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2010 .08 .31

ポイント付与、1倍の事実がないと景表法違反の恐れアリ

「通常3倍、土日6倍」…1倍の日ない、とポイントサービスに警告 岡山のドラッグストア(MSN産経ニュース)
消費者庁は26日、岡山県内を中心にドラッグストアを展開するザグザグ(岡山市)がポイントサービスを「通常3倍、土日6倍」と宣伝していることに対し、景品表示法違反(有利誤認)の恐れがあるとして警告した。
煽るというか、おトク感を演出しないと売れないもんだから表現がどんどんエスカレートしちゃったケースかな。ありがちな気はする。

平日も3倍じゃ既成事実として3倍がデフォルトだよね…。
消費者庁によると、同社は店内に掲示したポップ広告や新聞の折り込みチラシで「購入金額105円で1ポイント」を基準に、105円で3ポイントを付与する平日を「3倍」、6ポイントを付与する土日を「6倍」としていた。しかし105円で1ポイントしか付与しない日はなく、消費者庁は「実態がない基準に基づく3倍、6倍の表示は、実際より著しく有利と消費者に誤認される疑いがある」としている。
誇大広告と見られる可能性があるからダメよ、って指摘ですね。

まあ行過ぎたマーケティングとも言えなくはないけど、付与率を落としたら売れなくなるって強迫観念もあったんでしょうね。つか売り手が麻痺しちゃったら消費者はもっと麻痺しちゃうんだけどね。

まあ今のところは景表法違反のリスクに留まるけど(だからといって軽くはないけど)、これから日本の会計基準がIFRS(国際会計基準)に準拠するようになると闇雲なポイントキャンペーンはそもそも実施しづらくなる。

本来ポイント制度はFSP(Frequent Shoppers Program)として、使えば使うほどおトクにサービスを利用できる既存顧客向けのリテンション施策が基本。けど新規顧客の獲得にもポイントをアピールする迷走っぷりをそこかしこで目にする。

売上が厳しいのはどこも一緒だけど、その場しのぎのマーケティングを続けてもサービスの価値を毀損することにつながりかねないし、結局お客さんは離れてしまう。

企業は自社のサービスに定着してくれる人と、ポイントが欲しいだけの人を区別する勇気を持つべきじゃないですかね。

例え体力勝負で生き残ったとしても、その時いてくれてるのは「顧客」ですか?

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