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2012 .07 .19

仮設住宅だけじゃなく、在宅住民にも目を向けて欲しい

60歳以上限定、宮城県で仮設住宅の入居者100人を日帰りバス旅行に無料招待(マイナビニュース)
阪急阪神交通社グループはこのほど、東日本大震災被災地応援活動の一環として、被災地の仮設住宅に入居する年配者を日帰りバス旅行に招待すると発表した。
色んな形で支援してもらうのは本当にありがたいもの。けどボランティアさんが集まったりニュースの取材で取り上げられるのは、仮設住宅の人たちと、営業再開した(あるいは再開しようと奮闘している)商店や漁師さんたちがほとんど。

地震や津波の被害を受けつつも、かろうじて自宅に住み続けている住民、特にぼくの実家のような年金暮らしの独居老人にはなかなか目が及んでいないと感じてます。

被災地となった地方都市は元々過疎と高齢化が進んでおり、単身世帯も多いです。
震災直後はご近所さん同士で連携しないと生きていけなかったので表に出る動機もあったけど、その後ライフラインが復旧し、街中のガレキやヘドロの撤去がひと通り終わったあたりから住民はそれぞれ自分の生活に戻っています。

そうして家の中に入ってしまうと表から見えなくなってしまうんですよね。
実施日は9月15日。宮城県南三陸町・登米市内にある自治体が設置した仮設住宅に入居する60歳以上の100人を無料招待する。当日は阪急阪神交通社グループ社員の案内により、世界遺産に登録された平泉の天台宗別格本山 毛越寺(もうつうじ)や中尊寺を観光。さらにホテルでの温泉入浴や夕食を楽しむという。
色んな形で支援していただく中で、こうしたツアーもステキなことだと思います。
けど、こうした善意からこぼれてしまう人たちも大勢います。

例えばこうした催しに参加したいかしたくないかは各人それぞれが決めればいいことだけど、声をかけられる機会は在宅住民にも欲しいなあと思うのです。

仮設住宅と比べて表から見えづらい分、声をかけるのも難しいですけどね。

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