日航、株価1円で最後の売買を終える
日航株、最後の売買は終値1円 20日付で上場廃止(asahi.com)ある種安定銘柄として特段値動きのなかった日航株も、いよいよ上場廃止となった途端にマネーゲームのやり玉に挙げられる。世知辛いというか、「生き馬の目を抜く」とは昔のひとはうまいこと言ったもんです。
20日付で上場廃止が決まっている日本航空株式は19日、最後の売買があり、東京証券取引所の終値は最低価格である1円だった。1961年に東証2部に上場して48年間余り。「ナショナル・フラッグ・キャリア」として日本の空を代表した名門企業は、株式市場でも代表銘柄だった。日航株は100%減資で近く無価値になるが、すでに発行されている株主優待券は5月末まで使用できる。
» 生き馬の目を抜く(語源由来辞典)
【意味】 生き馬の目を抜くとは、素早く事をするさま。他人を出し抜いて利益を得るさま。油断も隙もないこと。
業績と株価がまったく紐づかずに動くのはすごく気持ち悪い。
かつての「ナショナル・フラッグ(国民の翼)」だからといって過剰に保護すれば、自力でがんばってるANAを追い込むことになる。国際競争力も弱くなる。
国は難しい舵取りを迫られますが、果たして。
日航は同19日に会社更生法の適用を申請し、上場廃止が決まった。その後1カ月間は「整理銘柄」で取引され、29日には終値で1円をつけた。2月2日以降、終値は1円で張り付いた。それでも今週前半までは1億株以上の取引が成立。19日も2760万株の取引が成立した。投資って企業を応援したい気持ちがあって成り立つものだと思うんだけどなあ。まあ、そしたらなんでJALは半世紀弱に渡って上場できてたんだってことだけど。
かつての「ナショナル・フラッグ(国民の翼)」だからといって過剰に保護すれば、自力でがんばってるANAを追い込むことになる。国際競争力も弱くなる。
国は難しい舵取りを迫られますが、果たして。