ホーム  > 気になるニュース  > マーケティング  > ネットショッピング調査、頻度は上昇、金額は減少

2009 .09 .26

ネットショッピング調査、頻度は上昇、金額は減少

ネットショッピング、利用回数は増えるも平均購入価格は減少傾向(INTERNET Watch)富士通総研は24日、インターネットショッピングに関する調査レポート「インターネットショッピング2009」の概要を公表した。
(中略)
調査によると、過去1年間のPCによるネットショッピングの回数は平均13.9回、合計金額は平均12万1655円で、1回あたりの平均利用金額は 8529円。2008年調査では、回数が平均13.7回、合計金額が平均12万4212円、平均利用金額が9051円となっており、回数は増加傾向、平均金額は減少傾向にある。
なかなか興味深いデータ。楽天系(市場店舗+楽天直営)の利用者シェアが約40%でアマゾンが13%ですか。楽天が圧倒的ですね。

インターネットショッピング2009

調査パネルのiMiネットはニフティ(富士通)系なんだけど、ここのユーザー属性なのかな。楽天が多すぎる気もする。やっぱり楽天とアマゾンのユーザーってかなり違うと思うけどな。まあアマゾンの予約商品(DVDとか)をギフト注文にして利ザヤを抜いてる人なんかは楽天ブックスも使ってるんだろうな。

途中まで調査パネルに楽天属性が強い、って目で見てたので楽天ブックスの送料無料とか楽天市場のポイントキャンペーンのバイアスが大きいと思ったんだけど、同じパネルが選ぶ「一番気に入ってるネットショップ・ランキング」は5年連続でアマゾンですよ(楽天ブックスは2位、楽天市場は3位)。利用サービスとお気に入りに違いが出てるのは面白いですねぇ。

となると購入頻度の増加と客単価の減少はある程度、全体のトレンドとして評価できますね。

まあ利用者からするとECは送料がネックになるし、顧客獲得の手っ取り早い手段は送料無料もしくは送料込みの低価格になってしまうのでサービス側が作り出してるトレンドでもあるんですけどね。

楽天トラベルみたいな情報マッチングサービスはモノの行き来が伴わないのでいいけど、物販は配送コストが収益を圧迫するのでおいそれと参入するのは難しい。

難しいけど、「利用サービスとお気に入りに乖離がある」というユーザーの声に、サービス改善や参入の余地がありそうです。

▼参考リンク
インターネットショッピング2009(富士通総研)

▼関連エントリー
アマゾンが8年ぶりに「本」送料無料キャンペーン開始
セブンアンドワイ、「セブンネットショッピング」へ社名変更

▼セブンアンドワイ
セブンアンドワイ

▼アマゾン


▼楽天ブックス
楽天ブックス全商品送料無料キャンペーン!コンビニ受取も送料無料 本 通販|楽天ブックス

« ニコニコ動画、有料会員数が50万人を突破 | ホーム | NASA、月と火星に水を発見 »



この他のエントリー

アーカイブ