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2011 .03 .26

放射性物質は目に見えませんから。

花粉を放射性物質だと…気象庁に問い合わせ殺到(YOMIURI ONLINE)
気象庁によると、24日午前、同庁の天気相談所に「地面に黄色い粉がたまっている」「放射性物質ではないか」などといった問い合わせが、200件以上殺到した。

状況から同庁はスギ花粉とみているが、「こんな相談が殺到したのは初めて」と驚いている。
今さらなタイミングになっちゃったけど、こんなことあったんだメモとして。

こんな問い合わせするなんて…。もう集団ヒステリーだよね。
花粉なんて見慣れてるでしょうに。放射性物質は目に見えませんから。

まあ個人的には花粉の方が甚大な被害を被ってるけど。
放射線量の検査を行っている文部科学省は「放射性物質が黄色い粉となって落ちてくることはない」としている。また、千葉県が船橋市内などで黄色い粉を採取して顕微鏡で調べた結果、スギ花粉だったことを確認したという。
こうした集団ヒステリーは情報が多過ぎるマイナス面だよね。

電気が復旧していない被災地の母は、情報源と言えばラジオしかなく、乾電池も少ないから1日1時間くらいしか聞いていないそう。日が落ちると物音ひとつしない静かな夜だそうですよ。

震災直後はその静けさが怖かったそうだけど、支援物資が届くようになったりご近所さんの安否が分かるようになってきてからは、むしろ必要以上の情報がない環境の方がいいと言ってた。

例え彼女がぼくらと同程度の情報を得られるとしても、被災の心理的なストレスが相当かかってる状態ではショック過ぎて受け止められるキャパがない。情報量が少なくても、今はそのくらいがちょうどいい(デマには注意しなきゃいけないけど)。

かたや地震・津波の被災地ではない人たちは日々の膨大な情報に振り回されてる。

「過ぎたるは及ばざるが如し」ですかね。

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