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2011 .12 .15

スマホからタクシーを現在地に呼べる、「全国タクシー配車」

日本交通など、スマホで呼べる「全国タクシー配車」サービス(PC Online)
日本交通と日本マイクロソフトは2011年12月13日、全国規模でスマートフォンのアプリからタクシーを呼べる「全国タクシー配車」サービスで協業すると発表、同日から提供を開始した。まずは札幌、埼玉、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、福岡の10地域でスタートし、順次地域を拡大する。
記事の本旨は日本交通とマイクロソフトとクラウド環境の活用で協業したという点ですが、時はまさに忘年会たけなわ。タクシーがかきいれ時となるこの時期に、少しでもこのアプリを知って欲しいと思ってのエントリーです。

全国タクシー配車

» iPhoneからタクシーを呼ぶ(日本交通タクシー配車アプリ)(日本交通)

現在のところ、東京23区、武蔵野市、三鷹市は全域で利用できるようです。また、府中市、国分寺市、調布市、小金井市、八王子市などの多摩エリアやさいたま市大宮区、川越市、志木市、所沢市などの埼玉エリア、横浜市港北区、都筑区、緑区、神奈川区、鶴見区、青葉区、保土ヶ谷区、川崎市幸区、高津区など神奈川エリアの一部でも利用できるということです。詳しくは日本交通のページを確認してみてください。
1年以内に19の政令指定都市全てでサービスを開始し、3年で全国のタクシーの30%(6万台)をカバーすることを目指す(現在は4%、8595台)。
スマートフォンでタクシーが配車できるサービス自体は2011年1月18日から提供されていたそうですが、ぜひとも早期に全国展開して欲しいサービスです。

なぜそんなにこのサービスを推すのか? 答え。ぼくはタクシーが大嫌いだから。

正確に言うと、自分の売り上げのために傍若無人な運転をするタクシーが大嫌い。
もう何度、乗客を乗せる/降ろすために急停車したり、いきなりウィンカーもなく方向転換するタクシーのおかげで危ない目にあったか分からないもの。

たしかに根本的に運転が粗雑で荒っぽいタクシーもあるけれど、そもそも日銭に追われているから急な呼び止めで停車するタクシーも多いと思うのです。

日銭に追われて街を流すよりかも、このサービスによってお客さんが確実にいる場所に向うのであれば、余裕ある運転をしてくれるんじゃないかと期待しているのです。
 「タクシーは2012年に生誕100年を迎える。これを節目にタクシー業界をもっと盛り立て、新しいタクシーのスタイルを作っていきたい。タクシーは『拾う』時代から『選ぶ』時代になる。顧客への“ラストワンマイル”が、スマートフォンによってようやく埋まった。これにより、タクシー産業を活性化していきたい」(川鍋社長)。
日本交通の社長は「拾う」時代から「選ぶ」時代と仰ってますが、「流す」時代から「向う」時代というのが順当かと思います。

翻ってタクシーを拾う側のぼくらにしても、交差点の目の前に停車させたり、駅の目の前に停車させるとか、他の通行人の迷惑になる場所にタクシーを停めさせるのは厳に慎みましょう。乗せるタクシーからすればおカネを落としてくれるお客さんだろうけど、周りからすれば自分勝手で、はた迷惑なだけの邪魔者です。

タクシーが高齢者やケガ人、障がい者にとって必要な移動手段であることからも、タクシーと乗客、お互いがマナーを携えれば、真に社会の公器となることでしょう。

ちなみにスマホからタクシーを呼ぶと迎車料金として400円加算されます(日本交通の場合)。400円で自分が周囲の安全を買ってると思えば気持ちよくありませんか?

▼参考リンク
日本交通タクシー配車(App Store)
全国タクシー配車(Android マーケット)

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