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2010 .09 .28

トヨタ、軽自動車に参入

トヨタ軽参入、補助金終了に対応 「『軽』の存在感増す」とOEM供給のダイハツ社長(MSN産経ニュース)
トヨタ自動車は28日、子会社のダイハツ工業から軽自動車のOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受け、トヨタの系列販売店で販売すると発表した。国内の新車販売は政府のエコカー購入補助金制度の終了で大幅な落ち込みが予想され、先行きも景気低迷による頭打ちが懸念されている。トヨタは割安感があり堅調な需要の見込める軽自動車市場に参入することで販売の下支えと、ダイハツの生産拡大を目指す。
へえ。「国内市場は軽自動車の比率が高まっており、トヨタの顧客でも購入を要望する人が多い」とはトヨタ副社長の弁。軽自動車の比率が高まっていると認めているのにエコカー補助を謳って普通車を売ってきたんですかね。

ダイハツの国内軽自動車シェアは35.1%とすでにNo1。トヨタの参入でダイハツと競合することとも予想されるんですが、はたして目算通りに両社合わせてシェア拡大となるんでしょうか。

それはともかく、ダイハツ社長が仰る「トヨタが扱うことで、軽自動車の存在感が増す」というのはあるでしょうね。

国産車の最大手がなりふり構わず軽自動車の販売まで手を出してきたからには、軽自動車が売れなくなる状況は何としても避けたいでしょう。

ということで、導入されれば軽自動車の税率が普通小型自動車並みになるとされる「環境自動車税」創設には影響が出てきそうですね。さあどうする総務省。

珍しくトヨタを応援したい気持ちです。

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トヨタグループでは従来、ダイハツが軽自動車、それ以外をトヨタが販売することですみ分けていた。02年からはトヨタ系の販売店でダイハツ車を紹介しているが、ダイハツの販売への寄与は、年間3万台程度にとどまっていた。

新たな提携では6万台の販売を見込むが、トヨタは軽以外の登録車では45%の高いシェアを持つだけに、強力な販売網でさらに台数を上積みする可能性もある。
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