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2011 .11 .11

「Siri」は5,000文を元に、あらゆる文章を読み上げる

Siri英国版の“中の人”が名乗り出る――英Telegraph報道(ITmedia ニュース)
テレビのCMで、「Siri」は自分の声だと気付いた――。英国でナレーションなどの仕事に従事するジョン・ブリッグス氏が英紙Telegraphに語った。
「Siri」の中の人が現れたのも興味深いのですが、個人的にすごく刺さったのは以下の箇所。
Telegraphの11月10日(現地時間)の記事によると、ブリッグス氏は5、6年前に米Scansoftの仕事で、3週間かけてテキスト音声変換向けに5000文を録音したという。同氏が抑揚なしに読み上げた文をScansoftが音声に分解し、あらゆる文章を読み上げられるようにした。
音声認識技術の元データとして、「特別な方法で規則正しく抑揚のないように読み上げた」そうだけど、たった5,000の文章であらゆる表現ができるものなんですか!?

もちろん英語の話しなので他の言語では状況が違うでしょうし、おそらくブリッグスさんが読み上げた文章は人間が聞いても意味を成すものではないでしょう。
Siriが認識できない表現があるかも知れないし。それにしてもたった5,000です。

言語構造が分かってしまえば英語の勉強も楽勝なのかなあ…。

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英国版「Siri」の声の人、名乗り出る--アップルの警告をよそに(CNET Japan)
元技術ジャーナリストのJon Briggs氏は、The Telegraphとのインタビューで、「iOS」の音声認識機能「Siri」の英国版である「Daniel」に自分の声が採用されていることを明らかにした。
「3週間にわたって5000文を、特別な方法で規則正しく抑揚のないように読み上げた。Scansoftはそれを持ち帰り、すべての音声を分解した。あらゆる文を読み上げることができるようにするためだ」とBriggs氏はThe Telegraphに対して述べている。

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