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2008 .11 .06

ブックオフが青山ブックセンターの親会社に

青山ブックセンター、ブックオフ傘下に(マイコミジャーナル)
ブックオフコーポレーションは4日、青山ブックセンター5店舗を含む新刊書店12店舗の運営事業を洋販ブックサービスより譲り受けることを取締役会において決議した。譲受価格は2億5,000万円。
中古本と新刊本(場合によっては洋書も扱える?)を取り揃えるブックオフ。過去に例を見ない「本屋」になりますね。
同決議を受け、青山ブックセンターおよび流水書房は、ブックオフコーポレーションが新たに設立する「青山ブックセンター株式会社」として11月30日から営業を開始することになる。
新会社の名称が「青山ブックセンター株式会社」でブックオフのブの字もないのはうまい。しかしABC(と流水書房)が2億5千万円で買えるのか。安いもんだな。。。

9月にはじめて新刊書店を買収したときは「新刊書の取扱いを拡大する考えはない」なんて言ってたけど方向性を変えたんでしょうかね。
ブックオフ、新刊書店運営会社を買収へ(新文化)
ヤオコー子会社で「TSUTAYA」22店舗などを運営する(株)ワイシーシー(本社=埼玉・川越)の全株式を9月30日付で取得、100%出資の子会社とする。同社初のM&A。ワイシーシーの平成20年3月期売上高は88億8600万円、このうち新刊書籍の売上高は33億8200万円。
直轄のネット販売チャネル、ブックオフオンラインで新刊本と中古本の両方を販売できるのも強み。てかすでにブックオフオンラインでは新刊本をがっつり売ってますよね。

売上高33億8,200万円のワイシーシーを十数億円で買ったのに、目標売上高が25億円の新・青山ブックセンターは2億5,000万円。なんか釣り合わないと思うけど、ABCのブランドが欲しかったのかな、なんて思ったり思わなかったり。当然債務を勘案してのことだろうけど。

中古本の圧倒的な利益率と新刊の商品調達力、そして販売チャネルとしてのブランドとロケーション(店舗立地+ネット販売)。ブックオフは相当な武器を揃えましたね。

あ、60坪書店日記さんの「本屋になったブックオフ」によると自由価格本も扱ってるんですね。

まだまだ何か仕掛けてきそう。目が離せない「本屋」です。

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