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2010 .07 .09

季節は太陽と地球の距離から生まれる?

太陽が遠いのに地球が暑い理由は?(ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)
米国東部が危険なほどの熱波に襲われ、一部の都市では気温が摂氏38度を超えている。ところが今週、地球は一年のうちで太陽から最も遠い位置にある。これでは理屈に合わないように思えるが、原因は何だろう。
昼間暑い日が続く今日この頃。こんなに暑いのに、今は太陽と地球の距離が最も離れているというのはとても意外。

では季節(気温の変化)が生まれる原因は何かというと、地軸の傾きとのこと。
むしろ地表温度に大きな影響を及ぼすのは地球の地軸の傾きである。7月の今は北半球が太陽に向かって傾いており、そのために北半球の季節は夏である。「太陽は北半球に真正面から照りつけている。一方で南半球では斜めから射しているため冬の真っただ中だ」。
あー、言われてみれば習ったような覚えがある。

地球と太陽の距離がもっと近ければ地表は人が生きられないような温度になるかも知れませんが、季節(暑さ寒さの循環)そのものは地軸の傾きによるものなんですね。
だから地軸の傾きが少ない赤道付近は季節の変化が少ない=四季ではなく二期(乾季と雨季)になる、と。そうすると地軸の傾きはなぜ生じたのか? ってところに興味がいきます。

当たり前のように感じている季節の移ろいも、奇跡のようなタイミングに支えられてるんですね。

そして、太陽と地球の距離に依らない熱波の原因を気候(地球温暖化)ではなく気象条件の問題だと喝破しています。
ニュージャージー州にあるラトガース大学の気候学者デイビッド・ロビンソン氏は、一般に原因は地表の湿度の低下、晴天、および高気圧の“尾根”の組み合わせにあると説明する。気圧の尾根が1つの地域に数日間停滞すると空気が暖められるため雲が消滅する。雲が少なくなると地上に到達する太陽光が増加し、地表がすでに暑くて乾燥した状態なら、暑さはますます耐えがたいものになる。
地球温暖化問題が声高に叫ばれることが多いですが(もちろん温暖化が進行しているのは事実だけど)、事の本質を見極める姿勢を忘れてはいけないですね。

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