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2012 .01 .08

寄せられた 真心まとい 祝成人

振り袖貸し出し、新成人にっこり 石巻・全国から善意(河北新報)
8日に行われる宮城県石巻市の成人式を前に、東日本大震災で被災した市内の新成人に振り袖を無償で貸し出す企画が7日、同市雄勝総合支所で行われた。
なんとなく五七五が浮かんだのでそのままタイトルにしてみました。

それはさておき、成人おめでとう。本当におめでとう。

いざ買うとなると着物はとても高額なもの。レンタルで済ますことが多い振り袖が40組以上も集まったというのはすごい。髪飾りも人数分の新品が提供されたとのこと。
首都圏のボランティア団体「JINRIKI(人力)隊」が主催した。昨年12月にインターネットなどで着物の無償提供を呼び掛け、全国から40組以上が集まった。
また出番ができて着物も喜んでるんじゃないかな。

提供された振り袖は来年以降も使えるように地元の呉服店に寄贈されるとのこと。
8日は美容師や着付師がヘアメークや着付けを無償で行う。貸し出した振り袖は来年以降の式で活用してもらえるよう、被災した市内の呉服店に全て寄贈する。
真心と共に、受け継がれて行って欲しいな。

こういう言い方は不謹慎なんだけど、絶望的な状況だからこそ確たる希望を持てるであろう彼ら若い世代がうらやましくもあります。

彼らと同じ時期のぼくは、狭く小さな、将来に希望が持てない地元がイヤで息苦しくて、東京に飛び出した。地元を、親元を飛び出してはじめて、どれだけ自分が守られていたかが分かった。知らない人だけの都会の中で、貧しく、寂しかった。

案内が来たので石巻市の成人式には出たけれど、それはそれで居心地が悪かった。
地元にも東京にも居場所がない感じがして、鳴瀬の砂浜から海を見てた。

結局自分次第なんだよね。居場所も生き方も誰かがお膳立てしてくれるわけじゃない。あの頃のぼくは、他に不満を言うばかりで自分の方向性を持っていなかった。
自分がやりたいことがあれば、こうして手を貸してくれる人たちだっているのに。

ハタチのぼくが海を見ていた、あの鳴瀬の砂浜は失われてしまった。

失ってはじめて気がつくこともある。失ったからこそ見つかる生き甲斐もある。
(二度と起きて欲しくないけど)

復興を担うなんて重荷は背負わなくていいから。自分たちが笑顔でいられるようにしていれば、それは振り返ってみれば復興につながることだと思うよ。

ステキな笑顔をありがとう。みんなで笑っていられるように、生きていこう。

▼参考リンク
JINRIKI隊

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