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2013 .02 .06

ヒートテックが常夏の東南アジアで売れる理由

ヒートテック、常夏の東南アジアで人気 室内寒すぎて…(朝日新聞デジタル)
「ユニクロ」のあったか肌着「ヒートテック」が、常夏の東南アジアでも人気だ。冷房の利いたオフィスで働く人々や海外旅行者のニーズをつかまえた。
ああ、思わず煽ったタイトル書いちゃった・・・ごめんなさい。

さておき、常夏の国ではヒートテックに限らず長袖の需要は多いと思われます。
ユニクロがシンガポールに初めて店を出したのは2009年。ユニクロを運営するファーストリテイリングによると、試みに店頭に置いたところ、避暑地へ向かう旅行者や、冷房の利いたオフィスで日中を過ごす女性の愛用者が増えた。
生憎とシンガポールには行ったことがありませんが、何年か前に結婚式にお呼ばれして出かけたグアムですっごく寒い思いをしたんですよね。常夏の国なのに。

屋外は南国らしく蒸し暑いけど、ホテルやレストランとか建物に一歩入ると、これでもかってくらい冷房が効いてて本気で寒かったですよ。ウエイターさんとか現地の人がなんでTシャツ1枚で平気な顔してるのか実にアンビリーバボーでした。

しかも訪れた時期が雨季だったのでしょっちゅうスコールが降って思いがけず濡れるわけです。で入った先はまた冷房ギンギンの建物。何かの罰ゲームですか?
羽織れる服を買おうとしてもアロハとか半袖しかないし。やっぱり罰ゲーム?

まあ旅慣れたひとなら長袖1枚でも持参するんだろうけど、荷物は少しでも減らしたいもの。旅先のニーズに合わせた商品が現地にあれば、そりゃ売れますよね。
シンガポールを代表する繁華街オーチャード・ロード。「ユニクロ・アイオンオーチャード店」では、ノースリーブや半袖の女性が「冬物」を品定めしていた。シンガポールの年間平均気温は25~30度。ヒートテックやフリースで買い物カゴをいっぱいにした研究職の女性(40)は「中国に旅行する時に着るの」と話す。
一方、暑い土地柄の現地の人ともなると避暑に出かけるニーズもありますね。
ヒートテックを着込むまでの避暑ってずいぶん極端な感じもしますが・・・

よかれと思って効かせてる冷房が旅行客の体には馴染まなかったり、涼を求めて移動する現地のニーズがあったりと、冬服が売れるニーズは元々あったわけです。

近視眼的な見方から一歩踏み込んで観察してみれば、色んな商機がありそうです。
あちこち観察して、まずは小さく始めてみるのが吉ですね(自戒も込めて)。

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