ホーム  > 気になるニュース  > 経済・社会  > 石巻市の仮設住宅が全戸完成…するそうだけどドコにあるの?

2011 .09 .18

石巻市の仮設住宅が全戸完成…するそうだけどドコにあるの?

石巻市、避難所を来月11日閉鎖 避難者の住居提供にめど(河北新報)
宮城県石巻市は16日、東日本大震災の避難者1352人(16日現在)が身を寄せる避難所46カ所について、10月11日に閉鎖すると発表した。
市によると、仮設住宅の必要戸数7297戸が20日に完成する予定で、全避難者に住まいを提供するめどが立った。
住み慣れた場所ではないにせよ、仮設住宅の方が個室だしエアコンも付いてるので住みいいのではないかと思うのだけど、、、
市の9日現在の集計では、仮設住宅に当選しながら避難所での生活を続けている人は、525世帯833人に上る。
仮設住宅に当選したのに入居してない人がいるのは、よほど不便だったり馴染みのない場所にあるんだろうか。
通勤や通院に便利な市中心部での生活を希望する人が多く、郊外への入居を控えているのが主な要因。市は郊外と市中心部をつなぐ住民バスを用意するなどして、転居に理解を求める。
ミヤコーバスが、9月1日から仮設住宅を循環する「石巻仮設住宅循環線」の運行をはじめているそうです。中学生以上は一律100円という運賃は親切だけど、平日のみ1日3便の運行というのはちょっと不便そう。

» 石巻仮設住宅循環線(PDF:ミヤコーバス)
» 石巻仮設住宅循環線(PDF:石巻市)

ところで仮設住宅ってどこにあるんだろう。バス路線のコース(「大橋通り先回り」と「蛇田先回り」)に出てる地名からざっくりイメージはできるけど、この路線が点在する仮設住宅のどの程度をカバーできてるかが分からない。

» 9月1日現在の仮設住宅建設進捗状況一覧(PDF:石巻市)

仮設住宅の建設状況を見ると、(当然のことながら)半島側の地域にも仮設住宅があるハズだけど、そうした地域には生活の足があるんだろうか。

ひとまず安全だと見なされた場所に位置する仮設住宅と、再構築されていくであろう今後の街の配置は気になるところです。

かろうじて住み続けている実家も、建設制限地域になってるし、周囲の冠水も日常的になってしまっている。街と人口の再配置は避けられないと思うのです。
高齢になるほどに、従来の街と持ち家に拘ってしまいますけどね…。

そういう理由もあって仮設住宅の所在を知りたいのに、Overview的な情報がない。地図上で配置が一覧できるような情報が欲しいのに、断片的なPDFばかり。

お役所から出てくる情報って元々PDFがすごく多い。ふだんの書類からファイルに起こしやすいからなんだろうけど、かなり使いづらい&探しづらいのですよ。

特にこの震災ではネットに情報を出していくことの重要性も分かったハズ。

情報発信のやり方も、ぜひ改善していって欲しいですねぇ。



« JR仙石線-列車はススキの中に | ホーム | 65歳以上の人口、過去最高の2,980万人に »



この他のエントリー

アーカイブ