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2011 .02 .16

Facebookは「販促の切り札」か?

フェースブック、販促の切り札 「実名登録」の信頼、企業が活用(MSN産経ニュース)
世界最大のインターネット交流サイト「フェースブック(FB)」が、出遅れていた日本でも急拡大の兆しをみせている。チュニジアやエジプトの政権崩壊にも大きな役割を果たし、その速さと広がりの威力を見せつけたFBは世界で6億人近くが利用する巨大情報インフラ。実名登録が原則という“しばり”が、新たな優良販促ツールとしての強みを発揮。これを活用する企業も増えている。
「切り札」って捉え方がどうにも気に入らない。
登録している情報は「性別」が87.6%で最も多く、「実名」も78.6%だった。居住地や勤務先なども少なくない。かなりの個人情報が集積されている点に注目し、企業が販促ツールとして利用し始めた。
古くは(そして今なお稼ぎ頭の)電子メールも、Twitterも、GROUPONだって大勢の人が集まる「場」なわけだからマーケティングに有効なのは間違いないでしょう。けど人が集まる塲に土足で踏み込んで刈り取りまくる無作法が連中が多すぎる。あるいは「塲」に対する過大な期待(=必達の予算)があるんだろうけど。
「当初はもう少し人数が集まると思っていた」(同社)と語るように、集客効果はまだ満足できる規模ではない。今後は、メーカーとの協力拡大やファンのリクエストに応じた商品投入などで集客力アップを目指す。
新しい切り口に見える様々なサービスも、その先にいるのは生きてる人間。育てもしないで刈り取るだけでは塲は荒れるし、サービス自体の魅力を毀損してしまいかねない。刈り取るだけの連中は収穫できなくなったら次の狩場に移っていくだけなのでたちが悪いったらありゃしない。

ユーザーにアプローチできる塲があっても、出会っていきなり売り込みかけたら嫌がれるでしょうよ。双方向のコミュニケーションがしやすいネットならではの接し方をしないといけない。決して一方的に押し付けてはユーザーは離反するだけだよ。だから「切り札」なんて手段だけの見方をしちゃいけない。

時間も手間もかけてコミュニケーションして培った信頼があってはじめて、コンバージョンにつながる集客や、ブランドにつながる認知ができるというもの。

昔から言うでしょ? 「急いては事を仕損じる」って。

まあFacebookの場合は、大学内の気になるカワイコちゃんデータベースが原点なので「知りたい側」のベクトルが強いんだけどね。
個人的には何がおもしろいのか全く分からんのだけど…。

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