かも知れないし、納期を守る、品質が良いということかも知れない)を提供しなければお客さんに選んでもらえなくなるでしょうね。
お客さん側も、目先の安さ・おトク感だけに翻弄されず、製品や企業姿勢を知った上で信頼するに足る企業と付き合っていくことが必要だと思います。
その方が長い目で見ればおトクですよきっと。
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