電気料金の「お手盛り」原価算入、是正なるか
家庭電気料金、広告費の原価算入認めない方針(YOMIURI ONLINE)電力会社の事業が極めて公共性が高いといっても、彼らは一民間企業。使いたいだけのコストを計上した上で売値を決めてきたこれまでの「常識」は、やはりおかしい。
家庭向け電気料金の決め方の見直しを検討していた経済産業省の有識者会議が15日、家庭向け電気料金の新たな算定方式をまとめた。
広告費や寄付金、不要な経費などを電力会社が家庭向け電気料金の原価に算入することを認めないのが柱で、燃料費負担の増加で今後予想される料金値上げの幅を圧縮する狙いがある。
電力事業には大資本が必要なことと、地域独占の制度が参入障壁を高くし、お手盛り経営を成立させてきた。けれど競争があってこそ、サービスは良くなるもの。
「当たり前」の中に潜む「おかしなこと」に、ぼくらもちゃんと関心を持たないと。
ところで、原価算入の禁止は経産省による省令改正で実施されます。
省令改正は役所の権限。国会による法律改正ではなく。
薬事法の改正なんかもそうでしたが、役所がすべて国民の便益に適う仕事をしてくれるとは限らないわけで。役人のお手間を取らせないように、企業は襟を正した活動が求められます。じゃないとムダに規制ばかりされて行政が肥大しちゃいます。
▼参考リンク
・「でんこちゃん」リストラ 作者・内田春菊氏は知らなかった(NEWSポストセブン)
電気料金の値上げ申請時に原価に盛り込むことを認めないのは、広告費や寄付金のほか、業界団体への拠出金などからなる団体費などとなっている。国を挙げて経済を新興し、成長させることが求められた時代には必要だったかも知れない。けど、成熟期となった現代にはそぐわなくなった仕組みでしょうね。
「当たり前」の中に潜む「おかしなこと」に、ぼくらもちゃんと関心を持たないと。
ところで、原価算入の禁止は経産省による省令改正で実施されます。
省令改正は役所の権限。国会による法律改正ではなく。
薬事法の改正なんかもそうでしたが、役所がすべて国民の便益に適う仕事をしてくれるとは限らないわけで。役人のお手間を取らせないように、企業は襟を正した活動が求められます。じゃないとムダに規制ばかりされて行政が肥大しちゃいます。
▼参考リンク
・「でんこちゃん」リストラ 作者・内田春菊氏は知らなかった(NEWSポストセブン)
1987年以来、東京電力のマスコットキャラクターを努めてきた「でんこちゃん」がコスト削減のため3月31日をもってリストラ(契約解除)されることになった。でんこがいなくなっても節電に努めようね。