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2009 .11 .15

兵庫では調書書き換え、東京では事実無根で免許取り消し

調書書き換え・反則切符に押印、警官2人処分 兵庫県警(asahi.com)
兵庫県警赤穂署の男性巡査部長(53)が、交通事故の一方の当事者の供述調書を相手の主張と食い違わないよう無断で書き換えていたことが県警への取材で分かった。尼崎北署では、交通違反者に反則切符への押印をさせるのを忘れるなどした男性巡査(22)が、自ら母印を押すなどしていた。
明るみになる自浄作用があるうちはまだマシだけど。法の執行側は何でもできちゃうんですよねぇ。

動機がまたイタい。
県警の調査に対し、巡査部長は「書類を早く仕上げたかった」、巡査は「ミスを知られて評価が下がるのが嫌だった」と説明。2人は同日付で依願退職したという。
社会正義はどこへやら。サラリーマンの悲哀ですね。自分に降りかかったら断固として戦うけど。

こちらは神奈川県公安委員会の処分について。
速度超過は「パトカー」 違反処分取り消し(MSN産経ニュース)
速度違反で運転免許取り消し処分を受けた横浜市の自動車整備会社社長の男性(44)が、神奈川県公安委員会の処分の取り消しを求めた訴訟の判決が28日、横浜地裁であった。北沢章功裁判長は処分対象となった速度超過はなかったと認定し、処分を取り消した。
社長、裁判起こしたんですね。めんどくさいけど納得できなかったんでしょうね(そりゃそうか)。で地裁では警察側の主張が全否定されたという。
北沢裁判長は、制限速度60キロの場所を130キロで走行したとする警察側の主張について「状況から、追尾したパトカーの速度だった疑いがある」と指摘。取り締まった警視庁高速隊員の証言を「信用できない」と述べた。
無茶苦茶ですね。まあよく明るみになったものです。こんなの氷山の一角ですから。

とはいえ、現場の警察官を責めても何にもならないんですよね。兵庫県警の警察官のように、動機は利己的とはいえ、警察組織の評価制度自体に問題があるわけで。

子供の頃、100円玉を拾って届けた交番のお巡りさんは「ありがとね」と言ってたい焼きをくれました。子供心に、いいことして褒められておやつをもらえて嬉しかったって思い出です。

ああいう、人間味ある接し方で地域住民に親しまれる警察官のあり方を是とする組織に、警察はなっていって欲しいな。。。

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コメント (2)

かたな:

ひき逃げをした、警官のニュースが先程もありました。

私らには、自分のやった行為を納得させる為に
ゴチャゴチャ言うくせに、逃げましたか。

最悪です。

だいぶ分かってきたのは、私らが法を勉強して、
警官が言っていることの間違いを指摘するしかないと、
いくつか反論して分かってきました。

意外と法律知らないのでした。

もちろん自分が悪かったときは、
素直に謝り罪を認めますが。

警察官もサラリーマン化してるので、自分の業務範囲しか詳しくないです。
まあ部分最適ですね。

でも職業性からすれば、社会、地域に対する全体最適を志向してもらいたいものです。

交通違反系は自分らが出くわすことが多いので目に付きますが、重箱の隅をつつく様な取締り、多いですよね。道交法からすれば理解はできるけど、納得いかない。
物陰に隠れてたり待ち伏せしたり。それって何のための取り締まり? って。

ひき逃げは極端な事例にしても、行過ぎた成果主義(点数稼ぎ)は歪んだ人間性を生むには最適な土壌ではないかと思います。


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