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2010 .09 .17

「環境自動車税」導入で軽自動車の税率は小型自動車同等へ引き上げ

環境自動車税、軽自動車は4倍強の増税に(レスポンス自動車ニュース)
総務省が2011年度に税制改正し12年度の創設を目指している「環境自動車税」。同税は、自動車税(地方税)と自動車重量税(国税)を一本化しようとするものだが、軽自動車が課税対象になった場合、軽自動車は現在と比べ4倍強の増税となる。
これはヒドくね?
15日公表された「自動車関係税制に関する研究会」の報告書によると、研究会では軽自動車の規格は小型自動車に近く、安全面や環境面で比較しても特段差異はないものと考えている。特に環境面においては、軽自動車と1000ccの小型自動車のCO2排出量の平均値は軽自動車の方が排出量が多い状況という。
生活の足にするには軽で充分だし、高いクルマが売れないからメーカー各社こぞって軽を売ってるわけでしょ。
軽は車重が軽いから道路への負荷も普通車よりか少ないって。排気ガスだけが環境負荷じゃないよ。何で筋違いな論理で足かせはめるかね。

うちの母親みたいに、地方では生活の足にクルマが欠かせなくて年取ってもやむなくクルマを所有して運転しなきゃいけない状況だってのに。
現在、自動車税では1000ccの小型自動車(乗用・自家用)にかかる標準税率は2万9500円であるのに対して、軽自動車税が適用される四輪の軽自動車(乗用・自家用)にかかる標準税率は一律7200円となっている。
年金暮らしにこんな負担は耐えられないよ。今でも切り詰めてやりくりしてるのに。

必要なクルマさえ所有できない人が多くなるってのに、道路は作ろうとする。
誰のための政策なんですかね。ホントこの国の政策には未来を見出せない。

▼参考リンク
自動車関係税制に関する研究会」報告書の公表(総務省)
軽自動車と小型自動車の税負担水準の大幅な格差を合理的に説明すること
は困難。なお、仮に税率を引き上げる場合には、段階的に行うことも考えられる。
▼関連記事
環境自動車税、12年度から導入を 総務省研究会が報告(asahi.com)
研究会はエコカー減税の期限を迎える2012年度からの導入をめざすとしており、環境に優しい車を買った際には、税負担が軽くなる仕組みを考えている。一方、「車はCO2の排出源」として、車の購入時にかかる自動車取得税(地方税)は当面維持すべきだとした。

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コメント (7)

かたな:

生活水準の低い人の、現実を見たことが無いから
こういう事が平気で出来るのです。

人生経験足らない人間が上に上れる、
日本ならではの法律でしょうね。

軽トラの意味も等々なくなるのかなー。

何が国民のために、「命をかけて頑張ります」だよ!
命駆けて頑張ってる姿見たこと無いし、
国民は、低水準以上の方てことかよ!

まあ政治家というか、この研究会のメンバー(PDF)が東大の名誉教授が座長で、他のメンツも慶応とか早稲田とか一ツ橋のセンセー方と役人なので生活実態よりかも理屈の計算ありきなのかも知れませんけどね。こんなアホな提言するから研究者連中ってキライなんですよ。

唯一、なぜか宣言会議の編集長さんが委員なので、彼女の生活感覚に期待したいところです。

文殊:

新しい税を掛ければ済むという実に安易な考えですね。税収が厳しいなら税金から給与を受けている側の削減が先でしょう。軽自動車に乗る人は収入が低い人が多いと思うのにその人たちに、増税しようとするなんで何考えてるんだ?増税されたらデジタル化して見ることが出来なく立ったNHK受信料を払わないようにしようかな。

文殊 さん

コメントありがとうございます。

軽自動車は自動車の普及を促進するために購入・維持のハードルを低くした規格として生まれたわけですから、ハードルを上げるのは本末転倒ですよね。
しかも軽量・高燃費な構造から普通車に比べてそもそもエコなわけですし。

「税収が足りないからとにかくどっからか取らなきゃ」って発想はやめて欲しいですね。

あと、うちはまだブラウン管TVなのでデジタル化云々てトコは分からないですが、NHKは強制執行に出てきてる事例もあるので行動に際しては熟慮された方がいいかと。

crest:

文殊さんの投稿に賛成!
先ず支出を削減すべきなのに・・・。

国会議員の削減、公共支出の削減などなど民主党に期待したのに、
過去最高額の国債発行をして、さらに増税だなんて、フザケルナ!

一時的なエコ減税はパフォーマンスだったって事ですね、菅さん。

期待できる政党が無くなったぁ。
日本の将来は絶望しか無いのでしょうか?

ローカル:

初めて投稿いたします。

地方で小さな中古車屋の店長をやっております。


無駄なエコ減税や補助金政策の次は軽自動車の増税ですか・・・

我々中古車販売店にとって補助金なるものは新車購入の為の政策であり、中古車をメインとして営んでいる我々にはなんの恩恵も受けませんでした。

しかも補助金期間にどれだけ中古車の販売台数に大きな影響があったことか・・・

世の中のお金は一瞬動いたかもしれませんが一部にだけお金が偏り何の景気対策にもなっていません。

しかも古い車を解体したりする費用や廃車を運搬するCO2排出量は計りしれないほど大きなものだったと聞いています。

表向きだけ地球環境に取り組んだ格好になっていると思わざるおえません。


と、ここにきて軽自動車の増税となればますます車の消費の冷えこみが予想されます。
わずかに軽自動車が売れて少しでも景気の担い手になっている軽自動車も増税となればますます景気に不安がでますね。


我々自動車業界からの視点でカキコミをしてしまいましたが、
軽自動車に乗って少しでも出費を切り詰めて生活しようとしている層を完璧に無視した増税など必要ないものと思います。


この国の未来は暗いですね。

ローカル さん

コメントありがとうございます。

エコ減税や補助金政策については仰るとおりだと思います。
宮城で年金暮らししてる、生活の足にクルマが必要な母親にはまったく関係ない政策でした。
トヨタが中古車に参入することでこの増税に歯止めがかかればと期待しています。

場当たり的な政策にはホント陰鬱とした気持ちになりますね。けど黙ってても何も変わらないので、こうしていろんな意見が集まって、何かが変わるキッカケになればいいなと思ってます。あきらめたらそこで終わりですから。

苦しいことと思いますが、どうかあきらめないでがんばってください。


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