ゆうパックに大規模な遅配が発生中
ゆうパック大規模遅配、「全容を把握できない」公表せず(asahi.com)4日になってようやく発表されています。
郵便事業会社(JP日本郵便)の宅配便「ゆうパック」で、1日から3日にかけて大規模な配達の遅れが出た。日本通運の「ペリカン便」を1日に吸収して取扱量が増えたことなどから、首都圏経由の荷物を中心に配送が滞った。遅配がしばらく続く可能性もあるが、日本郵便は「遅れの全体像を把握できない」として、3日夜の段階でも遅配の事実などを公表していない。
宅配便事業統合に伴うゆうパックの送達状況について(日本郵便)記事になってやっと重い腰を上げたって感じ。けれど、ゆうパックの配達状況については「現在では、一部の統括支店を除き業務は正常化しております。また一部の統括支店においても、数日内に正常化する見込みです。」と書かれているだけ。
郵便事業株式会社においては、7月1日にJPエクスプレス株式会社のペリカン便を承継し、ゆうパックとしてサービス提供を開始したところですが、一部業務の不慣れなどにより、現在、送達の遅れなどの状況が発生しております。
ゆうパックをご利用のお客さまには大変ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
弊社といたしましては、状況の確認を行っておりますとともに、数日以内の業務運行の正常化に向けて、最大限の対策を講じておりますが、その見込みは以下のとおりとなっております。
・・・状況説明になってない。
「ペリカン便」を統合して荷物が増えたから遅れましたって、統合は自分たちで決めたもんだろうに。1日2日の遅れが問題というより、約束が守られないのがありえないわけで。
仕事から帰宅するのが遅くて荷物は週末しか受け取れないって人も多いし、だからこそ到着日は約束事として書かれるわけでしょう。受け取れなかった荷物が生モノだったらどうするの?
田舎の友達がずっと郵便局で働いてるから、せめて利用することで応援したくてゆうパックを使ってるのに。コンビニだと詳しい配達状況が分からないから6駅も離れた集荷局まで行って荷物を出してるのに。
これからも民間企業として厳しい競争に揉まれないと、この役所みたいな体質は変わらないのかもしれない。
▼関連エントリー
・「ゆうパック」と「ペリカン便」、7月1日に統合
日本郵便幹部は3日夜、朝日新聞の取材に対し、「1日2日の遅れはよくある。今回は数が多いが、1日ぐらい遅れても大丈夫と思った。甘いのかもしれないが、土日できれいにすればほとんど影響ない、と思っていた」と話した。この幹部ってひと、サービスってものを何も分かってないよね。
仕事から帰宅するのが遅くて荷物は週末しか受け取れないって人も多いし、だからこそ到着日は約束事として書かれるわけでしょう。受け取れなかった荷物が生モノだったらどうするの?
日本郵便では、ペリカン便の吸収で荷物量がこれまでの1日当たり約60万個から、約107万個に増えた。店舗も約7万4千店から約13万4千店に膨らみ、事務量が増えた。最大拠点の新東京支店では、これまで1日平均で約16万個を扱っていたが、25万個に増える計算だったという。計算どおり増えた荷物を捌く体制は計算どおりじゃなかったようで。
7月はお中元の集配で忙しく、11日の参院選の投開票を前に選挙関連の荷物の取り扱いも増えたことも作業量の急増につながったとみられる。つかお中元も選挙も統合前から分かってたスケジュールでしょう。遅配を招いた理由には全然ならないよ。
田舎の友達がずっと郵便局で働いてるから、せめて利用することで応援したくてゆうパックを使ってるのに。コンビニだと詳しい配達状況が分からないから6駅も離れた集荷局まで行って荷物を出してるのに。
これからも民間企業として厳しい競争に揉まれないと、この役所みたいな体質は変わらないのかもしれない。
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