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2010 .11 .03

幼稚園と保育所が廃止され、「こども園」として統合

幼稚園と保育所統合、「こども園」に移行 内閣府方針(asahi.com)
幼稚園と保育所を統一する幼保一体化構想をめぐり、内閣府は1日、10年程度の経過期間後に幼稚園と保育所を廃止して「こども園」(仮称)に統合する方針を示した。2013年度から新制度に移すため、来年の通常国会への法案提出を目指す。こども園に移した際の質の確保に課題があり、議論の難航は必至だ。
質も大事だけど、まず空き枠を増やして欲しい。

現在の幼稚園に0歳児から預けられるとなると、少しは入りやすくなるのかな。
いや幼稚園も待機児童が多いから今のままじゃ厳しいか。
小学校入学前の子どもは一般的に、専業主婦家庭の3歳児からが幼稚園に通い、働く親の子どもは保育所に預けられる。所管は幼稚園が文部科学省、保育所が厚生労働省に分かれ、縦割り行政の典型例だった。
そもそもだけど、専業主婦か共働きの二択ってナンセンスだよね。離婚とか死別で片親になってる家庭が考慮されてない。
利用料は現在、私立幼稚園は施設が、保育所は所得に応じて自治体が決めている。こども園では、「同じ利用時間であれば同じ利用者負担」を基本にして設定することとした。
もし保育所ベースの利用料になったら、やっぱり母子(父子)家庭は不利。
新制度では、幼児教育と保育を提供する「こども園」を開設。幼稚園と保育所はすべて、そこに移行させる。ただ、既存の施設が直ちにこども園に移行することは困難だとして、10年程度は既存の名称のまま施設を存続できる経過措置を設ける。
対象者や利用料の設定を誤ると、単なる施設の統合だけで現実の問題は解決されない。10年後も痛ましいニュースが報道され続けるでしょうね。

平均的な家庭像だけが現実じゃないわけなので、ちゃんと認識して欲しいものです。

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