震災時、高速バスは緊急車両だった
大震災で発揮された高速バスの底力、超法規措置で大量運行を実現(東洋経済オンライン)ああやっぱりそうだったのか、ということでメモ的エントリー。
3月16日、関東の主だったバス会社の社長や幹部を集めた会議で、国土交通省の担当者は異例の要請を行った。「新幹線の代替手段としてバスをとにかく大量に走らせてほしい」「“乗れなかった”という事態はないようにしてほしい」──。
4月7日、8日と高速バスを使って石巻の実家に行ってきたわけですが、バスが料金所に差しかかると「一般」ゲートに入ったんですよね。「ETC」ゲートじゃなくて。
仙台から新宿に向かう帰りのバスでは運転席後ろの窓際の席だったので料金所のやり取りも見えたんですが、どうもおカネを払ってる様子がなかった。あれは緊急車両扱いだったからなんでしょうね。
東北道の損傷を急ピッチで点検してくれた国交省もGJです。注意すれば走行できないことはない状態でしたが、道路はあちこち段差が出来てたし、路肩の崩落もあったので、平時なら通行止めだったかも知れません。
おかげで母親に物資を届けて、無事な顔を見ることができたわけです。
ただ、高速バスは低料金故の過酷な労働環境から事故が報告されていたことがあります(新宿に向かう帰りの昼行便バスは二人交代でしたが、仙台行きの深夜便では乗務員さんは一人でした)。
主要な交通手段として東北行きの増便も続いてるようなので、どうか安全な運行に努めていただければと願っています。
仙台から新宿に向かう帰りのバスでは運転席後ろの窓際の席だったので料金所のやり取りも見えたんですが、どうもおカネを払ってる様子がなかった。あれは緊急車両扱いだったからなんでしょうね。
国交省は被災直後に東北道の全線を点検し、致命的な損傷を受けている箇所がないと確認した。そこで14日には関東一円のバス事業者に、高速バスを警察や自衛隊と同じ緊急車両に指定するという荒技を通達。また従来は免許を持つ業者にだけ認めていた運行も、特例として通行許可証を取得すれば運行を認める超法規措置を実施。16日、あらためてバス事業者に「バスを大量に走らせてほしい」と、要請を行った。最短経路で東京から石巻に行く手段が高速バスしかなかった(自分のクルマで行っても停める場所がなかった)ので、超法規措置だろうと運行してくれてたのはすごく助かりました。
東北道の損傷を急ピッチで点検してくれた国交省もGJです。注意すれば走行できないことはない状態でしたが、道路はあちこち段差が出来てたし、路肩の崩落もあったので、平時なら通行止めだったかも知れません。
おかげで母親に物資を届けて、無事な顔を見ることができたわけです。
ただ、高速バスは低料金故の過酷な労働環境から事故が報告されていたことがあります(新宿に向かう帰りの昼行便バスは二人交代でしたが、仙台行きの深夜便では乗務員さんは一人でした)。
主要な交通手段として東北行きの増便も続いてるようなので、どうか安全な運行に努めていただければと願っています。
コメント (2)
このような、良いニュースが
全然流れない世の中に疑問を
感じています。
良いニュース有り難うございます。
投稿者: かたな | 2011年5月 7日 11:56
日時: 2011年5月 7日 11:56
雑誌(東洋経済)ならではの切り口かも知れませんね。
追跡調査の時間が必要な内容なので、テレビとか新聞の速報ベースのニュースだと難しいかも。雑誌の面目躍如といったところでしょうか。
投稿者: takeshi | 2011年5月 7日 17:17
日時: 2011年5月 7日 17:17