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2011 .05 .08

復興の街づくりには路線バスが欠かせない

被災地バス、苦境 利用者激減、高速無料化警戒(asahi.com)
東日本大震災の直後にいち早く復旧し、被災者の足になった被災地のバス会社が苦境だ。震災前からの経営難に加え、震災で利用が激減。復興を名目に政権内で浮上した「東北道無料化」構想でマイカー利用者が増えれば、さらなる窮地に追い込まれかねない。
そうか、バス会社の経営は厳しいのか…。

地元の石巻のように、被災した地域には生活圏がどんどん郊外に移り、日常の買い物や病院通いをするにもクルマが欠かせない地域が少なくないと思います。元々がそういった環境だったところに地震や津波でクルマを失って、生活の足を失った人も多いでしょう。残された貴重な移動手段としての路線バスには何とか存続してもらいたいところです。
震災後、復旧に時間がかかった新幹線や在来線に代わり、被災地とほかの東北各地、首都圏を結んだのは高速バスだった。業界全体で4月22日までに20万人を運んだ。だが、国土交通省によると、震災直後に増便した多くは首都圏のバス会社。被災地のバス会社は地元路線の再開に力を注ぎ、「高速バスでの『特需』はなかった」(牧野室長心得)という。
確かに、ぼくが石巻入りした時の高速バスも成田ナンバーだった。選択肢の幅から首都圏のバス会社になってしまうのは致し方ところだけど…。

仙台-石巻の移動では宮城交通バスにお世話になりましたが、地元のバス会社としての矜持であって、商売としての旨みはあまりなかったんでしょうね。
菅政権では、物流コストを下げて復興に生かそうと、東北道や常磐道の料金無料化の動きが出ている。だが、各社からは「マイカー利用が加速しかねない」と心配する声も上がる。在来線など鉄道の復旧見通しが立たない中、バス路線が廃止されれば、通学や高齢者の通院に支障を来すおそれもある。
野次馬的な個人がマイカーで押し寄せてもしょうがないところがあるので、無料化は物流を担うトラックや高速バスに留めるのがいいのかも知れない。

バス会社だけの肩を持つつもりはないけど、街の復興に当たってはスーパーや病院、役所といった生活圏と住民を結ぶ路線バスを織り込んだ街づくりが必要でしょうね。JRの在来線は当面ムリだし、路線バスから整備する方が現実的でしょう。

人口の郊外移転から置き去りになった旧市街が抱える問題が震災をキッカケに浮き彫りになったのは微妙だけど、それでも良い方向に進むことを願っています。

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