65歳以上の人口、過去最高の2,980万人に

こうした数字を見ると、ともすれば老いゆく国と悲観的になりがちですが、ソースに当たってみると高齢者の意外な姿も見えてきました。

統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-（統計局）

1. 高齢者の人口　(人口推計)
   ・高齢者人口は2980万人(総人口の23.3％)で過去最高
   
2. 高齢者の人口移動　(住民基本台帳人口移動報告)
   ・東京都や大阪府などで高齢者は転出超過
   
3. 高齢者の就業　(労働力調査)
   ・65～69歳の就業率は、男性が46.8％、女性が26.9％
   ・高齢雇用者のうち、非正規の職員・従業員は５割
   
4. 高齢者の家計　(家計調査、家計消費状況調査)
   ・高齢無職世帯の家計収支は１か月当たり３万８千円の赤字 ・貯蓄現在高は３年連続の減少
   ・高齢者世帯で支出割合の高い保健医療、中でも特に高い女性の健康保持用摂取品への支出
   ・高齢者世帯でのインターネットショッピングは８年間に約３倍増、電子マネー利用は年々増加

ネットショッピングや電子マネーを使いこなす高齢者が増えてるんですね。
高齢者の方が見やすい・使いやすいUIかとか、ちゃんと意識しないといけない。

高齢になるにつれ体力の衰えは避けられないけど、経験豊富な人たちがそれだけいるというのは考えてみれば頼もしいこと。学べることがたくさんあるはず。
社会が抱える問題は多いけれど、悲観することばかりでもないのでしょうね。

ぼくもすでに（年齢だけは）立派なおっさん。若い人たちにアテにされるぐらいの年のとり方をしないとね。経験を伴わない年齢には重みがないものだから。