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2010 .02 .17

なぜ女性は「お得」という言葉に弱いのか?

つい買ってしまう「女の金銭心理学」~なぜ「お得」という言葉に負けるのか(プレジデント)
「1円でも安く」と節約に精を出しているかと思えば、「たまにはね」とブランドの紙袋を片手に帰ってくる。そんな矛盾だらけの、女の消費メカニズムを解明した。
長い文章のわりに納得感が得られない考察。前提になっている夫婦像があまりに狭小なのと、ぼくが掃除や洗濯、ごはんを作ることを厭わないひとだからだろうな。

翻って、記事の夫婦像は50代以上に思える。プレジデントって購読者層そんな年齢だっけか。
主婦という職業は本当に達成感を得にくいのです。掃除をしても、子供にご飯を食べさせても、“主婦なら当然”で終わり。お給料は出ないし、第三者から評価されるわけでもありません。何かに貢献している実感が持てない。では、どこで頑張ると目に見える貢献ができるか。それが買い物なんですね。
こうした専業主婦像に対する夫像は、家事・子育てにノータッチなおとうさん。

記事で考察されている女性の購買心理の要諦は、「家事・育児で得られない達成感をセールや特売で得る」とされている点。まあ家事・育児を仕事に置き換えてみれば理解できるかな。

そうした購買心理から起こる消費行動が以下の2つ。
  • 頑張った自分への「ご褒美消費」
  • ストレスから来る「悲劇のヒロイン消費」
うん。これだけなら年齢を問わずに納得できるんかな。てことは、こうしたストレスを取り除けば女性は「おトク」に弱くないということになるのか? この論理でいえば男性だってストレスフルであれば「おトク」に弱いでしょう。

うちは共働きってこともあって、スタンスが独立採算。だから何でも分業するし、その分お互いがすることに干渉しないんだよね。なので記事の夫婦像がまったくズレてるように思えてならない。
このように妻が物欲を満たすことでのみ、自分を支えるような状況に陥らないために、夫ができることは何か。
「妻の気持ちを受け止め、話に耳を傾けること。そして、余計な買い物をしたと感じてもグッとこらえ『たまにはいいよね』と言うことです」
うん。こんな夫婦はヤだな。その場しのぎの受け答えじゃなくて、ちゃんと行動で表して支え合うのが最善でしょう。

ステレオタイプな夫婦像にオチを持ってきたいだけの考察になってるなあ。

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