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2012 .07 .23

カードを不正使用された記者の体験談

一生の不覚……カードを不正使用された記者の体験談(ITmedia ニュース)
財布をなくした。さらに、何者かにキャッシュカードで預金を引き出され、クレジットカードでゲーム機などを購入されていた。暗証番号を生年月日にしていたのが致命的だった。
果敢にも自身の体験を記事にした記者さん、グッジョブ。
この記事が読まれることで、少しでも不正利用が減るといいですね。

この記者さんが落としたか無くしたかした財布には現金1万円と、クレジットカード2枚、銀行のキャッシュカード3枚が入っていたとのこと。そして利用履歴の調査から分かったのは、、、

記憶にある本人の最後の買い物から約1時間後にはクレジットカードが、そして約2時間後にはキャッシュカードが不正に利用されていたという事実。なんて早さだ…

しかも本人が財布がないことに気付いたのは、最後の買い物から約3時間半後。
つまり、財布がないことに気づかない間に使われてしまってる。

引き出された2つの銀行口座の全額が8万円くらいだったのは不幸中の幸いでしょうか(いや充分に不幸ですけど)。そして他人事ではなく注意しておきたいのが以下。
カードを落としたのか盗まれたのか、状況がはっきりしない。銀行によると、確実に「盗難」とはいえないため、「偽造・盗難カード預金者保護法」に当てはまらないといい、預金が補償される可能性はまったくないのだという。
おぅ、なんてこったい。しかも、そもそも誕生日を暗証番号にしている場合は本人の過失とされて補償額が減額されることもあるそうです。泣きっ面に蜂ですね…
銀行の担当者には「生年月日や電話番号など他人が推測しやすい番号は絶対に避けてほしい。番号が分かるものをカードと一緒に保管することもしないで」と注意された。
ところでやっぱり疑問がひとつ。誕生日や電話番号を暗証番号にするなとはよく聞きますが、そんなにカンタンにバレるもんなんですかね。そりゃバレやすいからやめろってことなんですけど。どこからバレるんだろ。いやマジ怖いわ。
一方、クレジットカード会社の担当者は注意点として「基本的にカード本体と署名があれば使用できる。紛失や盗難にあったらすぐに使用停止し、履歴を確認してほしい」としている。
ぼくが主に使ってる某社のクレジットカードは利用明細を毎日メールしてくれるので欠かさずチェックするようにしています。利用明細が月イチで郵送されるタイプだとタイムラグが大きくて検知が遅れますからね。

自分でできる自衛策としたら、誕生日や電話番号を暗証番号にしない、利用明細は毎日くらいのスパンでチェックする。あとはクレジットカードをキャッシングできない契約にするのと、引き出し元の銀行口座を決済用に切り分けて少額しかおカネを入れておかないことでしょうか(クレジットカード・キャッシュカードどちらも)。

クレジットカードはキャッシュレスで便利な反面、やっぱりリスクがありますね。
決して他人事と思わず、心しておきたい体験談でした。

最後に備忘録として不正利用の内容を引用しておきます。スゴい早さですよ…
まずはクレジットカード。

<午後7時28分、駐車場で200円>

<同48分、ゲーム販売店で5万2614円>

<同51分、同店で5万4957円(未遂)>

<午後10時24分、駐車場で200円>

<同30分、駐車場で900円>

<《同11時54分、衣料品店で3万7100円(未遂)>

<同55分、同店で7万7千円(同)>

ゲーム販売店の2回目の利用はカード会社のセキュリティーが働き、午後11時54分以降の2回は使用停止後だったため、いずれも決済されず、実際に支払いがあったのは計4回だった。

一方、銀行2口座のキャッシュカード。

<同8時27分、7万2千円>

<同29分、7千円>

いずれも堺市内のコンビニの現金自動預払機(ATM)で引き出されていた。

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