「定年まで勤めたい」-新入社員意識調査で過去最高に
「定年まで勤めたい」34% 新入社員調査で過去最高(asahi.com)見出しを見て、まだ自分に何ができるのか、何がしたいのか、どんな会社なのかもよく分からない時期だろうにずっと同じ会社にいたいなんて大丈夫か? と思ってしまいました。
日本生産性本部が30日発表した新入社員対象の意識調査で、今の会社に「定年まで勤めたい」との回答の割合が34%となり、1971年に同じ質問を始めて以来、最高となった。調査担当者は「震災による失業などが報道されるなか、雇用の安定への関心が高まった」と分析している。
「定年まで同じ会社で働きたい」が過去最高(33.5%)になった反面、調査開始当時の1971年に就職先を選ぶ基準で1位(27%)だった「会社の将来性」は7.7%まで逓減したとのこと。
安定した会社には入りたいけど、先ずは入れる会社に入ることが優先、という理想と現実の間で揺れる姿が窺えます。
安定して働けるに越したことはないけど将来がどうなるかも分からない。従って自分を磨くことは怠らない、会社は自分が成長する機会を得る場所、と捉えているように思えます。そうした意識は就労意識のランキングにも現れています。
※各項目の順位の次の数字は調査項目の質問番号
» 新入社員意識調査(H23年度)(PDF:日本生産性本部)
上位は前向きな意識が占めているけど、他の設問と照らしてみると「何とか自分でやるしかない」という擦り切れそうな姿勢が垣間見えるのはぼくだけでしょうか。
まあバブル世代よりかもヒトとして真っ当なのは間違いないと思いますが。
若いということはやり直しが出来るということ。それが若者の特権。
ひとつの会社にしがみつくことに拘らず、何度でも挑戦して欲しいですね。
▼参考リンク
・平成23年度新入社員「働くことの意識」調査結果(日本生産性本部)
安定した会社には入りたいけど、先ずは入れる会社に入ることが優先、という理想と現実の間で揺れる姿が窺えます。
調査は、東日本大震災直後の3月14日から4月30日まで、同本部主催の新入社員研修で実施し、42社計2154人から回答を得た。「この会社でずっと働きたいか」との問いに対し、「定年まで」の回答は調査開始時は21%だったが、2003年には最低の14%に低下。その後、上昇に転じ、今年は、昨年から9ポイントアップと大幅に増えた。また、就職先を選ぶ基準として「会社の将来性」に変わって上位を占めたのは、「自分の能力、個性が活かせるから」(36.8%)、「仕事がおもしろいから」(26.8%)、「技術が覚えられるから」(8.8%)といった、個性・能力を活かす項目。
安定して働けるに越したことはないけど将来がどうなるかも分からない。従って自分を磨くことは怠らない、会社は自分が成長する機会を得る場所、と捉えているように思えます。そうした意識は就労意識のランキングにも現れています。
1位 | 13.社会や人から感謝される仕事がしたい | 96.4% |
2位 | 7.仕事を通じて人間関係を広げていきたい | 96.1% |
3位 | 3.どこでも通用する専門技能を身につけたい | 93.0% |
4位 | 12.これからの時代は終身雇用ではないので、会社に甘える生活はできない | 83.9% |
5位 | 9.高い役職につくために、少々の苦労はしても頑張る | 83.2% |
6位 | 1.仕事を生きがいとしたい | 81.9% |
7位 | 2.面白い仕事であれば、収入が少なくても構わない | 59.5% |
8位 | 6.仕事をしていくうえで人間関係に不安を感じる | 58.7% |
9位 | 4.いずれリストラされるのではないかと不安だ | 37.4% |
10位 | 11.職場の上司、同僚が残業していても、自分の仕事が終わったら帰る | 32.7% |
11位 | 8.仕事はお金を稼ぐための手段であって、面白いものではない | 27.3% |
12位 | 5.いずれ会社が倒産したり破綻したりするのではないかと不安だ | 21.5% |
13位 | 10.職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間以外はつきあいたくない | 18.9% |
» 新入社員意識調査(H23年度)(PDF:日本生産性本部)
上位は前向きな意識が占めているけど、他の設問と照らしてみると「何とか自分でやるしかない」という擦り切れそうな姿勢が垣間見えるのはぼくだけでしょうか。
まあバブル世代よりかもヒトとして真っ当なのは間違いないと思いますが。
若いということはやり直しが出来るということ。それが若者の特権。
ひとつの会社にしがみつくことに拘らず、何度でも挑戦して欲しいですね。
▼参考リンク
・平成23年度新入社員「働くことの意識」調査結果(日本生産性本部)