ホーム  > 気になるニュース  > 経済・社会  > GWの高速道、渋滞は昨年比で2倍

2009 .05 .08

GWの高速道、渋滞は昨年比で2倍

GWの交通状況 自動車利用が増え、新幹線は減少(NIKKEI NET)
東日本高速道路など高速道路4社は7日、4月25日から5月6日までのゴールデンウイーク(GW)の高速道路の交通状況を発表した。本州四国連絡高速道路が前年同期比1.5倍となるなど、地方を中心に高い伸びを示した。主要道路の平均では、東日本では21%、中日本では12%の伸びだった。
特に増えたのが地方の交通量ということで遠距離利用をETC割引が支えた効果は出たようですね。対して鉄道は昨年比で利用者数が減少したとのこと。
東海旅客鉄道、東日本旅客鉄道、西日本旅客鉄道の3社は同日、4月24日から5月6日までの新幹線乗客数を発表した。東海では前年比7%減、東日本と西日本はともに6%減と前年実績を割り込んだ。
ETC割引の原資は税金や国の借金によるもの。安くなったと喜んだところで国民一人ひとりが負担しているわけなので鉄道会社からすれば不公平と思うでしょうね。

で、分かりやすい割引のおかげで渋滞は昨年比で倍増して、負担を負ってる国民はヘトヘトになった、と。
交通量の増加に伴い、交通渋滞も増えた。10―30キロメートルの渋滞の発生回数は414回で、前年比92.6%増加した。30キロメートル以上の渋滞は58回と、107.1%増だった。
旅客機は原油安と円高の影響もあって国際線利用者がわずかに増加したそうです。海外渡航にはタイミングがよかっただけに新型インフルエンザの発生が悔やまれるところですね。

高速道路は元々、将来的には無料で利用できる前提で建設されてるんですよね。それを特定の業種にしかメリットが享受されないETC割引なんて施策を行って、安くなるからと喜んで取り付けるのは本末転倒じゃないかなぁと思います。GWの特需もいつまで持続することやら。せいぜい次はお盆でしょうね。

どうせ国民が負担を負うなら、中途半端な割引じゃなくて早く高速道を無料化してよ、って思うのは少数派でしょうか。

▼関連記事
GW交通明暗 1000円高速渋滞2倍 鉄道、客奪われ大幅減(MSN産経ニュース)

▼関連エントリー
高速道、Uターンラッシュのピークを迎える

« 「20%ポイント還元」は本当におトク? | ホーム | 主婦の友社、大日本印刷の子会社に »



この他のエントリー

アーカイブ