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2009 .09 .04

自転車事故への対処は保険の整備か?

自転車事故で1300万円賠償命令 パート女性の後悔(産経関西)
大阪市の交差点で自営業の女性(69)が大けがをした自転車同士の事故をめぐり、大阪地裁が7月、パートの女性(60)に約1300万円の損害賠償を命じる判決を言い渡していたことが1日、わかった。パート女性は裁判知識にうとく、裁判所からの呼び出しも放置。判決後に慌てて弁護士に相談して控訴したが、「なぜこんなことに…」と落胆の日々を送っている。
日本はアメリカのような訴訟大国じゃないし、裁判知識に疎くない人の方が大勢でしょう。それに裁判知識があったからといって事故を防げるわけじゃない。
相手が高齢者であれば転倒して骨折する可能性が高く、自転車事故でも重傷を負ったり死亡したりすることもある。高齢化社会でますますこうした事故が増える可能性があり、保険の整備や安全運転への意識づけが必要だ
とは原告側の代理人弁護士の弁。保険の整備って。保険屋の回し者ですか?

少なくとも安全運転の意識はするに越したことはないけど、そもそもは対策すべきは都市計画でしょう。

環境負荷が少なく、誰でも手軽に使うことができる自転車は人類のすばらしい発明。
でも現代日本の都市計画は(景観や緑地の配慮はされてるものの)自動車を中心に設計されている。なぜって巨額の税金と企業献金を納める自動車業界は巨大な圧力団体だから。おカネを背景にした発言力で比べれば自転車業界は極めて小さい。だから基本的に歩道と車道しか考慮されない。

そこに気が付いて自転車業界と市民が一緒になって政治に発言していかなきゃ根本的な対策なんて出来ないと思うのですよ。その発言は経済効果とかおカネの観点ではなくてエコロジーな観点を突いていかないと。おカネの尺度ではお話しにならない経済規模でしかないので。
衝撃は軽かったのに、なぜこんなことに…。自転車事故でこんな高額な賠償金が求められるなんて本当に知らなかったんです。自転車保険に入っておけばと、悔やんでも悔やみきれません
被告となった女性が言う観点は、残念なことにズレてると思うのですね。保険なんて治療費の全額が出るわけでもないので保険屋の懐を潤すだけです。

この記事の論調はどうもおかしなところに行ってる印象を持ちました。

事の本質を見誤らないように自分なりの観点で考えてみる、ということが大事なんでしょうね。

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コメント (4)

katana:

本当に、何でも他人事。

後は誰かがやってくれる。

こればっかりの日本人。

でも誰かに聞いたりすればよかったのにね。

世の中は、一人では分からない事ばかりだから、
ちょっとした知り合いが必要なんです。

一人ですべてが出来るならお店も商品も世の中にはいらない。

この簡単な図式が分からない大人が多すぎます。

他人がいて、自分が有る。
すべてこれです。

単純な事なんですけどね。

「放っておいてもどうにかなるだろう」がどうにもならなかったケースですよね。

周囲の人に聞いたところで解決するとは限らないけど、でも一人で悶々と悩んだり放っておくよりかは誰かに聞く方がマシです。

そういう意味で、「保険の整備」に話しを持っていくところがおかしいんですよ。この記事。

katana:

そうですね、話を違う方向へ持って行く
ニュース多いですよね。

やはり、いつも道理の情報の操作でしかない気がするけど。

この弁護士の発言の真意は分からないですけど、かなりズレてますよね。

まあ意図的にせよそうでないにせよ、論点がズレた発言されると弁護士として任せられるのかと思いますけど。

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