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2009 .10 .20

ヤフー、ランク別会員プログラム「スタークラブ」開始

ヤフー、優良顧客向け特典プログラム「スタークラブ」を導入(CNET Japan)
ヤフーは10月15日、「Yahoo!オークション」「Yahoo!ショッピング」をはじめとするYahoo! JAPANのサービス利用状況に応じて、ユーザーに特典を付与するプログラム「スタークラブ」を開始した。
買い物してもなかなかポイントが貯まらないヤフーが、まるで楽天のようなランク別会員プログラムを導入してきました。

スタークラブガイド(Yahoo! JAPAN)

» スタークラブガイド(Yahoo! JAPAN)

プラチナになるには3ヶ月で10万円以上のお買い物が必要と、楽天のプラチナ(半年で2,000ポイント獲得が必要なので3ヶ月だと10万円弱)よりもややハードルが高いものとなってます。

» 会員ランクと特典(楽天PointClub)

まあヤフーの場合、シルバーの下位にブロンズというランクを設けてますが、プラチナ、ゴールド、シルバー、レギュラーと4つのランクで構成される楽天の会員ランクとコンセプトは一緒ですね。

ランク別FSPで先行する楽天の場合、ECサイトでポイントといえば楽天という印象が残るくらいポイントキャンペーンを繰り返して、主としてプラチナ、ゴールド会員にターゲティングしてますが、そもそもヤフーはポイントが貯まる(+使える)という印象が弱いです。

とはいえ、楽天にしてもヤフーにしても顧客稼動のフックにしているポイントの付与率は2倍とか3倍、せいぜい10倍がいいところでしょう。これがビックとかヨドバシとか家電量販系になると、10倍、20倍がザラなのでどうしてもショボイ印象が否めません。

2倍、3倍っていっても通常1%のところが2%、3%になるだけですからね。
しかも最近の楽天はポイントが使える期限が短い「期間限定ポイント」のキャンペーンばかり。これはおいしくない。

まあ楽天にしてもヤフーにしてもお店の出店料や売上に課す従量課金が収益源なのは同じ構造なので、現物の仕入れ値の中とかメーカー協賛金からポイントコストを捻出できる家電系に比べるとポイント還元の幅は小さいものになります。その分、家電系にはない広範な品揃えで差別化を計っているわけですが。

広範な品揃えではヤフオクを別にすれば楽天にアドバンテージがあるように思うのですが、ランクごとの特典は両者ともありものを寄せ集めた印象を持ちます。

仕組みとしては真っ向勝負をかけた形に見えますが、ユーザーがメリットと思える仕組みにしていけるかどうか、今後の展開が気になるところです。

↓ヤフーでも「ホークスが勝ったら~」とかやってくれないですかね。







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