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2012 .02 .15

Twitterは上場よりも、持続可能なビジネスの確立に重きをおく

ツイッターが異例の株売却制限、上場回避へあらゆる手段(CNN.co.jp)
米交流サイト大手フェイスブックが上場に向けた準備を進める中、もう1つのソーシャルメディアとして台頭してきた短文投稿サイトの米ツイッターに注目が集まっている。同社は上場を回避する目的であらゆる手段を講じており、現在の株主に対し、手持ち株の20%を上回る数の株式を売却してはならないという異例の制限を課していたことが分かった。
シリコンバレーの新興ネット企業において株式上場を目指さない企業はないと思うのですが、少なくともTwitterは健全であろう経営観を持ってくれているようです。
CNNマネーが入手した電子メールによれば、この規定は1年以上前に導入されていたが、報道されたのは初めて。上級技術者のエバン・ウィーバー氏が昨年8月に同社を去ったのはこれが直接の原因だったことも判明した。
自分が手にした紙切れが大金に変わるなら─誰もが願うことでしょうし、一攫千金を夢見ることを否定することは誰にもできない。けれどモノ言う株主が増えて、サービスがカネ儲けにまみれるとしたら…きっとユーザーは離反しちゃうでしょう。

TwitterのコストロCEOがメールで示したという、「四半期の業績の伸びが十分予想できるようになるまで上場は望まない」「そのための合理的な手段として、普通株を付与された者は全員が、手持ち株の一部しか売却できないようにしよう」こうした表明はサービスと経営の在り方は自分たちで決めたい、という意思を表していますね。

個人的には登録された個人情報を抜きまくるFacebookに比べれば、Twitterは安心して使うことができています(アプリにはちょっと緩いけど)。ただそれも、もっと属性情報やら行動履歴を収集して個人をターゲティングしたり、ヒト同士の相関を売るようになると、かなり気持ち悪くなる。まあ実名ベースのアレよりはマシですけど。
同社の上場はまだ当分まだ先になる見通しだ。コストロ氏は2週間前のインタビューでこう語っている。「われわれは持続可能なビジネスを確立しようしている。市場にとっての上場のタイミングは気に留めない。社内でもそれを気にさせないように努めている」
いちユーザーの希望としては、上場によるあぶく銭膨大な資金の獲得という誘惑に屈せず、ぼくらユーザーにとってあることが当たり前と思えるくらいのサービスに熟成させて、そうした中からサービスを維持・発展するための収益を得ていって欲しい。

秒間の書き込みと履歴化、ツイートの相関作成とか、巨額のシステム投資が必要=おカネが必要なモデルなのは分かってますが…(いやホントよく捌いてると思う)。

いちおう言っておくと、上場が悪いとは思っていません。けど、めぼしい投資先がなく資金が溢れている今のタイミングは投機的な思惑を持つ人も多いですからね。
同社の時価総額は前回の資金調達で約80億ドルに膨れ上がった。これはまだビジネスモデルが確立していない企業としては相当な巨額にあたり、同社の急成功を見込んで未公開株に対する関心が急速に高まっている。
投資って、応援したいビジネスを長期的に育んでいくためのものだと思うのです。
だからぼくは自分が共感した夢に(小さなちいさな)出資という形で応援してます。

あまり表に出てこないTwitterの姿勢を伝えてくれた良記事でした。
日本のメディアも、もっとこういうの伝えてくれたらいいのに。

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