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2011 .02 .19

購買履歴はいいけど、閲覧履歴はイヤ

Google Chrome、IE9…閲覧履歴ブロック機能続々(web R25)
通常、ユーザーがウェブサイトを閲覧すると、そのサイトに広告を配信している別のウェブサイトにもそのユーザーの行動に関する情報が提供される仕組みになっていることをご存じだろうか?
なぜかは知らないけど、何となく気になったり目を惹く商品や広告が表示されることがありますよね。アレです。
個人のオンラインでの行動情報をもとに、「行動ターゲティング」というウェブマーケティングの手法がある。ウェブサイト側が閲覧履歴情報をもとに、そのユーザーが興味のある分野などを分析し、表示する情報を選別する手法のことをいう。
気付かなければ気にならないけど、まあ目につくように表示されるものだし、「自分が識別されてる」と気づいてしまうとちょっと気持ち悪くなるかも。サイトにログインしてなくても追いかけられるし。

仕事で少し関わってるのに身も蓋もない言い方だけど、ログインを踏まえる購買履歴を使われるのはいいけど、閲覧履歴はヤだなあ。迂闊にクリックしたページも自分の意思で閲覧したかのように識別されるのは気持ち悪い。
まあどこの誰まで特定する必要はないので心配することはないんだけど、個人の特定も技術的には出来るっちゃあ出来るもの。

最新版のGoogle ChromeやIE9では行動ターゲティングをブロックできる機能が搭載されているそうなので、気になるひとはチェックしておいた方がいいですね。
Googleは1月25日(日本時間)、「Google Chrome」の新しい拡張機能「Keep My Opt-Outs」を公開。(中略)拡張機能をインストールし、広告配信サービスを送付しないでほしい意思を表明することで、広告送付の自主規制基準に賛同した企業などからの広告配信はなくなるという。
収益の大部分を広告収入が占めているGoogleが率先しているのは興味深い。

マーケティングにせよ広告配信にせよ提供側の企業には、長大な規約や分かりにくい専門用語で書き連ねた説明で強弁するのではなく、ユーザーに不安なく納得して使ってもらう姿勢が求められるでしょうね。

▼参考リンク
Internet Explorer 9 製品候補版(Microsoft Windows)
Google Chrome
Firefox 4 ベータ版(Mozilla Japan)

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