honto、ドコモと大日本印刷から47億円を増資
ドコモと大日本印刷、書店サイト「honto」運営会社に47億円増資(CNET Japan)電子書籍端末「kindle」(アマゾン)と「Kobo」(楽天)が間もなく国内発売と見られる中、両社と同様に紙と電子書籍のデュアルコンテンツ(いま勝手に名付けた)プラットフォームを擁するhonto(ホント)が増資を実施するとのこと。
書店サイト「honto」の運営会社であるトゥ・ディファクトは6月29日、大日本印刷とNTTドコモの2社を引受先とする第三者割当増資を実施することを発表した。増資額は47億円で、内訳は大日本印刷が28億2000万円、NTTドコモが18億8000万円。増資時期は7月上旬を予定している。
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増資前の資本金4.9億円に対して、増資後は約6倍の28.4億円もの資本規模。DNP6割、ドコモ4割という出資比率は変わらず、引き続きDNPがリードする形です。
アマゾンと楽天が話題を惹くタイミングで資本増強を計ることにやや出遅れ感を感じてしまいますが、前述の2社とは異なるアプローチでどういったポジションを獲得できるのか、元本屋さんとしては気になるところです。というか頑張れー。
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今回の増資は、hontoのサービス強化を目的としている。トゥ・ディファクトは今後、丸善やジュンク堂、文教堂などhontoの共通ポイントサービスが利用できるリアル書店を年内に100店程度まで拡大する構えだ。hontoからリアル書店の在庫検索を可能にするなど、サービスの拡充も図るとしている。kindleやKoboのような自サービスに対する専用端末を持たない点がhontoの弱みである反面、ジュンク堂や文教堂など各地の店舗網と連携することで多様な顧客接点を持つ点がhontoのユニークな強みでもあります。
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