東西冷戦を象徴する大型水爆「B53」、最後の1発が解体
冷戦象徴する最後の核爆弾解体 新兵器により97年に退役(MSN産経ニュース)ミニバンほどの大きさで、重量は4.5トン、広島型原爆の600倍もの威力(9メガトン)を持つという核爆弾「B53」。350発生産された「B53」の、最後の1発が解体されたとのこと。
米核安全保障局(NNSA)は25日、米ソ冷戦時代の1962年に配備が始まった大型核爆弾「B53」の最後の1発を解体したと発表した。
1962年は米国と旧ソ連の間で緊張が激化したキューバ危機が起きた年。水素爆弾のB53は冷戦期の核開発競争を象徴し、これまでに実戦配備された核爆弾のうちで「最も強力なものの一つ」(AP通信)
世界で唯一の被爆国でありながら、今また原発事故によって飛散した放射性物質に気を病む国で暮らす国民としては、核兵器の廃絶は切に願うところであります。
国家は人間の集合体。そして人間はつくづく臆病なもの。だから強力な兵器を持つことで他者より優位に立とうとする。そんな愚かなことを繰り返しちゃいけない。
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B52戦略爆撃機などに搭載され、60年代を通じて米国の重要な核兵器との位置づけだったが、やがて新型兵器に取って代わられ、97年に退役。テキサス州アマリロ郊外の施設で解体作業が進められていた。アメリカが「B53」という兵器がすべて解体したところで、核兵器はまだまだ現存している(もちろん核兵器の解体は進めたほうがいい)。そして核のリスクを軽減した、より高度な兵器が生み出され続けている。
国家は人間の集合体。そして人間はつくづく臆病なもの。だから強力な兵器を持つことで他者より優位に立とうとする。そんな愚かなことを繰り返しちゃいけない。
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NNSAは「核兵器なき世界を目指すオバマ大統領の方針に一致する画期的な節目」であると意義を述べている。B53はミニバンほどの大きさの水素爆弾。重さは4・5トンと、米国が保有する最大級の核爆弾だった。威力は広島に投下された原爆の600倍とされる。