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2012 .11 .14

Google「震災遺構アーカイブプロジェクト」

グーグル「震災遺構アーカイブプロジェクト」釜石で撮影開始(河北新報)
東日本大震災で被害を受けた建造物などの画像を記録し、保存するインターネット検索大手グーグルの「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」の撮影が13日、岩手県釜石市を皮切りに始まった。現在のところ岩手、福島両県の計4市町32施設の撮影を計画しており、年内にも順次ネット上で公開する。
これは貴重な取り組み。

破損したままの建物は危ないけど、だからといって全て保存できるわけじゃない。
あの日の記憶を呼び起こす光景を目にしたくない人たちも多くいます。
街並みなどを360度のパノラマ画像で見ることができる同社の地図サービス「ストリートビュー」の技術を活用。被災地で解体が進む建物などを画像で保存し、閲覧できるようにする。
解体後でもデータを参照できる「ストリートビュー」技術はうってつけでしょう。

震災から1年8ヶ月あまり。いまだに被災したままの状態で、まるで時の流れから置き去りにされたかのような地元の光景を直視できないでいました。記憶の中にある光景がなくなっていくことが耐えられなくて、他の被災地を見ても地元と同じようにオーバーラップしてしまって、目の前を直視できず、脱力感に苛まれるばかりでした。

その一方、復興に向けて変わりゆく街の姿もあちこちで目にすることができるようになってきています。そう、グズってばかりいられない。もう前を向かなきゃね。

思い出を「震災遺構デジタルアーカイブ」で補って、時には昔を振り返りつつも、今を生きてるぼくらは前に向かって進まないとね。これからの街を手にするために。
プロジェクトは、同社がことし8月ごろから被災市町村に呼び掛けて実現。釜石市ではほかに、震災後に民間団体の支援で再建した市青葉ビルなど7施設を撮影する。
 協力が得られた大船渡(旧大船渡商工会議所本所など12施設)、陸前高田(旧市庁舎など8施設)両市と、福島県浪江町(請戸小など4施設)でも、今後約1カ月かけて撮影を進める。
つきましては門脇小学校も加えていただけますよう、よろしくお願いいたします。

▼参考リンク
東日本大震災 震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト 参加申込フォーム(Google)

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Googleが「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」を開始、ストリートビューで震災の記憶の風化を防ぐ(インターネットコム)
岩手県陸前高田市の市長である戸羽太氏は以下のように述べている。

「東日本大震災から1年8か月が過ぎ、街は復興へと少しずつ進み始めてきました。世間では津波の爪痕を後世に残すべきとの声も出ましたが、ここに住む市民の心には悲しみの象徴でしかない多くの建物を私は残すことはできません。そんな中、グーグル社からのストリートビューのお話を伺った時に、震災の記録/保存をこのような形でしていただくことに、大変感謝しております。現物を残さず、震災の記憶の風化を防ぐ最大のプロジェクトと期待しています」

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